「多様」と向き合えるかどうかが大事。

今日は午前中は三市収益事業組合の定例会前の事前の打合せ。構成する稲城市、あきる野市、多摩市から選出されている2名ずつの議員の一方が「代表」となっていて、代表者で集まる会議なのです。以前は各議会から3名ずつ選出されていましたので、「代表者会議」というのもなるほど…と思えたのですが、今は2名ずつであって、代表者会議のメンバーが各市議会から1名と、議長だからと私も加わるので4名がメンバー…代表者以外のメンバーは2名という…。それなら、一気にやってしまえばよいのではないか?なんてついつい思える今日この頃です。でも、事前説明の場でいろいろ情報交換できるのは有意義であって、一部事務組合議会の定例会というのは「定型どおり」であって、イレギュラーなことは起きづらく、とにかく事務局の進行通りというかイメージしている通りというのか、シナリオに沿って議事を進めることが重要であって、そこでの議長の役割というのは「司会進行」そのものなのです。

その後や市役所に戻って、一般質問を作るためのヒアリングなどなど。教育長ともお話をさせていただき、GIGAスクールだと前のめりになりすぎないでほしい…というのか、何にも変えがたい子どもたちの「健康」を守るための取組みにも配慮をしてほしいと伝えてきました。そのために教育委員会でできることは何かを探るための質問も加えたいと思っています。また、施政方針でも触れられている「子ども・若者総合支援条例」のことも質問しようと思っていますが、条例制定をする意義、必要性、それに伴う効果、期待できること等など…単に制定するだけで終わってしまっては困りますので、そのことにも触れていくつもりです。担当している課長さんと意見交換をしまして、「理念条例」として制定していくと伺いましたので、その視点で、改めて、現在進行中の会議での議論など確認したいと考えています。これは週末への宿題。

教育長と話している中で出てきたのは電磁波問題。GIGAスクールとは切っても切り離せないインフラにも直結する課題です。「国が安全基準を示しているんだから大丈夫」と言い切れない側面もあることを認識しつつ、「不安や心配」の声が保護者の中にあることにも配慮していくことが大事だと思う…との姿勢を改めて強調されていたことが印象的でした。「そんなこと、心配する必要ないよ」…と言いきられる場合も多い。むしろ、電磁波への不安や心配に言及することに拒否反応を示すのではなく、組織のトップが「多様なお考えがあり、意見がある」ということを認めた対応に心配りをしようというのはありがたいことです。こうした「向き合う姿勢」があるかないかによって、随分と異なると感じています。

教育長は「多様な意見があることを受け止めなければならない」とおっしゃっていました。そして「できる限り不安をなくせるような努力も大切」と。アレルギーなども含めてですが、実際にその立場になってみないと辛さがわからないこと多いです。「そんなことあるわけない。国の安全基準通りにやっている…」と頑として譲らないお役人さんもおられると聞いている中で、こうした姿勢があることにほっとするものです。

 

さて、明日は都庁へ行って、政治団体の収支報告書を提出してこようかと思います。