3月定例会 一般質問さいご。

今日は一般質問の最終日でした。生活者ネット・社民の会の岩崎議員、伊地智議員、公明党のあらたに議員、渡辺議員と続きました。一般質問の感想をメモしておく前に、週末のことも少しだけ書いておきますと…

今週末は結構忙しく、障がい者ふれあいスポーツ大会があり、諏訪小学校ブラスバンドの定期演奏会があり、その後は市民の方のご相談を受け・・・という感じ。作業が遅れている今月号のニュースも見直してそろそろ完成稿にしようかなというところまで作成。・・・・あとは他の事務作業。

障がい者ふれあいスポーツ大会はいつも他の会議と重なったりして、なかなか見学できなかったこともあり、初めて足を運びました。和気藹藹とした雰囲気で、このスポーツ大会を楽しみにしているみなさんがいらっしゃることも伺いました。こうしたイベントを継続していくエネルギーもなかなか大変なものだと思っています。

元市議会議員の小林義治さんも参加されていました。仮装コーナーですけれど、これは何の仮装だったのか…?

諏訪小学校のブラスバンド。最初から最後まで見ることができたのは初めてのこと。顔見知りの子どもたちが多数出ていて、子どもたちの成長ぶりがとてもうれしく。先生たちの熱心さも伝わる舞台でした。校長先生が「地域の皆さんに支えられているブラスバンドの活動」とおっしゃっておられたように、演奏会を心待ちにされている地域の方もいると伺っています。楽器を修理する、あるいは楽器を新しくする…もちろん指導してくれる半ばボランティアの人材を集めること…限られた学校予算の中ではなかなか厳しいのもまた現実。それでもこうして継続されているのは支援者の存在が大きいですよね。ブラスバンドの活動が心のよりどころになっていた子どもたちも多いのではないかと感じます。一生懸命な子どもたちの姿、多忙を極める先生たちの努力に心が洗われるようなひとときでした。

ということで、一般質問への個人的感想も交えて書いておこうと思います。トップバッターの岩崎さんは週刊朝日で報道された「保育園入所問題」に触れ、市長がホームページに掲載したコメントについて…「『相談してください』と言われても、なかなか相談できないでいるヒトが存在している」ということを指摘されていました。私たち議員の実感だよなあって思います。「もっと早くに相談してくれれば」ということにもたびたび出会うわけですし、「もう少し早ければ」と思うことも多い…「相談してください」と開かれているようで、行政の窓口もあるいは議員という存在にも垣根の高さを感じておられる市民の方の方が多い。岩崎さんは「CAP」の活動をされていて、「子どもの立場」にいつも寄り添い、「言いたくても言えない子ども」に「言っていいんだよ」を伝えるとともに、大人の目線を「子ども目線に」することの必要性を語っておられるからこそ、市長のコメントに対してもある種の威圧感というか、上から目線のような雰囲気を感じたのかもしれませんね。私、何となくおっしゃっていることがわかるような気がしました。

「相談してよ」じゃだめ。「大丈夫だから、話してもいいよ。」とそっと手を差し伸べることのできる存在になっていくことの方が大事なんですよね。岩崎さんの話を耳にしながら、自分のことを振り返りつつ、「相談しやすい」「駆け込み寺」になれるってどんなことなのかなあと思ったりしました。

続く、伊地智さんはいつものとおり丁寧な情報収集と分析をされながら、公共施設の見直し問題、市民参画の在り方について指摘。ただ一方的に市民に説明会を開き、行政の立場を述べるだけでなく、「市民どうし」でも議論し深め合えるような場の必要性を訴えておられました。彼女の質問にはいつも「そうそう」と頷きながら聞いてしまう私。「聴く」って本当に難しいこと。市長あるいは答弁者が「市民の声を受け止める」ってよくおっしゃるのですが、「受け止めるだけ?」と言いたくなるような状況があることもまた事実。受け止めることは誰しもができる。その先もう一方進んでいくことが求められますね。もちろん、これもまた議会や議員にも当てはめて言えることです。

荒谷さんの質問はご自身の経験の交え、「不登校の子どもと家族への支援」のこと。「無理して学校に行かなくていいよ。」と…学校、先生の立場ではなかなか言えないことですが、そのことが実はますます子どもと学校との隔たりにつながっていることは既に認識されているように思います。子どもたちの居場所…学校だけではないはず。学校へ行き、息が詰まってしまう子どもたちに居場所をつくってあげたい。これは私のテーマでもあります。

渡辺さんの質問。日本でスポーツと言えば「競技スポーツ」が中心…これだと不得意、苦手な人は離れていきます。私もそのうちの一人。スポーツの語源を辿れば・・・楽しく遊ぶってことなんだと思っています。これを広げていきたいなあって私も思っていますが、しかし苦手な私にとってもスポーツは「楽しみ」の領域には入りませんっ。渡辺さんはいつもとてもユニークな視点と語り口調で質問されるので、議場の雰囲気もなごみます。

明日は補正予算が中心になるかなあ。集中して議事進行しないといけないって思ってます。それにしても議員のみなさんが一般質問をやっているのがとてもうらやましい。私も質問したいなーっとやっぱり思ってしまう。