他市へ視察など行くと、必ず「議場」を見せていただくというのがお決まりになっていて、他市から多摩市議会に視察にいらした皆さんも必ずと言っていいほど「議場」をご覧になるわけですが…。他市の場合、その多くは国会を小さくしたような感じで傍聴席が2階席だったりするものの、多摩市議会の場合は議長席だけがちょっと高みにあって、あとは全てフラットなので、一風変わっています。議員になるまで市議会に足を運んだことのない私は、もちろん他の市の議会にも傍聴にも行ったこともなく…言ってみれば「多摩市議会がスタンダード」になるわけで、他の議会へ行くたびに見せていただく議場の豪華さに驚いたものです。
ここしか知らない・・・というのは、「これがスタンダード」であるし「これが当たり前」となってしまうので、他を知る努力を怠ると、ホント井の中の蛙になってしまうと感じます。ですので、やっぱり、いろいろな場所に足を運び、情報を得ることはとても大切なことで、他を見ようとする心がけがないと、すごく狭い視野しか持てなくなるような気がします。なので常日頃、自分自身の活動も少し離れたところから、捉えなおしてみることも大切かなって感じています。
ところで、かつて、市議会のウオッチャーと称して活動チェックをされていた市民の方で「議員が議席を離れていた時間、回数」を記録されていたことがありました。そのことで議員が会議中に離席することが減ったと聞いたことがあります。なので、今はよほどのことがない限り、議員が議席を離れることはありません。でも、生理現象は仕方ないですね。私の場合、議会がある時はなるべく水分を取らないようにしています。議長だからというのではなく、以前からそうしています。コーヒーを2杯飲むところを1杯でやめておくとかって感じです。単なる気休めなのかもしれませんが。とにもかくにも、途中でお手洗などに行く場合などは仕方がないことと思っていますが、それについても「我慢しろ」と言われてしまうと困るなって思います。
今日の一般質問も淡々と進みましたが、公明党さんや共産党さんは「住民アンケート」をそれぞれされているようですね。その声をもとに、質問をされていましたので、地域に根ざして活動されているんだなあと感心しました。一軒一軒、訪問活動をしながらアンケート調査をされているとすればなかなか大変そうですね。アンケート調査はそこから上がってきた声の分析がとても大切になると思っているので、ただ単に「こういう要望がある」というだけでなく、そこから見えてくる課題をしっかりと政策に結びつけられるとより良いなあって考えています。議会が春に実施をした意見交換会でも多くの声が寄せられたのですが、一つ一つ個別に対応するというよりは(もちろん、個別対応が必要な内容もあるが)、集まった声の中から共通項などを見出し、多摩市の政策にいかにつなげていけるかだと思っています・・・。
そういえば、今回の定例会は傍聴者がいつもよりも多い印象です。何となくでも本会議場に足を運んでくださる方がいらっしゃり「ちらり」とでも覗いていただけるのはうれしいことですね。そして、議会開会前に池田けい子議員による「ミニ手話講座」をやっていて、これは傍聴者の方からも好評なのですが、つい先だって「手遊びのように思える」とのお声をいただきまして、いろいろな捉え方があるのだなと思ったところです。池田議員は既に「手話通訳者」のレベルの域に到達すべく、今、講習会に通っておられるのです。私はまだまだ初級講座で「まずは自己紹介ができるように」のところで既に躓きそうですが…とりあえず、36回講座の8割以上の出席を目標だけはクリアすべく頑張らねばと思っております。手話を学んでも使う機会がないと忘れてしまいそうなので、毎日、ちょっとだけでも手話を使う時間があると私にとっても有意義だなって考えています。手話のカタチには意味があるので、その解説があると覚えやすい。池田議員の解説は私が手話講座で習ってきたことの復習にもなっていて助かります。
写真は折戸議員の畑で収穫された朝どり野菜です。ミニキュウリがとてもおいしいです。明日で一般質問は終わり。ようやく週末…と思うと、あとひと踏ん張りですね。日本人は「座りすぎ」ているようです。なので「腰捻挫」になりやすいそうですね。気をつけないといけません。議場でずーっと同じ姿勢で座っているというのもなかなか辛いものがあります。