こうして時代とともに変わっていくんだなと・・・思う。

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トイレの見本市でに行ったわけはなく、多摩第二小学校の新校舎のトイレです。議長副議長と子ども教育常任委員会のメンバーで竣工したばかりの校舎の見学をしてまいりました!

もちろん気になるのは学校トイレ。節水型洋式トイレが設置されていますが、1つは必ず和式もあって・・・・。学校トイレの冷たさ、暗さをなるべく解消するように努めてくれたようですね。担当者のセンスが生きている場所なんだそう。もちろん学校ですので、華美ではないですが、まだ誰も使用していないし、とってもきれい。北諏訪小学校の学校トイレも同レベルにまで水準があがるのかしら?・・・・と思いつつ、こうして1校ずつでも、学校トイレがピカピカキレイなおかつ節水できるようになるのはうれしいですね♪

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高学年の教室。4枚扉で開放型。空間を工夫して使うことができますね。

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1年生の教室は・・・・全部開放型になってしまうと子どもたちの集中力が途切れてしまったりと・・・・多摩市ではオープン型の教室を初めて採用した多摩第一小学校での経験を活かして、フルオープンにはせず。

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もちろん環境にも配慮した太陽光パネル。それから、空間温度計も設置してあり・・・・これは初めて見ました。温度が上昇すると赤くなるそうです。

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何となく建物・・・北側から見たのと南側から見たもの。ちょっと離れのような・・・楕円形の別棟は家庭科室になっていて、地域開放もできるスペースに。

 

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図書館と多目的活動室の入口。とても広々としているし、北校舎にあるけれど、明るい。

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設計の時のコンセプトは「豊かな学習 生活空間を実現する『学びの丘』」「環境に配慮し、自然と共生する『体験学習型エコスクール』」ということ。採光、通風、あとは周りの緑も上手に活かしている感じがします。大栗川も見ることができます♪

ということで、学校を建築するにあたっての過去からの経験など等を集大成して完成した建物とも言えるわけで、現時点でも多摩市内で最上級の学校環境。それはそれで、とてもうれしいことですし、この環境を活かした教育活動の展開こそ・・・楽しみです!そして、ここに次ぐ・・・学校の建替えは?と気になるわけですが、今のところ・・・・考えられる状況にはないでしょうね。ちなみに工事等金額25億6437万2250円です。

個人的には・・・とにもかくにも学校トイレの洋式化についても他の小中学校では大規模改修に合わせて進めていくことが必要ですが、その次には、学校トイレリニューアルを順次進めていくことが必要だと思っています。時代とともに技術も日進月歩ですし、やっぱり一定年数経つとそれだけ劣化もしますし、一度手を入れた学校であっても「せめて、トイレだけは何とか・・・・」と思うような学校もあるので。

学校環境の格差をいまさら口にしても仕方がないわけですが、発災時には避難所にもなる学校、今後ますます地域の協力を得て学校を運営していこうとする多摩市の方向性・・・いろいろなことを考えても、私は学校に一定のお金をかけていくことは必要なことと思います。子どもたちの義務教育の館である学校は他の公共施設よりも優先していく必要性があり、その根拠も十分にあると思っていますので、大規模改修その他含めて、適切な対応を進めていくべきと考えています。公共施設の在り方やら再配置を考えていく上で、「学校の活用」との連携がなかなか上手くいかない感がありますが、学校施設をいかに地域に開放していけるかは今後の課題だと考えています。学校運営に第一線で責任を担う校長先生以下の教職員さん方の意識にも大きく関わるところかなとも思っていて、「方向性を出せば動いてくれる」というものではない点がなかなか難しい。

時代環境とともに変わっていく。新しい学校校舎と新しい活動と・・・伴っていろいろ発展していくことが期待されます。多摩第二小学校でどんな地域開放が進んでいくか楽しみですね。しかし・・・PTA教室がなかったのが気になる。以上、とりあえず見学レポートでした。