8月になりました。連日、新型コロナウイルスの感染が拡大していることが報道され、不安や心配を募らせながらも、「新しい日常」やら「withコロナ」と言葉が飛び交う中で日々を過ごしておられる方も多いのではないかと思います。
7月31日の市議会では東京都に対して意見書をあげることを決めました。「新型コロナウイルス感染者情報の公表及び市PCR検査センターへの財政的支援を求める意見書」。表題の通り、新型コロナウイルス感染情報について、個人情報やプライバシーには配慮しながらもう少し詳しい情報を提供してほしいこと。例えば年齢、男女別、症状の程度や療養の状態等…ですね。市民の安心につながるような情報発信をしたいと思っても、すべて東京都の提供情報に基づくしかない…というのが実情。ここへ来て、ようやく退院者の数についても公表されるようになりましたが、何を躊躇して今まで明らかにしなかった数字なのか?と疑問で仕方ありません。
そしてまた、もう一つの要望事項としては、PCRセンターの設置運営に関わる費用について財政支援を求めるというもの。都知事によれば、秋にかけては一日1万件の検査を実施できる体制を整えていきたいというようなことを耳にした気がします。それに伴う療養施設の確保ができるのかも気がかりですが、いずれにせよ、各市でも医師会などと連携して設置している検査センターへの支援は必要不可欠とも言えます。
東京都にとって無理難題を陳情するような内容にはないと考えていますが…。その対応の行方は注視していきたいと思います。多摩市議会から東京都に出す意見書をベースにしながら、東京都26市の市議会議長会でも同様の趣旨で意見書を提出する運びになっていくようです。「正しく恐れる」ということが大事だと言われている割には、そのために必要な情報が公表されていない状況は速やかに改善されるべきですし、検査体制の拡充をめざすなら、伴う経費に対する支援も必須だと思います。
今日は梅雨明けが宣言され、いきなり熱中症対策も…。マスクをしていると、本当に苦しい。マスク着用で階段や坂道をのぼると苦しくなりますね。「3密」を避けて…と言われますが、屋外だと感染リスクは高くはないともされています。ぜひ、体調に合わせて、無理やりマスクをして逆に健康を害するようなことが無いようにと思います。人通りがそれほどなければ、マスクは外していてもいいと私は思いますし、私も前後に人がいなければ、マスクをしばらく外して、マスク内の空気交換をしたりします。ソーシャルディスタンス2、3メートル確保されていればいいので、人とすれ違うことがわかればその時に前もってマスクをし直したり、工夫しています。
今年の夏はいろんなことに気をつけなければならなくて、ますます気も休まらず…となりそうです。広々とした空と海の写真を見て、「行きたいなあ」(泳ぐわけではない)と勝手に海風を感じ、深呼吸してみたら…?を想像するのもまたいいかもしれませんね。一日でも早く、心穏やかな暮らしになることを願うばかりです。でも、きっと、「元に戻る」ということはないのでしょう。
どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけて、暑い夏を乗り切っていきましょう!