全国地方議員サミットへ。

全国地方議員サミットへ。会場の早稲田大学大隈記念講堂は座席を見つけることが難しいくらいの満席状況で大賑わいでした。「地方議会頑張れ!」とのエールを込められての話しに元気づけられた参加者も多かったかもしれませんね。そしてまた、参考になる話も伺うことが出来ました。特に、大西一史熊本市長からの「震災復興と地方創生」は実体験に基づいており、非常に示唆に富んでいるなあと思いました。災害時には議員さんの「人間性がとてもよく出る。本音が出る。」とおっしゃったことには、なかなかリアリティがこもっていて「さもありなん」と思いました。

当時、熊本市議会には災害時の議会あるいは議員の行動について決め事がなかったため、議員が個々に市の幹部職員などに電話をし、地域からの陳情をつないでいたという話しもされていました。多摩市議会では、すでに業務継続計画(BCP)を策定しています。その中では議員が地域などで個別に集約した要望や要請事項については、「議会」で一旦取りまとめ、市の災害対策本部に伝達することにしています。こうした議会、議員の行動ルールは年に一度ずつ確認し、私たち議員の意識にもきちんと根づかせていくことが必要だなと思いました。

大西市長はツイッターを活用されていましたね。そのことも紹介されていました。今回の大雨でも、岡山県総社市の片岡市長がツイッターを活用されていますね。ツイッターを活用することについては「間違った情報を出すことができないので、なかなか難しい面もある」とおっしゃっていたのもそうだなあと思います。でも、大西市長のツイッター、とてもわかりやすい。発信力もあるなと感じています。情報を出すって慎重に慎重を期すというのは、本当にその通りで、私もこう見えて結構、気を遣っております。

というわけで、「議会力強化のための議会事務局の変革」をテーマにしたセッションを聞きたかったのですが、明日に出番をいただいているパネルディスカッションの打合せをしていたために、聞けずじまいでちょっと残念・・・しかし、明日、1時間のパネルディスカッションで「多様性のある議会に向けた実践と課題」というテーマをこなすことができるのか心配。