子ども教育常任委員会のメンバーで保存してある文化財の見学。教育センターのある諏訪複合施設の体育館、そして旧南永山小学校から旧豊ヶ丘中学校に移動した文化財たち、その後…旧西落合中学校体育館と第三小学校の展示室へと移動しながら・・・「まだまだ大量保管」されている現況の確認をしてきました。
用途がそれぞれ異なるという「桶」もズラリと並んでいたり・・・。
文化財だと言われなければ気が付かなそうですけれど(植木鉢が割れた片みたいなので)、発掘されている埋蔵物はそれぞれ発掘場所ごとに分類され、一点ずつに登録番号がされています(廃棄するときには、この「登録番号」を抹消することが必要という・・・抹消するとなれば、照合していくだけでものすごく気の遠くなりそうな作業になるのか・・・)。
日本にはこの巨大な桶をつくることのできる職人さんがたったの2人になってしまったので、貴重な貴重な資料だという桶類もズラリ。
大正時代の乳母車は1台だけしかなくて、とても貴重。ポストも昭和時代のもので最後まで残った唯一のものだとかって…まあ縄文時代からのつい最近とも言える対象、昭和時代の懐かしいものに至るまでてんこ盛り!
そもそも、こうした文化財をどう保管するのか?…という課題意識で見学した私たちも…帰路に着くころには…あまりのボリュームにだんまり。「文化財をどうするか?」という切実な課題を数年ぶりに思いおこし、再び委員会メンバー一同で共有したわけですが、出口が見えるようで見えないです…。
ちなみに旧北貝取小学校に収蔵展示場所を確保することになっていて、その計画も本格化するのかもしれませんが、どのくらいの予算が必要になるのでしょうね?小中学校の大規模改修費用を考えると10億円は必要ではないのか?とも思ってしまいますが、本当にそんな予算のめど・・・確保はできているのかしら?とむしろ心配になります。パルテノン多摩の大規模改修に図書館本館の新設に公園の改修に…そして市役所の建替えと…それ以外にもコミュニティセンターの大規模改修にも取組んでいかなければならない。結局、公共施設の統廃合問題についても宙ぶらりんになっている状況にあり、何が進んで何が進んでいないのか…またどこまで何が進められているのか…全体状況について議会にも市民にも共有されていない気がします。
夕刻から、多摩センター商店会の定時総会後の懇親会に議長として参加。松田大輔議員もご一緒でした。小倉衆議やこいそ前都議もいらっしゃり、商店会の皆さんと親しくお話しされていました。市長ももちろんいらしてました。
市民はお客さんとして楽しんでいるイベントも「街の活性化」を支え、裏方で惜しみなく労力を提供し、知恵も出し合う商店会の皆様あってこそ成り立っていることだなあと改めて確認することが出来ました。「多摩センターをいい街にしていきたいし、少しでも元気にしていきたい」とおっしゃる会長さんの言葉を後押しできるといいなって思います。そのためにも議会として、共に課題を共有し合える関係性を築くことができるといいですね。いろんな場面で感じるのですが、抱えている課題なども含め、もっともっとオープンにシェアできるような仕組みができると、よりよい知恵が集まりやすくなりそう。二人より三人、三人より四人・・・10人集まれば文殊の知恵ですね!
「ここちよい暮らしができる」「居心地のよい場所」…多摩センター地域全体がそうなるといいなあって思っています。多摩センター商店会の皆さんと親しくお話をさせていただいて参考になるご意見もいただけました!ありがとうございました。