今日は会派のメンバーと「議員活動のコンプライアンスと政務活動費」に関する実務講習会に参加しました。実務者…ということですので、議員バッヂをつけている方もおられましたが、議会事務局で仕事をされている職員さんもいらしたようです。
ある意味、当たり前のこと…とは思いつつも、法律に基づいた説明、あるいは政務活動費のことについては判例などの解説もいただきながらの説明があり、とても勉強になった時間でした。
特に政務活動費のことについては、もう一度、おさらいもできた感がありますが、裁判所での判断も意外と定まっていないというのか、明らかにNGの場合もあるそうですが、その都度その都度判断されているということを伺うことができました。
多摩市の場合には月2万6千円の政務活動費。事務所費や人件費、あるいは議員個人の広報費用などに使うというよりは、視察や研修などへの参加費、交通費、書籍購入費などに使われることのほうが多いのかなと思います。そしてまた、政務活動費だけで活動費すべてを賄うことはまず難しいですね。でも、最終的には返還金が生じてしまうという…。例えば、交通費は月に5千円までと決められていたりと正直、行動範囲を広げて、都内のほうに出かければ…あっという間に上限を超えてしまいます。
それにしても、政務活動費…基本的には議会活動に資するものと言われるわけですが、そこには「政治活動の自由を尊重する」ことが保障されていて、それはとても幅の広いものであって、最終的には市民に対して説明できる内容であるかないかが問われるだけのような気もします。多摩市議会の場合にも事務局職員さんが年度末になり、政務活動費の使途報告についてもチェックをされているのですが、かなり幅広で活動の自由を妨げないようにと気遣っておられる気もします。
いずれにせよ、私たち議員一人ひとりの意識が大事になりそうです。会派全員で研修会にしたので、内容を共有しつつ、もう一度、ルールを見直してみたいと思います。久々に議員活動とは何か、どうあるべきかの原点を振り返ることのできる良き機会でした。
しかし今日は寒さに挫けそうな一日でした…。