9月定例会 辻褄合わせ・・・?!

20160902

本日も一般質問です。今回は、選挙管理委員会への質問もわりと多くの議員さんがとりあげていますね。18歳選挙権のこと、若い世代の選挙参加のこともありますし、あとは参院選、都知事選と相次いだからかな・・・・。主権者教育をどうやって進めていくか?学校教育の現場は、あれやこれやと取り組んでいかなければならないことが多いですね。娘の担任の先生は「ぜひ、お家でも話題にしてほしい。」っておっしゃっていました。社会のことを考える、そして、そこにつながって、政治のことにも・・・嫌でも政治のこと、しかも多摩市議会のことが話題に上る我が家の場合は娘が「政治オタク」にならないかむしろ心配しているんですけれど・・・。

 

ということで、今日は同じ会派の遠藤ちひろさんが「パルテノン多摩」のことを質問をして、傍聴席からも拍手!

 

先日のパルテノン多摩大規模改修に向けての基本計画策定委員会を受けて・・・「概算80億円」のことを「議会や市民に理解できる説明が欲しい」と求めていましたね。これ、同感。私の策定委員会を傍聴しての感想はこちらなのですが、なぜこれだけの改修費を要するのか、もっと明確に示すべきですね。しかも、この中で不可避と思われる改修費用=劣化回復部分に約60億円とのこと。そして約20億円が新しい要素を盛り込んでいくための予算?!・・・ということのようですね。しかし、新しい要素を盛り込んでいくための20億円って、どこで誰が合意した金額になるのでしょう?!まずはここから本当は議論していかなければならないはず。

20億円で創出される付加価値について・・・そして20億円を投資することは私たちに何をもたらしてくれるのか?・・・策定委員さんたちだけに委ねていいのか?

 

そう思っています。最終的にはやっぱり議会が大いに関わっていくべきことだと思うので・・・。

 

でも、一方で・・・大規模改修の基本計画策定委員さんたちに私たちが託したのは何?・・・・議会も含めて、予算を認めているところで、私たち議員も何を求めているのか改めて議論をしなければならないのでは?と思ったりします。

 

基本構想策定委員会の会議を傍聴していてわかるのは、決してこの金額が・・・青天井で、何でもかんでも盛り込み、バラ色で試算された金額ではないということ。「ここで銭を儲けようとしているんだから、ちゃんと説明させるべきだ」って主張をされる議員の声もありながら、でも、将来に向けて地域を発展させていきたい、そのためのアイデアを盛り込んだ案であることは確か。それでも、「全部は盛り込めていない、策定委員さんからの意見でも諦めたものある。」として示された金額。

 

私は今回の基本計画の策定を引き受けているアトリエ(NASCAさん)は全国で非常にいい施設づくりに関わっておられることも知っているだけに、あるいは基本計画策定員の本杉先生もホールの専門家として非常に見識があり、高い方であることも知っているだけに・・・・80億円が「儲け主義」だけではじき出されたとは思えないんです・・・。

 

とは言え、残念ながら、今日のちひろ市議とのやりとりはあまりにもお粗末。何だか、その場限りで辻褄合わせとしか判断できないような答弁過ぎて、思わず「何、答えているの?」「本当に市民に理解してもらいたいと思っているの?」・・・そして、「議会をごまかそうとしているの?」と・・・そんな印象をぬぐえなかったのが心底残念でなりません。あたかも、「80億円」は事業者がはじき出した金額・・・みたいな・・・他人事のような雰囲気すら醸し出している・・・・。

 

こういうの・・・私すごく腹立たしいんです!今回の大規模改修について、基本計画設計の事業者を選んだ方々、そして事業者、職員だけではなかなか対応できないところを支えてくれるとしているCM事業者さんに対して、本当にそれでいいの?・・そして基本計画の策定について「よりよいパルテノン多摩にしたい!」と責任を持って発言したいと考えている委員会の皆さんへの労いをそんな陳腐な答弁で済ましてしまうわけ?・・・って思いました。

 

週明け、私の一般質問ですが、やっぱり「このまま進めてはならない」って・・・遠藤ちひろ市議と同じく・・・表明せざるを得ないと考えています。ニュータウン30周年シンポジウムの記録集、そして20周年の時のシンポジウムの時の記録集があったので図書館から借りてきました。もっと他にもあるのかもしれないけれど。でも、この資料を目にするたび、私たちは先人たちの苦労に学ばなければならないって思うのです。「いい街をつくる」ってどんなことかなあtって思います。そしてそのために議会の果たすべき役割って?・・・を考えています。

 

この間、パルテノン多摩の自動演奏楽器の今後について考えるために足を運んだ「萌木の村」。村長(社長)の舩木さんがおっしゃっていたことが印象的です。「知恵は出てくる」って・・・方法論をみんなで考える知恵をあわせていく・・・って。

 

きっと・・・議論する時間が必要。今のまま進んでいって、本当にいいの?って思います。まちの発展を考えていく、ある意味、新しい価値を想像していくようなワクワクする議論をしていきたいのに・・・しかめっつら、楽しくなさそう、ジメッとしている・・・そんな議論しか繰り広げられないとしたら、市民にとって不幸でしかないと思います。前向きに取り組んでいくための議論をしたい。そのために時間が欲しい。そう思っています。何だか、その場限り、辻褄合わせ?・・・「ここだけ終わればまあいいや!」的な答弁には本当に合点がいかなくて。

 

さあ、月曜日にまわってくる一般質問に向けて、どうしようかな・・・週末悩みます。