農業委員会も女性委員が3割。

今日は多摩市農業委員会で歓送迎会があり、出席させていただきました。農業委員は任期3年となっていて、今期は23期となるようです。ちょっと不思議で挨拶をしながら、「???」となったのは、「長」について。教育委員会や選挙管理委員会では「委員長」さんなんですが、農業委員会では「会長」さん。ここ、結構大事なところなのですが、意識したの初めてのこと。

さて、農業委員会は法律の改正に伴って、委員の選出方法が変わったのです。市長が議会の同意を得る任命方式になったこともそうですが、2名の議会選出農業委員の枠もなくなりました。今回の農業委員の人事で目を引くのは女性の人数。13名中4名が女性!なのです。会長さんの話しよれば、「こんなに女性比率が高い農業委員会は珍しい!」とのこと。

この話を伺って、何とも多摩市らしいなあ!と私は思いました。多摩市議会も現在24名の議員の中、女性議員は10名という比率の高さ!他市もうらやむ…というか、他の自治体から視察などにお越しになると(特に都会ではない地域)、「女性が多いですねえ!」とびっくりされることもありますが、私たちにとって「女性のいる風景」は全く珍しくもなければ、日常…むしろ当たり前という世界。

農業委員会としては、これまでの雰囲気とは一変したことは確か。何せ、これまでを考えれば、議会選出農業委員2名以外はみんな男性だっであって、それもたまたま議会選出農業委員2名が女性だっただけの話しに過ぎず、そもそも農業従事者を中心に選出されてきた農業委員会には女性の顔ぶれは・・・・なかった・・・・というのが事実。いわゆる「男性中心」で「男性優位」な場とも言えるでしょう。ですので、いくら女性の方にも農業委員会に参加してもらおう…とする市の方針があり、人選を進めたとしても、「そんなところにわざわざ参加するのは…」とハードルを感じる方もいらっしゃると思うのですね。しかし、「女性の視点を活かせるところがたくさんあると思う!」と今回の農業委員に就任された方々の意欲の高さには驚くほど!多彩な方々の参加、消費者としての視点も今まで以上に付け加わりそうな感じ。今後の農業委員会の活動が楽しみ!会長からも市長からも「女性パワーへの期待」が述べられておりました。

総務常任委員会では「多摩市の農業政策」を重点テーマに掲げて調査活動が進んでいますし、何らかの形で議会との意見交換や情報交換も進めていけるといいなと思います。議会選出の農業委員がいなくなり、何となくぷっつり切れてしまうというのでは、残念ですし。女性市議から見ても、女性メンバーの増えた農業委員会との交流もしやすくなった感があります。しなやか、やわらかさが出たというか…。

先日の「あさがお市」で購入した我が家のあさがおは次々と満開になって、つぼみもたくさん!いつまでも楽しめそうな勢いで、ツルが伸びております。「畑で収穫した!」とお野菜が手元に届く時期でもあり、うれしい限り。梅雨も明けて夏本番…明日から子どもたちは夏休み開始ですね♪