3月議会 一般質問から。

今日はひなまつり。40年以上前のひな人形も素敵ですが、やっぱり、労作である子どもの作品にほっこり。特に大したお祝いはしなくとも、こうした行事を大事にして、人形を出し忘れないことが何よりも大切なのではないかなあと思いながら、ひなあられ…をいただく。

さて、議会は本会議3日目でした。5名の議員からの一般質問と急遽、日程追加をして「ロシア連邦によるウクライナ侵攻に断固抗議する決議」を行いました。決議を出すにも、各会派の文言調整が行われるのですが、「ウクライナ侵略」で提案されていたものを「ウクライナ侵攻」に変更する、あるいは、当初、自民党会派から提案されていた案文で言及されていた「北方領土問題」に関することは削除…などなど。会派代表者会議での作業を経て、速やかに決議案がまとまり、良かったです。ニュースなどで地方議会が次々と同様の決議を行っていると耳にいていたので、多摩市議会でもやるといいかな…と気にはなっていました。ちなみに市長は早々にコメントを発表されています。

一般質問は公明党の渡辺さん、池田さん、壮士の会の斎藤さん、共産党の橋本さん、小林さんという順番。それぞれの質問項目や明日以降の一般質問の予定などはこちらでご確認ください。

渡辺さんの質問をされていた「スポーツ振興と健幸まちづくり」では、スポーツで利用できる学校の校庭含めたグランドなどの夜間照明の提案がされていて、利用者の促進をしていくべきではないかとの提案がありました。私は夜間照明の有無はちょっと置いておいて、スポーツ施設の利用促進は必要だと思っていて、特に、稼働率の低い野球場やサッカー場などの問題を解決してほしいと考えています。今までの使用ルールを見直すだけでも稼働率が上がる気がしています。ルールを変えるというのは、やっぱり、いきなりは難しく、時間をかけながら取り組むべき事項なのですが、今後、検討してほしいと思っていて、予算審議の中で質疑するつもり。

続く、池田さんの質問で取り上げられていた「B 型肝炎 いのちの教育」の副読本については知らなかったので、新しい情報としてメモメモ。池田さんの指摘によれば、多摩市が使用している教科書には「B型肝炎について掲載されていない」ということでした。そうなるとますます副読本が活用できそうですね。教育委員会も前向きな答弁をされていた印象でした。そして、斎藤さんからは教育問題と消防団について、橋本さんからは「聴こえの保障」の観点から補聴器使用者への助成の提案もあり、小林さんからは高齢者の独居問題、米軍多摩サービス補助施設の返還に対する見解が質されました。

橋本さんが指摘されていた「聴こえ」の問題については、若い人たちがイヤホンやヘッドホンで難聴になっていることへの懸念が述べられていましたが、ここは健康問題としてもますます見逃せなくなっているように思います。子どもたちがかっこいいヘッドホンをつけて、ゲームをしていいる姿など目にしている私としても、「確かに、この問題…」…大切な目のことと同様に健康教育の中にも入れていく必要がありそうですね。やっぱり、身体が資本、健康第一で自分自身の「免疫力」を高めておく必要を感じているので、こうした点も含めた自分自身へのマネジメント能力を高めていけますように!…そんな健康づくりを支援できるような環境を作りたいものです。地道地道に健康教育を重ねていくことで「健幸都市実現」の土壌が育まれていくというもの。そこに欠かせない視点は「食」ですね。そして、「食」を考えれば、必ずぶつかるのは環境の問題。

一日を振り返ってみると、質問と答弁と聞いている自分が無意識のうちに「印象に残る残らない」を選別したり、判別していることがわかるのですが、特に今日一番耳にこびりついたのは行政側の答弁…議員側の提案に対して「お金のかかることですので」というフレーズ。答弁する部長さんたちの最初の前置きですね。これに似た表現は多々ありますが、「財政的にも厳しい状況の中で」…という堅苦しい表現よりも「お金ががかかることですので」という表現は優れているように思います。なぜなら、市民にもストレートに伝わり、ものすごいわかりやすい響きなので。この言葉言われると、なんか妙に納得してしまうというのか。行政活動って何でもかんでもタダではないということを思い出させてくれる言葉です。

議会や議員側からの提案事項についても「国や東京都の補助を一部は活かせる」にせよ、市の支出が伴うものに関しては、どんなに良い内容の提案であっても新しい内容、新しい支出が伴う場合には、ただ要望していればいいというものではないですね。こちら側からも、スクラップ&ビルドの視点が伴った提案をしなければ、説得性を高めることはできないなあと。

そんなことを振り返る夜でした。帰宅して一息ついてからは「こどもコロナプラットフォーム」のオンライン学習会に参加。全国から300名ほどの地方議員が参加されていました。多摩市の子どものワクチン接種についても予約が埋まり、キャンセル待ちの状態と聞いたのですが、まだまだ子どもたちの接種に関しては長期的なリスクや効果などについても十分に判断できる情報が整っているとは言い難いのが現状だと判断しています。これは私の判断。もし私に該当年齢の子どもがいると、様子を見ると思います。市長も保護者の方々に伝えているように「慎重な判断」‥そのためにもワクチンに関する情報を丁寧に伝えていきたいものです。