地方議会は「要らない」と闘えるか?

<本日の公務> なし。

今日は公務がなかったので、自分の活動を少々・・・。とは言え、他に予定していたものを一日にギュッと凝縮すると意外と大変な感じ。私が発行している議会報告のニュース印刷でお世話になっている今村るか都議の事務所に足を運んだり、それからちょっとだけ調べものがあったので会派の控室に。控室に来ると、「そうだった」と他の用事まで思い出したりで、滞在していたら、議会事務局の次長さんがいらしてくださり、お話しをさせていただく。

そう。議会事務局の次長さんは4月に異動してきたばかりなのですが、女性です。多分、議会事務局の歴史でもこのポストに女性が配置されたのは初めてのことではないかって思っています。私にとってはこれまたとてもありがたく、運の良さを感じております。女性とか、男性とか…と区別することはしていないはずなのですが、やはり「同じく女子」であることの安心感の大きさに「こういうことなんだなあ」ってしみじみしてしまう。女性議員の多い多摩市議会で何かできないだろうか?…という問題提起もいただいているので、そこもカタチにできるといいなあと思っていますが、「こんなこともできそう」「あんなこともできるかも」と次々、ひらめきますが…私の脳ミソだけで考えても全く’豊か’ではないはずで、副議長に相談することや、事務局とも相談しながら…そして、議員の皆さんの理解も取り付けながら、気長に取り組んでいきたいと思います。何よりも大事なことは「皆でやっていく」ということ。ただ、「できない」理由を探すのではなく、賛同が得られるようなことについては「できる」ためにどうすればよいのか?を考えていけるといいなあ…と思っています。

市民の方に進められたので「地方議会を再生する」(相川俊英著)を一気に読みました。多摩市議会で議会基本条例に取り組んできたことを思い出すかのようでした。政策サポーター制度などヒントになる取組みもいくつかあったので、議会運営に活かせるかどうか含め、まずは副議長と相談してみようかな。

私たち議員に対して市民から寄せられる視線はとても厳しい。「あなたたちは税金で食べているんだから」…強い口調で釘を支えることも多いです。こう言われるたびに、もっと頑張らないと、努力しないと…と思うのはもちろん。そしてまた、議会の活動や議員のことを理解してもらいたいなとも思ってきました。この本にも書いてあったように「今のような地方議会ならばいらない方がよいが、機能をきちんと果たす議会は今後、絶対に必要」…私もそう思います。「地方議員ゼロの会」という団体が結成されたことを知り、ドキッとしておりますが、少し興味深い。

私のテーマは「地方議会不要論」、「議員役立たない」という批判としっかり向き合える議会をつくっていくこと。「議会の働きぶり、そして議員の仕事ぶりを評価してもらい、それならば報酬も必要になるよね。」と市民からも理解される議会をつくっていくこと。「議員専業」にしている私のような存在を認めてくださる市民の皆さんを増やしていくこと。今後、地方議会に求められる機能と役割を考えると「専業」にならざるを得ない、優秀な人材を議員として輩出していくためにも身分保障(報酬)は必要だと理解してもらうこと…さ、どこまでできるかな。