協力があってこそ。議長30日目。

2015年の統一選挙で私たちともに当選されたものの、長きに渡り、体調を崩され、昨年秋に議員辞職をされた平野勝久さんが逝去されました。今日は開会前に黙とうをささげました。現職の議員さんが亡くなられた場合の先例に準じ、今定例会の最終日には追悼演説をすることにもなりました。私の中では平野さんと言えば「守破離」。子どもたちに剣道の指導もされていたことから、武道の精神をとても大切にされていました。議会の発言でも「守破離」とよくおっしゃっていたことが印象的。ご冥福をお祈りいたします。

さて、今日も粛々と議事進行…と思っていたのですが、そうはいかず。市長の意を受けた部長の発言を「反問権」として取り扱う場面が訪れました。

議員に対し、「事実誤認に基づく発言を撤回してほしい。」とする要請があるなんて、異例中の異例です。いきなりの出来事だったため、思わず頭が真っ白になり、もちろんフリーズ。とりあえず「暫時休憩」し、ちょうどお昼休憩直前の出来事でしたので、そのまま「本休憩」とし、何とか対処できたのが幸い。1時間の昼休み中に、議会運営委員会委員長と議会事務局と状況整理とルール確認ができたので救われました。事務局職員は確認に基づいて、急ぎ議事進行表の作成までしてくれたので助かった。職員はもちろん休息なし。私はとりあえずいつもどおり「玄米おにぎり」を胃袋に収めましたけれど、食べた気しませんでした・・・。

というわけで、異例イレギュラー発言を「反問権」にし、午後から粛々と議事進行を…と思っていたところ、これがまた更にイレギュラーに…。反問権は一度で終わるのかと思いきや、議員側の回答に対しても納得が出来なかった理事者側が再度の「反問権」を行使するという流れになったという…。

反問権は「議員の質問の趣旨を質す場合」と「議員の質問に反論する場合」に行使することができるわけですが、今回の場合は「趣旨を質す」わけではなく、かと言って、「反論」であるかと言えば、「うーん」反論なのかしら?という声もあり。今日は議事進行する自分の甘さが見えたこと、あとは拙い議事進行を今はまだ見守ってくれる議員の皆さんの協力と事務局の皆さんのバックアップに感謝感謝の一日でした。振り返れば、議事進行の経験値がひとつ増えたと考えるしかなく…「良し」とすることとしました。しかし、会議規則も含め、反問権行使のルールなど復習しなければと反省しております。

議会終了後はベルブ永山の会合へ。ベルブ永山の4階廊下のガラス越しに見える図書館フロア。私、この眺めが好きです。見えているのは児童スペース。ここから絵本を選んでいる親子の姿とか、真剣に読みたい本を探している子どもの姿を見るのはとても楽しい。既に閉館時間を過ぎていたので利用者の姿を見ることはできませんでしたが。久しぶりに見たここからの景色に癒される。

明日は休会です。全国市長会があり、市長がそちらに出席するため。市長不在で議会を開会するわけにはいきませんので。私は明日も議長室か控室をうろうろしていると思います。指折り数えて、今日で議長30日目。ようやく一ヶ月経った!多方面からみなさんにいろいろと協力していただいていることに感謝!