3月議会 補正予算などなどが可決。

昨日は、だいぶエネルギーを消費した一日。今日は願ったりかなったり?な休会でした。おかげで、ちょっとした用事ができてラッキーでした。休会とは言え、市議会では来週から始まる来年度予算審議に向けた準備をされている議員さんも登庁されておりました。

さて、昨日の議会。補正予算他人事案件含め、市長の提案事項は全て可決されました。ただし、全て全会一致で可決したわけではありませんでした。市議会というのは市民社会の縮図と言われます。市民は価値観、考え方も多種多様はなずであり、賛成も反対もあっていいと思うわけですが、阿部市長になってから「全会一致」という結果が多すぎて、何となくう違和感を感じてきました。ですので、全会一致にならず「賛成多数」で可決…という結果になると、何だかホッとします。

特に、昨日は市長が専決処分を行った「学校体育館にエアコン設置工事の件」について。「専決処分を行ったことを致し方ない」「専決処分を行ったことを高く評価する」「専決処分を行う緊急性について理解しがたい」とさまざまな立場からの質疑応答が行われました。

個人的にもこの件が専決処分されたことは非常に不本意なことと思っておりまして、市議会としてはもちろん必要ならば臨時議会を開くというスタンスだったわけですが、そもそも臨時議会など開くような心づもりもなかったようですし、ずいぶんと重要なことを専決処分してしまうものだなあと思ったものです。

今回は「子どもの命最優先」という理由を掲げながらの体育館へのエアコン設置(モデル事業として)だったわけですが、「市民のために」なんていう理由はいくらでもつけられる、そのことを伝家の宝刀のように持ち出せば、何でもかんでも専決処分することも可能になるのではないか・・・今回の専決処分が悪しき前例になるのではないのか?とう危惧も出されました。

そしてまた、そもそも「学校体育館にエアコンを設置していく」という重要な意思決定の過程が明確とは言えないという点も厳しく指摘されていました。萩原重治議員が「災害級の猛暑だからエアコンを設置する。しかし、一方で地球温暖化に向けて行動をしなければならない」…ダブルスタンダードになっているのではないか、学校教育の中で矛盾が生じている!!と気持ちがいいくらいに明確にスパッと指摘をされていて、そのことを一体どう子どもたちに説明していくのか?とかなり強く尋ねておられましたが、全くその通り。

これについて、教育長もご自身の立場から「ご指摘の通りで、二酸化炭素削減など地球温暖化に向き合い行動できる子供たちを育んでいくことも必要だけれど、しかし、青春時代の大切な1ページにもなる部活動への取組みも応援しなければならない(なので中学校の体育館にエアコン設置をしたい)」と述べておられましたが・・・。

市長専決処分は最小限に留めるべき・・・とする見解があったとしても、そしてまた、状況的にも東京都との関係で急がねばならないとしても…専決処分で対応したのは多摩市だけみたい…。その意味では問われる姿勢がありそうです。

 

また、昨日の議会では「受動喫煙防止条例の制定について」の議案上程にあたって、萩原重治議員が総括質疑を行いました。これまた私たち多摩市議会では滅多に行われていないことなので、イレギュラーな感じでしたが、私は必要に応じ、委員会で詳細な審議をする前段階で、総括質疑を行うことも大事ではないかと感じた一コマでもありました。

 

帰宅してから、一年間発行してきた自分の活動報告「ほうれんそう」を読み直しました。それから、新しいニュースを作成するためにあれこれ考えているだけで夜が更けていくという…。新しいニュースが届きましたのでポスティングする段取りもしておかねばなりません。今日はたまたま休会になりましたが、明日はもともとも休会日となっています。少しホッとしつつ、週末の公務の合間を縫って、自分の活動をどうしようかと考えなくちゃと思います。