明日から「全国地方議員サミット2018」。

明日から「全国地方議員サミット」に参加します。畏れ多くも出番をいただいておりまして、それに向けてちょっと勉強しております。地方議会に期待されていることを考えたり、あとは、パネルディスカッションでいただいている「お題」は「多様性のある議会への実践と課題」という実はかなり難しいテーマを与えられていて、何を言えばいいかと迷っております。

しかし、全体テーマである「議会のチカラで地方創生」というのも、すごく高い目標だなあと思っていて、その「議会のチカラ」なるものへの期待感を有権者がどのくらい持てているのかを考えると、道の厳しさを肌身で感じています。

それにしても、議員がなぜ「先生」と呼ばれるのかが私の中では、今でも「謎」。私でさえも、「先生」と呼ばれることがあり、躊躇することがありますが、そうした文化が「議会のチカラ」を削いでしまうのではないか?とか思ったりもします。

いずれにせよ、「地方創生」というのもまた、市町村が努力義務とは言え「まち・ひと・しごと創生総合戦略」なるものを策定させられ、努力義務だけれど、結果的には「戦略が策定されていてこその国からの補助金」という構図になっているために、いずれの自治体でもこぞって戦略策定をしているだろうし、国からは策定するためのマニュアルまで示されているし。

そこに一体「議会のチカラ」がどう反映されているのか?…って思っているのですよね。少なくとも多摩市の場合にはいつもどおりのやり方で、市民参加方式を取り入れ、一応、議会からの意見も何となく反映させて…ということになっているけれど、それがどれほど重視されていて、生きる計画になっているのか?と言えば、個人的には「国からの補助金をもらうためのツール」として無理矢理に策定したような印象の方が色濃い。国からの補助金をもらう涙ぐましい努力がある・・・それ自体を否定するわけではないものの、まあ、行政が計画を作るところに注ぐエネルギーはものすごいわけであって、その力を他所に注いだ方がよっぽど「地方創生」のエンジンが駆動するんじゃないのかな?って思うというのが正直なところ。

国のマニュアル「8-1 地方議会による議論 地方版総合戦略については、議会と執行部が車の両輪となって推進することが重要であることから、各地方公共団体の議会においても、地方版総合戦略の策定段階や効果検証の段階において、十分な審議が行われるようにすることが重要です。」なんてことも書いてありますが、ここで求められている「十分な審議」って一体どういうものを想定しているのかなーとも思ったりしますね。

「議会からの意見を聞いて、住民のためによりよいものをめざす」

こんな姿勢で日々の業務遂行をされている職員さんたちがどのくらいいるのか?「議会ってうるさい」くらいに思われているのではないかと思いますし、実際に面と向かい「議会が邪魔だ」ぐらいなことも言われたことある私にとっては、まあいろんな意味で「地方創生に議会のチカラ」なんてことを真に受けている人がどこにいるんだろう?

とついつい斜に構えてしまいますが、まあ、それはさておきで、明日からの2日間、いつもとは違う場所でいつもとは違う環境で学んできます。

大雨による被害が徐々に明らかになります。我が多摩市の場合は?と考えてしまいます。「避難所って、みんなが避難して大丈夫なの?」と市民の方からも尋ねられました。点検しておきたいですね。そして「自分自身での備え」も促していかなければならないと思っています。それしても猛暑でもあり、避難生活も身体に堪えることと思います。厳しいでしょうね。心からお見舞い申し上げます。