お買い物代行サービス「Twidy(ツイディ)」…クルー体験。

今日は都の選挙管理委員会に政治団体の収支報告書を提出に。原則は郵送か、オンライン申請だったようですが…でも、訂正や修正すべき点があれば、その場で指摘してもらえるというのが窓口でのメリット。一度で用事が終わるということで…。やっぱり、足をはkんでしまったということです。荒谷議員とも遭遇。

その後、渋谷に移動。徒歩で10分かからない場所にライフ渋谷東店があり、そちらにお邪魔してきました…というのは、お買い物代行サービスの見学と体験。「Twidy(ツイディ)」です。このサービスを展開しているダブルフロンティアの八木橋さんとご縁をいただき、もしかすると多摩市内でもこうしたサービスを必要としている方がいるのではないのか?…と思ったので、実際に、どんな仕組みになっているのかしら?と見学の機会をいただいたのです。そして、商品をピックアップする体験もさせていただきました。八木橋さんよりお話を伺って以来、非常に興味津々だったので、コロナ禍だけど…でも、コロナ禍だからこそ必要性が高いかもしれない…ということで思いきって出かけてきました。

 

実は「Twidy(ツイディ)」は1月末にお隣日野市で開催されたビジネスプランコンテストでもグランプリを受賞しています。そこで、やっぱり…潜在的なニーズはあるのではないのか…と思うものです。

 

何と言っても、もともと通いなれたお店でのお買い物ができるという意味では安心感がありそう。私がお邪魔したライフ渋谷東店でも、普段から…あるいは、何かの時にはお客さんとしても利用されている方が買い物代行を依頼しているようです。要するに、もともとお店に対する信頼があるところから出発できるということです。品揃え、その品質…気になりますよね。でも、身近なスーパーであればある程度想像がつくので安心です。とはいえ、ライフ渋谷東店ではネットスーパーもやっています。競合しないのかなぁと思いながら、様子などを見ていたのですが、ネットスーパーと大きく違うのは、「小回り」かなと思います。注文をしてから、最短1時間後には届くというのが強み。ネットスーパーの場合には注文をしてから「お届け時間」までの時間、さらには「お届け時間」の範囲なども考え合わせると、結構な待ち時間がありそうですね。

そして、何しろ…「Twidy(ツイディ)」の場合…商品ピックアップのクルーさんがかなり真剣に商品選びをしてくれるということで、生鮮食品なども「自分が買う気持ちになって選ぶ」という点が良さそう。クルーさんの「質」が問われるという意味では採用の時の見極めも一つのカギになりそうですが(でも、お仕事そのものは難しくなく、日常のお買い物をしていれば誰でもできます。)

せっかくなのでと私もクルー体験。かなり真剣になり、「より良い(良さそうな)品物」を選ぼうと気を遣いました。自分が買い物で選ぶのと同等です。もちろん賞味期限や消費期限もチェックしながらの購入。クルーのみなさんは商品コードも照らし合わせながらピックアップしているそうです。注文した商品を間違いなくピックアップしていきます。ピックアップするごとに、スマホを使用してチェックを入れていくので「間違い」は発生しにくいです。

仮に、注文した品物がなかった場合には、予め、代替品を希望するかどうかの意向も確認しているので類似品などで対応できます。なければ、キャンセルで。もし、迷った場合には、その場で依頼者に連絡をすることもできます。可能な限り、依頼者のオーダーに沿って対応できるような仕組みになっています。

いずれにせよ、商品をピックアップするクルー…ピッカーさんの目利きが問われますね。果物などを選ぶのは難しいですし、アボガドなどがオーダーされたなら、困っちゃうよなあ…というのがクルーを体験した感想です。

そして、クルーの方と利用者の方をつなぐのはメッセージカード。代替品がある場合など、ここにちょこっとメモ書きをしておきます。また、何か伝えたい人ことを書くこともでき、「信頼」をつくるツールだなと思った次第です。こういうの大切ですね。この時は「いつもありがとうございます」という一言を添えて。

ピックアップした商品は専用のカゴに入れて、電動自転車にて依頼者のお宅へ。最近は宅配ボックスを希望されたり、「置き配」を希望される方も多いのだとか。電動自転車で運ぶことのできるエリアを利用者の範囲としているのですが、半径2キロということでは、電動自転車もかなり走り回るんだろうなあ…と思っております。

商品のピックアップも配送するクルーさんも…マイペースで黙々と仕事ができるという点が私はとっても気に入りました。坂道を電動自転車で走るというのは…「水2ℓ×6本」1箱の注文を携えてとなると力仕事だなと思いますが、しかし、スーパーマーケットで新商品をチェックしつつ、あるいは、今日のご飯のメニューを考えたりしながら、ウロチョロとできるのはなんと楽しいことか!リピーター利用者さんの注文は次第と、その好みまで何となく察知できてしまったりするのかもしれません。私のようにいつもワンパターンのお買い物、ワンパターンのメニューしか作らない(作れない)場合には冒険してアレコレ購入するわけではないので。その意味では、自分では選んだことのないというか、選ぶことの少ない商品を手に取れるという楽しみもあります。ワンパターンというのは、「買い物動線」についてもワンパターンというわけ…しかも時短を優先しているので、店内をすみずみまで見るなんてことはめったにありませんし。

ということで、私は商品ピックアップクルーのお仕事も魅力的に感じました。もちろん、お仕事として受けるので、きちんと配達時間なども意識しながら対応することは求められます(のでノロノロしていいわけではありません)が、とにかく一人マイペースでこなせるお仕事であり、何というか…余分な気遣いをしなくていいのでその点気楽。とにかく生鮮食品ついては、とにかくよりよい商品を選ぶという自分自身の感覚というか技量を磨くこともできるような気もするし。良いことづくしだわ!と思ったのでした。

 

最近はネットスーパーもあれば、お買い物した商品を配達してくれるようなサービスも行われていますし、いろんな組み合わせでお買い物の工夫がされているのかなと思います。「Twidy(ツイディ)」を利用される方からは「お買い物に行った帰りにタクシーに乗車することを考えると便利」と感想を述べられる方もおられるようですね。

「なるほど」…確かに…。

新しい選択肢としても、魅力的。コロナ禍の外出自粛の時には利用者が増えたとも伺いました。今後、多摩地区でのサービス提供も視野に入れながら、事業展開されていくとも伺っています。お買い物に不便を感じたり、苦労を感じておられる方の一助になるようなサービスとして注目されていきそうです。

今のところ、大々的な宣伝をしていないので、じわりじわりとサービス展開を広げているようですが、このサービスを展開していくときには、同時に商品ピックアップのクルーさん、配送担当のクルーの方も募集をしなければなりません。「働き手」を考えてみると、私のようにスーパーマーケットが好き!…という潜在的な希望者もいるような気はします。配送をどうするのかについても実はいろんなパターンで考えることができそうですね。(既に…こんな取り組みが)そんなわけで、とても充実した‛お買い物代行サービス「Twidy(ツイディ)」’体験でした。多摩市でもやってみたいなあ。

 

それにしても、渋谷駅からすぐのスーパーマーケットだけに?!…駐車場に入ってくるのが高級車ばかりというカルチャーショックというのか、地域柄を感じてしまったのですが、ひっきりなしの来客の多さにも驚きました。もともと渋谷駅近に庶民価格のスーパーマーケットがあることにも驚いたのですが。ちなみに、お買い物代行サービスなのですが、お天気によって依頼が左右されるようなことはあまり感じないということを伺いました。そして、クルーとしてお仕事をされている学生さんともお話しすることができましたが、「空いている時間にできるし、コロナ禍でなかなかアルバイトが見つからなくて、めぐり合えてよかった」と直接伺うこともできました。

しかし依頼が殺到した時は大変そう。基本、クルーさんにもシフトがあり、集中力が切れないような時間幅にしていると伺いました。予め依頼数が把握されておらず、当日に依頼が来るので、その日によって仕事力は変わってくるようですが。「間違いのないように商品を選ぶ」というのも、依頼が多い時など、神経を使って使って…となるので、とっても疲れるのだそう。また、スーパーマーケットですから、冷凍食品コーナーなどは場合によっては「寒い!」とのこと。

いろいろ見聞きすることができ、短時間ではありましたが、なかなか充実した見学体験になりました。お世話になりました!

 

(余談)わざわざ都内まで足を運んだので、「仙太郎」にも立ち寄りました。新商品をゲット。楽しみ!