3月議会 一般質問の締め括り。

今日は一年間・・・修了証を受け取るための出席日数をカウントしながらの手話講習会初級講座の最終回でした。何とか通い続け、今週末の閉講式を無事に迎えることができそうです。初級講座で学んだことをしっかりと身につけて、どんな時にも使えるようにするにはまだまだ時間が必要です。もう一回、初級講座で学びたいくらいなのですが、次は中級にステップアップすることとなります。

そんなことで、ラジオで「ビーカープリン」の話しをしていて、どうしてもプリンを食べたくなったので…帰り道にスーパーへ。本当は欲しかったプリンが売り切れていたので、別のプリン。「プチモンブラン」ということで、あまりにも量が少なすぎたわけですが、まあ、身体にはやさしい大きさだったかもしれません。ビーカープリンは市内デパートなどでの催事を期待して待つことにしようっと。

さて、市議会本会議は一般質問が行われました。一番最後に発言した桐木ゆたか議員が「平成最後の一般質問」と冒頭でおっしゃっていましたが、確かにそうですね。平成最後の定例会ですね。そんなことで私は平成最後…議長を務めさせていただくご縁があるなとか感じつつ、新しい時代には一気に「昔の人」になってしまいそうな予感。そもそも「昭和生まれ」という響きにもレトロ感アップ。

今日の一般質問は、向井かおり議員から始まりました。生活者ネットワークのローテーションルールで今回限りで引退し、新しい方にバトンタッチすることが決まっています。でも、向井さんの持つ視点、あるいは質問の鋭さにはいつも驚かされますので、本当はもっと市議会で活躍してほしいなあと個人的には思うものです。今日の質問は「環境部の復活は何だったのか?」という刺激的なテーマ。阿部市長が環境部を復活させたことを評価し、大いに期待してきた議員の一人として、また環境政策を引っ張ってきた議員の一人でもあった向井さんの主張には説得力がありましたね。対する、行政側の答弁があまりにも情けない感じ…というのか、答弁する部長さんたちもある意味、とても正直?というのか、形勢悪くなると途端に声が小さめになり、自信の無さが声色で表現されておりました。

いずれにせよ、部長さんたちの答弁…もちろん議員に向けて、ひいては市民に向けて発せられるものですから、なるべく事実に即して・・・ということが大切だと思っていて、「その場凌ぎ」というのは最もよろしくないわけですし、後味も悪いなと思うわけです。そしてまた、「その場凌ぎ」の部長あるいは市長の答弁というのは、それを耳にしている部下にとっても決していい影響は及ぼさないだろうと思うものです。全く取組んでいない、あるいは不十分にしか取り組んでいないにもかかわらず、いかにもやっているような風に答弁するとか…それはややルール違反というのか、「市長の顔に泥を塗らないために一生懸命の配慮」なのかもしれませんが、「取り繕い答弁」になってしまうのは、いろんな面でプラスにはならない気がするのでした。

その後、引退表明をされている同じ会派の増田匠議員からは4期16年間の議員生活を総括し、これまで一般質問などで取り上げてきた内容を盛り込んだ内容での質問。増田さんはつねにつねに、後援会の皆さんと一緒になって質問づくりに取り組んでこられていて、その視点はいつも「新しいまちをつくっていく」ということではないのかな?って私は理解してきました。ものすごく地域に特化し、後援会の皆さんの活動地盤でもある「乞田地域」の課題解決が中心の質問とは言え、でもやっぱり、そこから見えてくる政策課題は浮き彫りになっていたと私は思ってきました。
「議員になんてなるとは思っていなかったのに、気がついたら16年になっていた。」といつもおっしゃっています。その気持ち、私もよくわかります。「議員になるために地域活動をはじめる」という場合も…往々にしてあるわけですが、増田さんは「地域のために」がいつもいつもスローガンでしたし、「議員になるために」なんてことは全く考えてこなかったというのが同じ会派で活動するようになってしみじみと感じさせられるのでした。

質問時間が終わったとたん、増田さんの笑顔が印象的でした。そして、向井さん、増田さんにとっては最後の一般質問が終わった時、議場から拍手が湧いたのに心があたたかくなりました。なぜなら、党派、会派とか関係なく、むしろ自民党会派の議員の皆さんが率先して拍手をされている感じがありました。自民党会派の皆さんの心の広さというのか、「人として」という部分を感じさせるところがさすがだなと思ったわけでした。

そして、橋本由美子議員、安斉きみ子議員、最後の桐木議員と一般質問は続きました。橋本議員や安斉議員はいつもていねいな調査活動、勉強熱心で真面目な議員活動を重ねたうえで組み立てられたいつもながらの質問、桐木議員も持ち味を発揮しての質問をされていました。

議長として自分自身が発言をするという意味で言えば、一般質問から遠ざかった2年間・・・議会でともに活動する議員の皆さんの質問に対する行政側の答弁内容以上に、その態度などなど・・・議長席ではホント、さまざまなことを感じさせられました。そのことはまたいずれどこかに書こうかなと思っておりますが、一般質問…私もそうですが、何度やっても「いつも緊張する」んですよね。議員の皆さんの緊張感がそれこそ毎回毎回伝わってきて、この緊張を行政側のみなさんは共有して下さっているのかしら?と思ったりします。

一方、答弁する側も「緊張」しているのだと思うのですが、部長さんたちはだんだんと慣れるんだなあと思うのですね。「慣れる」こと自体は悪くないことなのですが・・・。

明日の本会議は今年度補正予算からの審議からスタートです。