「最強のふたり」

今日は遅ればせながら、副議長とともにパルテノン多摩を運営する「多摩市文化振興財団」の理事長と常務理事にご挨拶(議長公務)に行ってまいりまして、少しだけ意見交換をしてきましたが、大規模改修の行方がどうなっていくのかとても心配されておりました。当たり前か…。今は建物の改修がどうなるのか?に話の中心が向いていますが、それ以上に大事なことは改修した後の運営をどうするか?という視点。今後、議論されることになるのだと思っておりますが、市の考え方もどうなっているか未だに示されておらず。「嗚呼!…そういえば、自動演奏楽器はどうなるのか?」…議会では既に「保有し続けるのは難しいだろう」と結論づけたはずで、それからもう約2年が経過しようとしている…。

数字アレルギーの私ですが、今日は午後から公営企業会計について研修会。今年度から下水道事業を公営企業会計へと移行させたため、予算書の様式も大きく変更(これは国の方針)し、私たち議員も予算決算と新たな会計方式に対応し知識を詰め込む必要があります。一応、財務諸表の読み方はOL時代の経験を思い出しつつ、何となくわかるとはいえ、細かなことは記憶を辿り辿りしながら、数字を読み解いていく必要があるので、まあ、大変です…。大福帳方式とは異なるわけなので、このやり方に慣れないと。公認会計士の先生がお越しくださり、わかりやすい解説を下さったと思います。「数字が語る業績」…。多摩市の下水道事業会計については、流動比率が1835.3%という…見たこともないような数値になっております。

今回の勉強会については、担当者が作成したのか?…センスを感じられるチラシが議員向けに配布されておりました。やっぱり「目につく」チラシを作成することって必要ですね…と思いました。第2弾の勉強会があるかどうかわかりませんが、もうあと3回くらい同じ話を聴きたいと思った次第です。かなり熱心な研修会で、質疑応答まで含めて約3時間の密度濃い時間でした。

夕刻からパルテノン多摩の小ホールで「大人の秘密基地」企画がありましたので覗いてきました。この企画…小ホールが満席になったらいいなと思うかもしれませんが、満席になりすぎると…終了後にアフタートークを楽しむのが難しくなってしまうため、適度な参加人数だとちょうどいい具合に。今日は参加者は5~60人程度だったかな。小ホールの客席数からすれば「少ない」になるのかもしれませんが。

 

「会場に来るまで、どんな映画が上映されるかわからない」…そのドキドキ感がいいなと私は思っています。

阿部裕行市長が選んだのは・・・「最強のふたり」でした。重たそうにして映画のカタログを持ち、「この映画もいいんだよな…」と紹介をしつつ、語る阿部市長はいつになくいきいきされていました。こうした場面で市長の話を聴けるのはとてもいいです。自然体だし。

 

上映後は興奮して、話が止まらなそうな市長…しかし、大人の秘密基地企画の面白いところは、終わってから、ゲスト(映画をセレクトした人)を囲んで、ロビーでアルコールあり(トレーノノッテさんの協力)の座談会があること。来場された皆さんと映画の話し他で大盛り上がりでした。話しがなかなか終わらなそうなところで、ちょうどいいのは閉館時間があること。公共施設のパルテノン多摩らしい閉じ方をするので、無駄に延長がないところが良いですね。市長とこんなかたちで話す機会もめったにない市民の方々の満足度は高かったと思います。

「せっかくいい企画なのに、宣伝が足りない!」

という市民の方からのお声です。次はいつ開催されるかわからないのですが、PRすると来場者も増えそうですね。とは言え、先にも書いた通り、そうそう来場者が増えすぎるとアフタートークへの満足度が下がってしまうかな?…など考えてみたり。

今日は久々に、映画を見に行くゆとりがない私にもいい時間をいただいたなと思います。映画は市長の人柄を感じさせるような一本であり、話題になっていたことだけは知っていた作品だったので、ありがたかったです。市長は文化にもかなり詳しいので、「パルテノン多摩をどうしたいのかなあ?」…という本音ももっとどこかで披露してほしいなあ。

参加した市民が「最強のふたり」…「市長ももう一人見つけたらどうか?」って進言していたのがツボのハマったひとときでもありました。私には心強く、一見寡黙な副議長が良き相談相手ですし、いろいろ知恵も下さるので、大助かりしています!