3月議会 代表質問が終わりました。

 

今朝は唐木田駅での活動から。唐木田コミュニティセンターの運営員会の皆さんがとても上手に花壇を作っておられ、だんだんと春らしい陽ざしがキラキラしてくると、花びらも光ります。それを見ているとガサガサしていた心も落ち着く気がします。

今日は共産党の代表質問があり、その次にフェアな市政の出番…準備した通告書を読んで、あとはじっと市長、教育長からの答弁を聞いてから再質問…ということです。予め準備していた再質問事項は3点。会派で確認をしていたおきたいことに絞りました。来月市長選挙であることを考えると、来年度の予算を「骨格予算」にしなかった理由、市長が交代する可能性もあるのにこのタイミングで副市長の人事を提案する理由、それから市長3期目が終わるにあたってケジメというのか、節目をどう考えるのかについて。

もともと代表質問についての答弁に関しても、再質問はせずに「答弁を聴き置く」。さらに、再質問の3点についても市長の考え方を「聴き置く」ことを主にすることにしていたので、「突っ込み足りない」と言われそうですが、今日は淡々と聞くべきことだけ聞いて終わり。私たち会派は市長選に対しては「フラット」と考えているので、市長選挙が終わり、新しく任期が始まった市長が所信表明演説をされる6月議会にて、改めて議論を深めていけばよいかなと。

 

それにしても、再質問で確認した副市長人事の件について…やっぱり納得しがたい。どう考えても、来月の市長選挙の結果を待ってから、新たな市長が右腕となる副市長を決めるべきだと思うのです(現職が続投するにしても)。なぜ、市長選直前のこのタイミングでで副市長を選んでください…となるのか。会派としても個人としても違和感があります。まるで阿部市長が継続すること前提の人事?!まさか、そんなつもりもないのかもしれませんが、でも、そんなつもりに見えて仕方がないというのか。そもそも挙手することがなかなか辛くて難しい提案事項なんですが…。

聞くところによれば、東京都の人事異動などの時期に合わせた格好…つまり、現在、東京都から招致している副市長が帰任して、その後また、東京都から副市長が着任するという感じ。

副市長ってそんなポストなの?!「部課長の人事ではないんだから。」…というのが私たち会派の考えです。

都の職員が市に、市の職員が都に…というようなことは一般的にも行われていることで、そのタイミングを人事異動の時期に合わせることはフツーに行われていることです。でも、事もあろうに「特別職」であって、議会は同意するかどうか議決をしなければならないのです。なぜなら…市長の「副」ですから。その点から、議員として「市長選」を無視して、副市長を決めてしまって良いのだろうかって思う。人物がものすごい優秀で代えがたい人だったとしても…直前に迫る市長選を気にせずに、副市長人事をしてしまうというのは乱暴な気がしてなりません。ちなみに、今日は昼休みに副市長に適任だと東京都が判断された方と議員との対面の場があったのですが、フェアな市政はお目にかかることすら失礼というのか、申し訳ない感じがしてしまい、参加しませんでした。阿部市長の継続が前提になっているかのような人事をしてしまってもよいのか…。他の会派の皆さんは異論はないのかなあ。他の会派には市長選の立候補予定者がいらっしゃるのに。そしてまた、阿部市長の続投を期待する議員の皆さんも「本来、それでいいの?」という疑問は生じないのかなあ…。

いずれにせよ、このタイミングにあって副市長人事の議決を案件として提出する市長の考えとはやや隔たりが。その意味で、阿部市長が「任期の節目」をどう捉えているのかしら?と疑義が生じるわけです。もちろん、阿部市長には「東京都とのパイプ役」を果たす副市長の存在が不可欠だったのだと思いますし、そのことは理解します。必要性に対する実感がものすごいあったのだろうと想像もします。ただ、市長が変われば、必ずしもそう考えるとも限らない。市長選挙がなければ、スッと理解し納得できる提案事項であっても、このタイミングで「副市長を決めてほしい(同意してほしい)」と言われてもな…これが心の叫びです。

私に続く、ネット・社民の会の代表質問でも「マイクロプラスチック問題」と来年度予定されているテニスコートの人工芝の張替え問題が指摘されていて、「そりゃ、そうだよね」と。気候非常事態宣言をし、環境を守っていくことに注力しようと言っているのに、「なぜ人工芝への張替え?‥‥」…まるでアクセルとブレーキを同時に踏んでいるかのような状態は何とも言い難いですね。この件は改めて予算審議に持ち込んで、質疑するつもりなのですが、市民に対して示しがつかないようなことだけはしたくないですね。

今日は代表質問が終わり、一般質問も始まりました。フェアな市政の折戸さんが高校生・大学生の奨学金制度の必要性と地域における孤独死を通じて考えたことなどをお話しされていました。高校生や大学生の奨学金問題というか、学費負担の問題は今後ますます深刻になっていくような気もしています。少子化が進んでいくことで、通塾費用などについても単価がどんどん引き上げられていく感じもありますしね。素市でも何か支援策ができればとも思う一方で、「お気持ち程度」の金額では必要な費用を賄うことができないこともまた事実。そのくらい進学するにもお金がかかってしまう。どうあるべきなのか。市の財政力だけでは万全な制度にできない可能性もあるので、やっぱり国全体の税金の使い方を改めなおすという視点から、高等教育に関する支援策、制度の再構築は必要ですね。いち早くやってほしいけれど。これは政権交代しないと無理なのか…?

明日、明後日、そして週明け月曜日の3日間は一般質問が続きます。明日は桃の節句ですね。