今日は一般質問は最終日で4名が発言して終了しました。きりき議員、大野議員、飯島議員と渡辺議員と4名。飯島議員が力作というのか、とても長文で質問通告書を提出されていて、新型コロナウイルス以外の要因で死亡している数が多いこと、PCR検査陽性者数が急増しているものの重傷者や死者の割合は多くないということ、PCR検査の精度の問題、私の周りでは少なくない方々が視聴されている学びラウンジの徳島大学の大橋眞先生のこと、そしてまた新型コロナウイルスのワクチン接種のこと…などなど取り上げておられました。
個人的にはワクチン接種についてはとても気にしているのですが、ある意味…自民党会派所属の議員が「多摩市としてはワクチンの安全性が確認できるまでは実施するべきではない」という発言は心強いものです。市側の答弁は「安全性とともに有効性が妥当なワクチンが開発されたときに備えて準備を進めていく必要があると考えており、国や東京都などと連携し、適切な対応を図っていきたいと考えている」ということでしたが、そもそも新型コロナウイルス対応に限らずですが、「ワクチンって安全なの?」には大いに疑義を唱えておられる方もいらっしゃいますね。ワクチン被害の問題はあまり取り上げられることがありませんが、実はとても怖いことも頭の片隅に入れておくことは大事なことだと考えていて、ワクチン接種の義務化だけは避けてほしいと思っています。
飯島議員の発言というのは、新型コロナウイルスを「正しく恐れる」という視点に立った質問と受け止めたのですが、市側も答弁していたようにもともと持病がある方、高齢者は気をつけていく必要があるというのはその通りだと。私は気をつけていくというのは必要ですが、「行き過ぎた清潔」というのか、除菌しすぎる傾向については却って、「常在菌」まで殺してしまい、身体の免疫力まで低下させてしまうのは知られた話でもあり。「ほどほどに」ということと思うのですが、あまりにも神経質になりすぎて、「うつ」みたいになってしまう場合もあると聞きます。斎藤環先生の「コロナ・ピューリタリズム」も一読の価値あり。
すぐにはコロナ前に戻ることはなく、すでに向かっているのは「新しい生活様式」のある社会…そこに向けて私たちはどう行動様式を変え、人間らしく生きていけるのだろう?とふと考えさせられるものです。
さて、大野議員の質問で取り上げられていた「性教育」の問題。東京都がやっと「性教育の手引き」を改訂しましたし、性教育というのは「相手を大切にする」という意味では「人権教育」でもあると思っているので、市教委としてもどのように取り組んでいくのか注目される事項のひとつとも言えます。性教育に対しては都議会でものすごくバッシングされて以来、「触れぬようにしてきた」という話題の一つにもなっていたと受け止めていますが、まさに「寝た子を起こす」というのは「性教育」の捉え方がやや(かなり)歪められているとしか言いようがなく、「正しい知識を身につける」ことは自分を守り、相手を尊重することにもつながっていくもの。多摩市の教育委員会でも「人権教育」という観点から、改めてその取組みを考えてほしいと思うものです。
中村桂子先生の「こどもの目をおとなの目に重ねて」が届きました。最初のところだけ目を通しました。ぜひ、「はじめに」のところだけでも…パラパラと書店で立ち読みされることおすすめします。「はじめに」のところ、繰り返し読んでいたいと思える内容です。
明日は補正予算の審議が中心になるかな。いくつか確認しておきたい事項があるので、質疑する予定。