議会費の査定も行われる。

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素敵にお料理を出すことができる人になれるといいですね。ちょっとしたことだけれど、こんな風に盛り付けができれば「美しい」ですね。

ということで、今日は定例の会派ミーティングでした。一応夏休みを意識するものの、正直、休みなんてあってないようなもの・・・というのが多くの議員に共通する思いだと思っていますが、先週のミーテイングは中止にしたので、その間の動きなど等を意見交換。あとは今週末締切の一般質問について、それぞれが取りあげたいと思っているテーマが重ならないように一応調整してみたり。私、一般質問は「特別支援教育推進計画の策定について」と「図書館の果たすべき役割」についてを質していきたいと思います。6月の議会でも取り上げたテーマなので「またか・・・」と思われるかもしれませんが、「その場しのぎ」で答弁すれば一安心・・・という感覚でホッと胸をなでおろされている状態であっては困るので、しつこくフォローしていくというわけです。

・・・って職員の立場になれば、「最悪な議員」にカテゴライズされていると思います。うるさい、しつこい・・・・と思われているんだろうなあ。

 

さて、ミーティングで話題になったことの一つに「議会費」のことがあります。議会活動を進めていくための予算ですね。議員報酬なども含まれているわけですが、これまた、財政部局の査定を受けることになるものです。議会での新しい取組みなど・・・進めていくためにも経費がかかるわけで、その経費の妥当性などが厳しくチェックされるというわけです。何とか財政的にも厳しい折、議会費の削減にも協力せねば・・・といろいろなところでケチケチ作戦を進めてきたものの、しかし、議員報酬なども一定の見直しをしてきていることを考えると、その分、議会全体の活動充実をめざす予算を要望してもよいのではないか?と思う今日この頃です。

 

というわけで、議会基本条例制定以来、議会への市民参加、もしくは議会をもっと可視化して、市民に理解してもらいたい・・・という私たちの意図はほとんど市民に浸透していないと思われるため、新しい取組みをしてはどうか?と考えてます。例えば、ちょっと著名な方をお招きした講演会(研修会)を議会主催で実施し、その後、講演内容を踏また全議員と市民とのワークショップ形式の意見交換会をやってみるとか・・・。従来の「議会報告会」のようにスクール形式で議員が市民に説明を行って、質疑応答をする・・・という方式だとどうしても「対話」よりも「対立」になりがち。そしてまた、「面白くないから、もう行きたくない」と言われることもしばしば・・・・なので、議会報告会への参加者は広がらなければ先細りの現状から脱するための試みをやってみたいなと考えています。

でも、そのためには会を開催するための予算が必要で、この段階で財政部局に頭を下げなければならないというわけです。あっ、でもその前に、新たな取組みをするしないについて、議会全体での合意形成も必要で、議会運営委員会で全会一致を取りつけなければならず、実際にはここが一番の壁かも。一応、会派の中では、「それ、面白いかも」ということで、提案してもらうことになりました。あわせて、例えば、議会でアンケートを取りたいと思った瞬間に機動的に行動に移すための予算は1円も確保されておらず、アンケートを実施したいと思ってもそのための経費を確保するのも大変です。意思決定したら、その場でGOサインを出せて、すぐに動きがとれるような・・・そういう一定枠の予算も欲しいなあと思うのですが、やはりそれは「行政的」には難しいのでしょうか・・・。何と言うか、「時間的ロス」がモチベーションの上下にも意外と作用するような気もしているため、何とか行政側にも大それた金額を要求するわけでなければ、少しの枠を議会にも与えてくれないかなあ・・・と思うものです。

私たち議会費も当然ながら税金。自分たちのところだけ「甘い」というのは許されないですね。でも、議会もガチガチの枠にはめれてしまい、結局はお財布のひもを持っている行政に首根っこを押さえられているような状態にあるのかもしれないです。地方自治のかたち、市長と議会が二元代表制で、それぞれが切磋琢磨して・・・・なんてやっぱり幻想なのかなあ。