多摩中央公園に「広重がくる!」

今月22日は衆院選投票日ですが、それよりも話題にしたいのが「広重がくる!」という企画。直接的には文化財担当の職員さんが関わっていて、東京都の文化財ウィークに合わせて実施されているものですが、いつも以上に力を入れ、図書館あるいはパルテノン多摩とも連携したりしています。

おととい、図書館本館の「ぬいぐるみのおとまりかい」を見てきました。定例のお話し会の「スペシャルイベント」ということで実施されたようです。もともと業務委託をしている唐木田図書館で実施されていた企画に学び、取り入れたようです。子どもにとってもわくわくするような想像力が掻き立てられたり、広がるような企画ですが、ぬいぐるみたちが図書館でおとまりし、夜な夜な活動するわけですから…ちょっとした工夫と言いますか、職員さんたちの手間暇はかかるイベント。

参考までに他市の図書館の報告を見てみますと、ちょっとおもしろいのですが、なかなか大変です(参考記事)。こうした取組みを多摩市の図書館でもやっていることがとても素敵で、案内はしていても、画像付きで発信されていないのがいささか残念です。参加者を含めて、子どもたちを映すのはNGですし、ぬいぐるみもも個人情報だから撮影しないで…といわれたのですが、「ぬいぐるみのおとまりかい」やってますと言っても、「それって何?」と思う方もいらっしゃるでしょうし、多摩市図書館としてもせっかくの取組みを発信してもらいたいですね。

話を戻しまして、「広重が行く!」に関しても、図書館でも連携した展示が行われているのですが、飾付けがちょっと素敵な感じです。

図書館の職員さんって、図工の成績が良かったに違いない!とか思ってしまうのですが、「図書の見せ方」というか提供する資料に目をとめてもらう工夫をいろんなところで凝らしていることがわかります。お話し会のところにも、すすきやお月見団子など手づくりの作品が置いてありまして、視覚的にも楽しい雰囲気。

正直、入り口から入るまでは「廃校施設だな」とか思うこともあるかもしれませんが、中に入れば、そんなことも忘れ、子どもにとっても「本に囲まれる」居心地のいい空間になっていますし、それは大人も同じことだろうと思います。結局、外観ではなくて、その中味が大事であり、あったかさがあるか?とか職員さんは親切か?とか…そこにある雰囲気が好きになれるかどうかなんだろう…って思います。もちろん、ここがもっと素敵な建物だったら、もっといいのかもしれませんが、図書館が好きな人や利用者にとっては「資料揃え」が問題であって、あるいはそこにある読書ペースや勉強スペースの居心地であったり…そのことが大事な事であって、「建物が傷んでいる」ことは気にならないでしょうね。

などなど感じながら、私も1冊だけ興味深い本をお借りして、帰路に着きました。

シニアコーナーの看板ですが、これも手づくりなんですよね。よく見るとわかるのですが、切り絵みたいになっていて、これまた素敵。手づくり感に「良さ」を感じてしまうのはアナログ懐かしな。。。古い人な感じでしょうか?

で、また最後に「広重が行く!」に話を戻しますと、図書館本館では関連する図書の他にも…図書館が保有する実物の浮世絵まで展示してありますので、これは見に行く価値があるなと思います。図書の展示コーナーも一カ所ではなく、ジャンルを分けて展示してあって見るのも楽しいですのでおすすめ。

 

大事なこと・・・22日の投票日をなぜ話題にしたいかと言えば、この日だけ多摩中央公園の富沢家に「本物」というか「実物」が飾られるから。私も何とか時間をやりくりして見に行くつもりです!23日以降31日までは複製になりますので、やはり22日に足を運ばなくっちゃ!と思ってます。見かけたら声かけてくださいね♪

 

明日は議会ではパルテノン多摩・周辺施設整備等特別委員会あります(議会日程)。