2021年が始まりましたね!

今年は年末年始があっという間に終わった気がします。今日は会派でも新年初めての顔合わせがあり、今後の活動などの打合せ。それにしても、去年と全く同じで、「市役所の建替え問題どうなるんだろう」という同じ議論から始まるという…。「なんか、去年と同じ議論してる…」ということで、手狭になっているなおかつ老朽化していて、耐震性能にも問題があり、災害時緊急時の避難場所として機能も果たせない庁舎…建替え問題への取組みは新型コロナウイルス感染拡大を背景に停滞しているというか、進んでいるのか進んでいないのかすら見えてこないわからない状況とも言えます。

「移転建替え」と言っていたのも、「移転」はしないことになったのか…?

ということも含め、とりあえず、可視化されている議論の終点を辿ってみると、遡ること4年前の「多摩市役所庁舎の在り方検討委員会」の報告書。ここで思考停止してしまったのか?その後、優先して取り組んできたのは…?

私たちの会派は、市役所建替えあるいは頑丈な物件を賃貸することも考えられると思っていますが、とにかく今の老朽化した庁舎への対応は急ぐべきだと主張をしていて、取り組みの優先順位は上位にあるとしています。もちろん、華美に豪華にある必要はなくとも、いざというときに機能不全に陥らないようにすべき…ここを否定する人はいないのではないかと思っています。市役所建替えというと反対の住民運動などが起こりがちですが、今の多摩市役所の現状はそうも言っていられないに切実で、年々危険度が増していると捉えているのです。

ですので、そのために必要な財政計画も立てていくべき、だとするなら、将来の財政フレームに基づいて立案されてきた公共施設の再配置問題とつじつまが合わなくなっている図書館再整備問題も立ち止まるべきであり、旧北貝取小学校の大規模改修と新施設の設置(恒久的に「市民活動交流センター」「ふるさと資料館」にする)についても、一旦立ち止まって良いのではと訴えてきましたが、議会の大多数は市長が進めている方向にお墨付きを与えている状況で、ちょっと一息置くという選択は眼中にもないようです。

新型コロナウイルス感染拡大の勢い…国全体での後手後手の対応に翻弄されていることも否めないとはいえ、しかし、財政的には厳しくなることが予測される中、新規の建設事業などは見合わせていくという選択肢もあってよいのでは…と今でも思えてなりません。

とはいえ、議会でも議決を得て、市長としては堂々と進められる状況になっていることもあり、私たち会派も主張を変えるつもりはないものの、不安と危惧が高まる一方という状態とも言えます。その場凌ぎで何とかなってきた…何とかしてきた…この状態と状況を変えていくことが大事ではないのかなと思ってきましたが、「入ってくる税収(予算)を余らせるな。使いきれ。」という沁みついたしきたりというのか、役所の振舞いを払拭するのはなかなか難しいのか…。「予算はあるんだから、使いましょう」…ここは、節約を心がけている私のやりくり、お財布事情とはずいぶんと異なる感覚でお金が使われていく気がします。何かの時には「借金をすれば」…とか、将来世代との負担の分かち合いで対応すればよいのだから…という「世代間負担の公平性」も既に崩れているはずなのに。

新年早々から、そんな意見交換というか、談義となり、「今年もよろしくお願いします。」「言わなければならないことは、しっかり言っていく。」ということで意識合わせをして、今日の会派ミーティングは解散です。行政に対し「そうではない」と反対の立場や否定的な意見を述べ続けるというのも、ラクチンではないので。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。