議会へのタブレット導入・・・デモ体験その①

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多摩市議会でもタブレット導入の話が進んでいて、鋭意検討中です。他自治体へのヒアリングなども経て、実際にどんなシステムになっているのか、その使いやすさはどうかなどなど・・・3つの事業者をお招きしそれぞれ体験することになっています。今日はその1回目でした。

そもそも、タブレット導入の話がなぜ浮上したのか・・・・。もともとは議員一人一台パソコンという話もありつつ、一番はやっぱりペーパーレス化の話が大きいかなと思います。議員への連絡事項も正式には紙媒体を使用していますが、これらも本当ならメールで済ますこともできるのに・・・というのは私も感じるところです。とは言え、まだまだ全議員がパソコンを使用しているわけではなく、「正式通知」の在り方も従前のまま。その理由は全議員の平等性確保とする理由だったりするわけです。

議会事務局とのやりとりも、一部メールを使用できる場合にはメールで・・・という場合も増えてきていますが、まだまだ主流は「紙」ですので、その点でもまずは「環境整備」を整えるという意味でのIT化ですね。「一人一台環境」・・・・個人所有の機器があれば十分というわけにはいかないですね。業務環境に格差があっては困るというわけで、「一人一台環境」を無理やりにでも整えていくというか・・・・?!

とは言え、実際にはペーパーレス化が進んでいくかは・・・・???????のオンパレードなところもあるらしく、先んじて一人一台タブレット環境を整えている他市議会へのヒアリングでも「決して紙が減っていない」という状況も確認してきたとも聞いています。となれば、現段階では、議会事務局との連絡やり取りなどが今までよりもスピード化が図れるとか、あとは、議会関係の資料などを紙でなくデータで持ち歩ける利便性等・・・・一定程度その有効性があるのかなとは思うものの、そのことが予算査定をする財政課に響き、「それは必要だ!」となるかどうかはまだまだ道のり厳しそうです。

少なくとも今日のデモ体験のレベルでは、ペーパーレス化になるとは思えず。議員の仕事のしやすさは向上しそうですが、それだけだとやっぱり財政課の説得はできなさそうという不安が立ち込めてしまったのは私だけでしょうか?でも、議会事務局などの議会準備と言うか、資料の印刷やコピーの時間は確実に削減されていくでしょうね。代わりに、タブレット画面ではなく、やっぱり「紙」で読みたいとか見たいと思った場合には議員個人が印刷やらコピーをしなければならないでしょう。

もし、本当に徹底的にペーパーレス化を図るのであれば、「コピー機」使用するかどうかの許可をいちいち「どこか」にもらうみたいなことをしなければできないだろうなあ。民間企業だと「コピー機使用」するためには上司の許可を得なければならないところもあるようで、それにより、紙を使わなくても仕事をする環境に順応していく・・・みたいです。

今日はまず手始めと言うことで、あとそれぞれ2社さんの開発したシステムも体験できますので楽しみです。