ネルソン・マンデラ・デー

天気予報通りによく降りました…。その後に大きな虹がかかりました。議長室の窓から写真を撮ってみました。虹を見ると「いいことありそう」とか思えることが幸せですね。

今日は正副議長で打ち合わせをしてから、議会運営委員会があり、その後、予算決算特別委員会の理事会。議会運営委員会では「タブレット端末の使用ルール」なるものを決めました。いよいよ9月定例会から徐々にタブレット端末を活用することになっています。9月はタブレット端末と紙を併用しますが、12月からは基本的にはタブレット端末のみ使用を原則にした議会運営を進めていく予定です。使いこなすのが大変そう。

議長としては…。議事次第というか、進行表などもタブレットで見ることになるの?…と思っていますが、どうなっていくのかしら?「タブレット端末の導入」と「用紙の使用を削減」は一応セットになっているのですが、タブレット端末を使用するのは議員だけで、行政側にはタブレット端末が配布されているわけではないので、導入効果としてはいまいちふるわないかもしれません。ただ、用紙削減だけを目的にしているわけではないため、それ以外での活用も考えていくべき。ずっと気になっているのですが情報発信の工夫や改善も進めていきたいものです。「フェイスブックページなどSNSの活用について、他の議会で取組んでいることをやっていく必要がある」と議会事務局にも伝えてあり、活用するにあたってのポリシーの作成など調査は依頼していますが、なかなか仕事が大変なのか、指示をしてから2カ月余りですが、具体的になっていきません。タブレット端末活用を試行する9月までには何とかしたいものですが。

しかし、議会事務局もまあ、いろいろ大変と言えば大変で、同情しつつやるべき仕事は進めてもらう必要がありますが、決算審査で行っている「議会の評価」についても昨年までとは、また少しやり方を変更している部分もあるので、それへの対応など…まあ、頭を悩ませるところもあるのかな?という感じです。

加えて、タブレット端末の活用については、私たち議員が活用していくために、各種資料などをデータ化する作業などもあり、来月から全部で16回くらいの職員向け研修を予定しています。研修と言うか協力依頼と説明ですね。事務局で対応することになっています。逗子市議会がタブレット端末を導入したときのことをヒアリングしましたが、当時、関わっていた議会事務局職員(ほぼ一人)が全て自力でやったというか、かなり大変な作業を一人でやったという話を聴いたことがあります。多摩市の場合には職員さんにも協力を頂きながら進めていけるのはありがたいですね。

ちょうど大雨の頃、職員向け研修に参加させてもらいました。「子どもの貧困」について学ぶことをテーマにした会でした。議員も多数参加せてもらいました。講演内容よりも、市教委と子育て支援課の職員さんからそれぞれ発表された取り組み状況などの話しの方が役立ちました。日野市では「子どもの貧困対策に関する基本方針」が策定されていることは以前からも知っておりましたが、講師の方から紹介いただいたので、どこかで一度ヒアリングしに行きたいなと思います。こうした問題に対し、私たち議会や議員ができることは何か?考えていきたいですね。税収は限られているわけで、最終的には「税金をどう使っていくか」の問題になってきます。多摩市が・・・というのではなく、国全体として子どもの育ちを保障するためにどう税金を使っていくのか、「学びを保障する」という観点でももっと議論されて欲しいと思っています。

夕刻から出席した青少年問題協議会諏訪地区委員会では、諏訪小学校地域に防犯カメラ5台が設置されることの報告がありました。これは都の補助金を活用して実施されるものです。「保護者や学校の希望に沿って設置個所を選んだ」とのことですが、会議の参加者からは「もう少し他の場所にも」という思いがあったよう。聞くところに寄れば、防犯カメラを設置するにも、いろいろ手続きがあるのか…設置場所の選定には苦労があるようです。

最後に…私は中学生の頃、「アパルトヘイト」のことを調べたことがありまして、ネルソン・マンデラさんは私の尊敬する人物の一人。今日は「ネルソン・マンデラ・デー」でした。