6月定例会閉会&梅雨明け!

朝から目まいするほどの紫外線、陽の光の降り注ぎ具合と思っていましたら、梅雨明けとは!・・・この天気はイメージするには子どもたちの夏休みが始まった頃な感じです。炎天下の中で重たいランドセルなどで登下校している子どもたち…熱中症などへの気配りがさらに求められる感じです。

今日は6月定例会も最終日を迎えました。予定通りに滞りない議事進行。最後のところで、今月末で退任される副市長からの挨拶。そして来月末で退任され、厚生労働省へお戻りになる健幸まちづくり政策監からの挨拶。加えて、私は議長として副市長と健幸まちづくり政策監への謝辞を述べさせていただきました。「謝辞」については議会事務局が前例に倣って作成してくれましたが、もうちょっと人柄がわかるようなエピソードとか付け加えたい…と思いましたので、少しだけ私の知っていることを付け加え、感謝のことばといたしました。

人知れず苦労をなさってきただろうなあ…。お二方に対して、私が思っていることですね。いろんなことがありながら、それでも「前へ進んでいく」…進むためにも健康第一!で多摩市を離れられてもご活躍いただきたいですね。

本会議が終了してから、委員会での打合せなどを経て、夕刻から「東落合小学童クラブ」の開所式へ伺いました。議会からの出席者は副議長、子ども教育常任委員会のメンバー…という勢ぞろいな感じで、仰々しく感じていましたが、雰囲気的にはアットホームな開所式になりホッとしました。そもそも、学童クラブが新設されて、こんなかたちで開所式を実施するのは初めてのこと…正直戸惑いもありました。開所式&内覧会というかたちで実施され、地域の方や保護者は子どもたちも一緒にお祝いしました。

子どもたちがいてくれたおかげで、とても和やかで素敵なセレモニーになったように思います。

児童館手づくりの「くす玉」には大盛り上がり!・・・最初は来賓の大人たちが「くす玉わり」をする予定だったようですが、学童クラブでの保育を終え、保護者の方と一緒にセレモニーに参加した子どもたちがいるわけで、「なぜ、大人?」というのが会場の反応でした。子どもたちが主役にならなければいけない場所!ですので、子どもたちに「くす玉わり」をしてもらおうという自然な流れとなりました。

大はしゃぎの子どもたち!

素直によろこんで、割れたくす玉のもとに集まる子どもたちの姿に、妙に癒されました。そしてまた印象的だったのは、学童クラブなどを担当している係長のいきいきした姿。もともと児童館で日々日々子どもたちとふれあい、子どもたちの成長を見守っていた館長さんでしたので、こうした子どもたちの声を直接聞くことのできる現場での振舞いは光っていました♪

実は、建築工事などの関係で4月にオープンすることができなかったので、この2か月間、一時的に1年生は東落合小学校内の多目的教室(ランチルームなどとして使えるちょっと広めの教室)を使わせてもらい、学童保育を実施していました。いよいよ週明けから新しい場所となるわけで、子どもたちの期待が膨らんでいる様子。しかし、この2か月、学校内で学童保育を実施できたことの効果は大きかったようですね。子どもたちの育成という意味でもかなりの手応えと成果を感じられたという話しです。

校長先生からの挨拶の中でも「学童クラブとの連携がとりやすくなる」という話しがありましたが、校地内に施設があることの意義は大きいと考えています。

セレモニーに出席をし、施設見学の時間はパスをして、東京三弁護士会多摩支部設立20周年記念祝賀会へ。国会議員、都議会議員、市議会議員、各市首長さん、社会協議会の会長さんなどとても多くの来賓の方がいらっしゃり、会場は満員でした。私は公務扱いで出席をさせていただきましたし、市長も公務扱いで出席されていたようですが、議員さんたちはみんなこうした場合には自己負担で出席されているわけですよね。いろいろ考えさせられます。

週末にかけても、ますます暑くなりそう。消防団のポンプ操法大会が行われます…炎天下になりそうで…少々恐怖。

キャリアデザインはどう伝わるのかしら?

毎年、ご縁があって中央大学のキャリアデザインの授業にお招きをいただくわけですが、私には「キャリアデザイン」も何もあったものではなく、振返ってみれば、そこに「デザイン」というのか、単に「経歴」が存在していた…という感じなんですよね。学生さんたちがとても真面目に授業に臨んでくださるので、恐縮してしまいます。文部科学省が大学教育における「キャリアデザイン」なるものに力を入れているようですが、なかなか難しいものだなあと感じております。

というのも、大学の先生たちのお仕事と言えば、「キャリアデザイン」を専門として研究している先生は別にしても、それぞれが「学問」を追究しているわけなので、こうした授業を大学で実施することが求められるにせよ、案外、難しいだろうなあと思うのでした。

「働く」ってどんなことかを伝えるのはとても難しく、そしてまた自分自身の「キャリアデザイン」なるものを伝えるのもホント、至難の業。それにしても大学生の皆さんが’我が子’の年齢に近くなってくるので、妙に緊張した…というのが今日の私の感想でした。そして「ジェンダー、子育てとキャリア、ワークライフバランス」というお題をもらっていて、これまたものすごい難しいんですよね。微妙に毎年、法環境などが変わったりするので、それを後追いしていくだけでも結構大変だったりします。

とりあえず、無事に終わって良かった。パワポの資料作成に思った以上に手間取り、今日は寝不足の一日でした。昨日は議会運営委員会があり、これまたいろいろ課題を感じ、「次期」へいかにつなげていくかも考えておかないとなあと思っております。毎日があっという間すぎて、落し物、忘れ物をしているのではないか?…と前日の振返りをしております。

明日は定例会の最終日を迎えます。穏やかに終わりますように…。

6月定例会 代表者会議

今日は代表者会議でした。午前中に滞りなく終了。国や東京都に提出する意見書は全部で5つ。各会派の意見調整があり、国政の与党と野党の立場からの主張が出し合われたりして、なるほどなあと私は意見を述べることはないので変に納得したりして同席しています。

共産党さんから提案のあった「多摩都市モノレールの運賃引き下げ」を内容とする意見書については、既に要望書として提出されているモノに重ね、市議会からも提出しようという内容でしたが、私たちの会派でも「そんなこと言っても、多摩都市モノレールが抱えている負債を考えれば・・・」ということで、賛同しかねるなあと思っていたところ、最終的には「そうは言っても、モノレールは運賃が高いし、利用しようと思えない。」という意見なども出され、「シルバーパスを適用」という点については少し慎重にすべきであって、でも、大学生などの定期券については配慮されてもいいのでは?と合意に至りました。

私の大学時代には中央大学までモノレールではなく、バス!…これまたバスの定期券と言えば、ものすごく割引率が低くて、高い!自宅から高校へ行くよりも大学の方が近いのに定期券の値段は大学に行く方が高くて驚いた記憶があります。

モノレール運賃。確かに安くはないですが、でも、多摩センターから中央大学・明星大学の駅までは片道210円は1時間に数本の多摩センターから豊田駅北口駅行きバスで中央大学に行くのと同じ料金ですね。私の時代は多摩センターから中央大学までのバス料金は190円でした。

…などと、過去の記憶を引き出されるひとときでもありました。その後は、いつもの通り議長室にいて、事務作業をしたり、お願いされていることを調べたりしつつ、明日の議会運営委員会の打合せをやり、おしまい。一瞬だけ帰宅し、テスト期間中の娘の集中を妨げないようにと手話講習会へ。ここのところちょっと忙しくて、復習に手を抜いていたので、「これは、いかん。」と思ったので気合いの入れ直し。さて、また明日から頑張ります!

6月定例会 子ども教育常任委員会と多摩消防署開署50周年記念式典と。

日曜日に夜遅くまで外出するというのは…月曜日からの仕事にはかなり応えるわけですが…「曜日は関係なし」とおっしゃる方もいて、ホント…タフだなと思います。今朝は永山駅の街頭宣伝からスタート…でしたが、わりと遅くに帰宅してからの、深夜からスタートしたサッカー中継を聴きながら、委員会の資料を予習していたので、かなりボーっとしながらでしたが、いつもどおりに夜が明けて、いつもどおりに弁当作りでいつもよりも早く活動のスタート。「アーモンドチョコレート」はグリコのがおいしいことがわかりました。いただいた差し入れです。

今日の委員会は条例改正が2件。両方とも結構、大事な内容を含んでいて、子どもの医療費助成については来年度から所得制限の撤廃するための条例改正、それから国の指示に従ってというのもなんですが…学童クラブの指導員の資格要件を緩和するための条例改正でした。

子どもの医療費助成については、反対はしないけれど…「コンビニ受診」が指摘されることも頭の片隅に入れつつ、やはり、自治体ごとに制度が異なるという状況を改善するために国全体で考えていくべきことと思っています。目的は子どもたちの成長の過程において、必要な医療を適切に受けることのできる環境をつくることだと思うわけですが、なぜか、「うちは子どもの医療費が無料!」を謳い文句にし、子育て世代を呼び込むための制度…みたいな感じで自治体どうしの競争になっているところに個人的には違和感がありますね。学童クラブの指導員の資格要件の緩和については、いずれにしても「人材確保」「人材育成」が課題になっており、子どもたちに直接向き合う大事な仕事とし、待遇含めて考えていくことが重要。ここもなかなか多摩市だけでは…と財政的には厳しく、介護人材や保育人材と同じようにその重要性に目を向けた地位の確立と確保にもっと国にも目を向けてほしい…と思います。

条例改正の提案は全会一致で可決。あとは委員会独自で調査事項にしている「パルテノン多摩大規模改修、図書館本館再整備」のことにつき現在までの市の取組みについて報告があり、質疑など。それから協議会に入り、報告事項が全部で22件ありました…。ですが、夕方からの議長公務が入っていることについて委員長をはじめ配慮をしてもらい…一つひとつの報告事項にじっくりと質疑することが出来ずに申し訳ありません…という感じでした。

ある程度時間はかかっても、一つ一つの手続きを踏みながら、進んでいるなあ…と実感したのは「学童クラブの5、6年生の受入れ」のこと。昨年のことになりますが「障害のある児童が五年生以降も学童クラブを利用できるよう早急に求める陳情」が採択をされていて、本当はこの4月に間にあって制度が見直しされればよかったのですが、そこまでには段取りが整わず・・・当事者の皆さんにはとてもガッカリの状況でした。でも、ようやく来年から特別支援学級に通う子どもたちへの配慮がされることになり、よかったなあと思います。そして、今年については9月から来年の3月までは試行期間とし対応してくれるようです。市民からの声が議会を通じて反映されたことになり、そのこともうれしい。

それにしても、慌ただしく委員会を(かなり無理矢理に近く)終わらせていただき、多摩消防署開署50周年記念式典へ。三階副議長も一緒に出席をさせていただきました。2部制になっていて、式典で議会を代表して祝辞を述べさせていただきました。すごいですよね・・・50周年。私の生まれる前から…というわけで、記念式典であいさつを述べさせていただくことに恐縮してしまいます。


式典終了後の祝賀会では、地域などでお世話になっているみなさんとお目にかかることができ、いろんなお声をいただくことができました。「地域の支え手」とは?…を考えさせていただくよい機会になります。ただ自分だけが考えるだけではなく、そのことを議会全体にシェアしていく役割が議長には課せられていると思っておりますが、なかなかそうできていないことを反省しながら、帰路に着いたというわけでした。

「議長は忙しいでしょう。土日はないでしょう。」

と声をかけていただきますが…。議長としての忙しさもありますが、議員の時の方がもっと忙しかったような気がするのです。議員の時も土日があった覚えはないので、そういう意味での忙しさとしては同じなのですが、議員の時の方が質問づくりをするために頭のなかがもっともっと忙しかった気がします…。

定例会もいよいよ終盤戦。代表者会議、議会運営委員会、休会日があって、最終日を迎えるのみとなりました。ちょっとホッとします。

6月定例会と梅雨のあいま。

週末に近づくと、なかなか疲れてくるなと実感する今日この頃ですが、鶴川にある和光大学ポプリホールで行われた前川喜平氏の講演会へ足を運び、「学校を絶対視しない」という発言に大いに共感してしまう。来週に出版されるという「面従腹背」が楽しみ。「あったことをなかったことにはできない」…読んでみようと思っています。

議会はちょうど健康福祉常任委員会が終了し、あとは週明け月曜日の子ども教育常任委員会を残すのみ。資料に目を通しておかなければいけないなと思いつつ、梅雨空に気怠い感じもあって、なかなか資料を読み込むまでが出来ていない…。

そして、女性センターの「ともフェス」に足を運び、ライフキャンピングのメンバーたちを労い…薫り立つコーヒー豆(スノートップ)の解説をしてもらいながら、試飲もさせていただいて、展示コーナーへ。

いこいの会の方から、認知症の本人ガイドについてお話を伺うことができ、ただパネル展示をするだけではなく、案内をしてくださる方がいらっしゃるとより理解も深まるなと思いました。認知症に関する図書や資料が展示してありました。図書館だと認知症関連の資料はあちこちに分散していてまとめてみることができないと話しておられました。なるほど…と思いました。

多摩市で認知症の当事者の皆さんの会が発足しているとのお話も伺いました。機会があれば、ぜひ、お話しを伺ってみたいと思います。

そして夕刻から、桜ヶ丘商店会連合会の総会からの懇親会があり、総会から出席させてもらおうと思っていたにもかかわらず、自宅に忘れ物をしたりして…懇親会からの参加にさせていただき、参加したみなさんと意見交換をさせていただきました。来賓挨拶が…市長、議長、石川都議、そして続くは国会議員4名と商工会議所の会頭…と乾杯に入る前までの時間が意外と長いんですよね。小倉衆議は総務大臣政務官でかなり公務がお忙しいようですね。秘書さんのご挨拶でしたが、あとは伊藤俊輔衆議、長島昭久衆議、小田原潔衆議とみなさんご本人がいらっしゃっていました。強力な布陣と思います…この街に国会議員が4名もいるって!地域が元気になれるように国政の立場から力強く後押ししてほしいって思います。帰り道…「活性化って難しい」って話してくださった店主の方の一言はとても印象的でした。

「問題なのはここ20年の間に我々商店会は地域貢献できる経営者を数十人失い、これからも失い続けると予想されることです。」と綴られ、そして、「どんなに時代が変わろうとも疲弊しようとも商店街は、地域込ユニティの形成に貢献していきたいと思います。」とも書かれている議案書。ここに込められている想いに私たちはどう応えていけるだろうか?…行政、議会、そして住民たちは…と深く考えさせられています。

6月定例会 生活環境常任委員会/シルバー人材センター総会、消防団への激励。

今日の市議会日程は生活環境常任委員会でしたが、私は多摩市シルバー人材センターの定時社員総会へ。もともと、市議会で常任委員会の開催は総務→健康福祉→生活環境→子ども教育…になっているのですが、シルバー人材センターの総会と重なってしまったこともあり…市長側健康福祉部も出席をしなければならないとのことで、委員会日程を変更しまして…。ここは議会内でもちょっぴり議論がありました。今回の定例会に限っては、4月に市長選挙があった関係で6月定例会の開会を10日間ほど遅らせたこともあり、何と不運なことにシルバー人材センター側の予測を裏切ってしまったのですね…市長、議長、健康福祉常任委員長、健康福祉部長が来賓として毎年出席をしていることもあり、そしてまた健康福祉部長はシルバー人材センターの理事でもあり…。諸事情により日程を変更しましたが、通常はあり得ない対応かもしれません。「一団体の総会より、議会公務は優先である。」とする原則論はその通りですね。ただ、部長が出席できないとなれば健康福祉常任委員会が開催できませんので、イレギュラー対応となりました。

ですので、私も出席することがかないました。同時刻に開催されていた生活環境常任委員会は審査案件が「市営住宅条例の一部を改正する条例」の1件のみ。内容としては市営住宅の家賃と駐車場の使用料について口座振替を開始することに伴って必要な対応を図るものです。私が総会に出席してから議会に戻りましたら、既に審査は終わっていましたし、委員会は協議会で各担当部署からの報告事項が行われている最中でした。

昼休みには健康福祉常任委員会が取組んでいる政策提案に関連し、今後のスケジュールや取り組むべきと考えている事項などを確認。かなりスケジュール的にはかなりキツキツだなあと思ったりしつつ、委員会の進捗状況と合わせながら、議会全体の動きを作っていく必要があります。前例のないことに取組んでいるため、「何をやったのか?」についてちょっとしたことでも記録をつけておかねばならないなと思っています。打合せを終えてからも、いろいろ今後の課題などを確認しつつ、やることリストとかをまとめているうちに時間はあっという間に経過。

中央大学文学部の学生さんたちから依頼されていたインタビューに対応し、「若者と政治参加」のことを中心に意見交換などをさせていただいて、こちらもあっという間の夕刻。バタバタと帰宅して、家事などなど。

それから、昨日に引き続く消防団ポンプ操法大会に向けた訓練への激励へ。池田けい子総務常任委員長ももちろんご一緒でした。できれば、こうした場に他の議員さんも来てもらいたいなあ、見てもらえたらなあと思っていましたが、飯島文彦議員が多摩清掃工場の会場に足を運んでくださいました。

そんなことで、松田議員はかなり切れ味良い動きをされていまして、議会が始まると運動不足になりがちですが、まあ、それとは縁遠い感じで羨ましくなりました。走る走る走る…って言う感じです。

ポンプ操法大会も議会のメンバーが出場するともなると、見に行く楽しみも増えます!訓練をするために準備から片付けまで…一連の作業を考えると、それはそれは半端な気持ちでは関われない活動だなと思います。それぞれ団員の皆さんがどこかなにかに想いがあって活動をされているわけで、それぞれ団長副団長など先輩格のみなさんは団員として新たに加わったメンバーとの人間関係づくり等にも骨を折り、いろんな意味で気配りもされているんだろうなって思ったりもしつつ、一連の訓練見学を終えました。

今日はシルバー人材センターの総会で理事長さんがご挨拶の中で「マインド」のことを「生活意識」と述べられていて、すごく心に残りました。「マインド=精神」とかではなう、「生活意識」と置き換えられたことにすごくセンスを感じたんですね。この言葉、しっかりと心に刻みながら、私も活動したいなあって思っております。

今日より明日、明日より明後日…いつも半歩でも進んでいたいなあと思います。今日もたくさんの学びを感じることができたので、きっと少しくらいは昨日の自分より成長できているでしょう!…。明日は梅雨空一点でものすごく暑くなりそう…。明日の議会日程は健康福祉常任委員会です。

6月定例会 総務常任委員会

昨日は一休みをしまして、今日から常任委員会です。いつものとおり、今日は総務常任委員会が開催されました。法改正に伴う条例改正は全会一致で可決、「核兵器禁止条約の批准に加わることを求める意見書を政府に提出してほしい」とする内容の陳情は提出者の方から「類似した内容で陳情を提出して3回目になるけれど、以前とは随分情勢が変わってきた。」との説明もあったものの残念ながら審査未了になってしまいました…「審査未了」というのは、採決の結果、「採択」「趣旨採択」「不採択」といずれも挙手が過半数には至らず、言ってみれば「廃案」になってしまうというわけです。最終日の議決案件にはなりません。

4月の補欠選挙を経て、総務常任委員会には自民党・新生会の委員が1名加わったことから、挙手をするときの「勢力図」(なんていうと、すごく嫌な感じですが)に変化が起きた!ということかも。多摩市議会ルールでは意見書の提出は全会一致の原則があるため、陳情は採択されても意見書提出をするのはなかなか難しい…という状況でありました。しかし、これまでは、今日の審査に類似した内容の陳情については「採択」はされていたのですが、まさか「審査未了」とは…と少し驚きつつ、「勢力図」のことを考えてしまった。

あ、今日の驚きと言えばもう一つ…ふるさと納税の状況が報告されていたのですが、多摩市に対する寄附の実績は1200万そこそこなのに…多摩市から他の地域へ移転?というのか、流出してしまっている税金の総額たるや…こちら、順調な伸びで約2億円に上っているということで…何と言う制度なのかと思ってしまいます。「ふるさと」を全国各地に持つ市民の方が多い多摩市だから?…とも思いますが、やはり返戻品の魅力なんだろうと思います。

さて、先日、ベルブギャラリーで行われた陶芸の作品展に足を運んだのですが、市民の方がコツコツとつくりためたという「土偶」たちがズラリとならんでおりました。ものすごく精緻に復元されていて、びっくりしました。ハート形土偶も可愛いけれど、みみずく土偶はいいですね。一見の価値ありで、宣伝してしまいましたけれど、趣味で陶芸を楽しんでいるなんてレベルをはるかに超えていて、プロの腕前!市民のみなさんってすごいなあってしみじみと感じた次第です。

そして、今日と明日は消防行政を所管する総務常任委員会の池田けいこ議員と消防団ポンプ操法の自主訓練への激励に参加。議長公務です。小雨かなと思っていましたが、終わりの頃は雨がどんどんきつくなりましたけれど…7月1日に多摩ニュータウン卸売市場で開催されるポンプ操法大会に向けた練習も佳境に入っている感じでした。

こんな感じで激励の挨拶。池田議員がいたので撮影していただけました。

私の地域は第3分団のエリアです。昼間はサラリーマンで朝早くに出かけているパパたちが、夜はこうして練習していることに頭が下がります。娘の同級生のお父さんが頑張ってた!そんなパパたちと大学生の団員のみなさんが肩を並べているというのもまた良き風景でもあります。体力差を実感させられそうです…。しかし、ホースを持って走るというのは大変ですよね。ホント、重たいんですよね…ホース。何だか簡単そうに見えるけれど、実は、とても体力の必要な事であって、訓練しておかなければ対応できない。

そんなことで、今日は多摩東公園で4分団、多摩清掃工場で2分団、3分団、6分団、9分団の練習を拝見させていただきました。明日は、我が多摩市議会の若きエース松田大輔議員所属の8分団を訪問します。松田議員も今回は出場選手になるそうなので楽しみです!雨降らないといいな。

 

補正予算は可決。明日は休会になりました。

今日は補正予算の審議などがありました。特に、これといって、大きな争点になるような問題もなく可決。個人的には小林憲一議員が質問をしていた「緊急輸送道路の沿道建物の耐震化」のことが気になりました。これは都の緊急輸送道路ネットワーク網を完備していくための事業です。緊急輸送道路は多摩市内では川崎街道、多摩ニュータウン通り、鎌倉街道、旧鎌倉街道がネットワークに組み込まれています。その沿道で対象となる建物(旧耐震基準で建築されたもの)は12棟。そのうち、今後、耐震化に取り組んでいく建物は4棟とのことでした。今回はそのうち1棟が工事に着手していく運びになったため計上されたということ。所有者の合意形成など、既存建物の場合には手続きには一定の時間も要します。耐震補強をするにもなかなか難しいとする事情を抱えた建物もあるとの話でした。今朝、大阪では地震が発生したので、他人事とは思えないですね。行政としても該当の建物については耐震化を進めていくサポートをして行かねばならないと考えています。

それから、市長が現在の副市長の任期満了と共に、新たな副市長人事を提案し、こちらも全会一致で同意されましたので7月以降、現企画政策部長が副市長としての任務にあたることとなります。しっかりと市政運営の要として手腕を発揮してほしいなあと期待しています。

さて、週末…ファミリーシンガーズの演奏会に出かけ、子どもたちのすばらしい歌声に触れてまいりました。「すべての子どもがどこかの場面で主役になれるように台本をつくっています。」とする合唱団を主宰されている髙山佳子先生のご挨拶に感激しました。戦争がなく平和な社会を望む私たちの心をディズニーの音楽で表現してくださいました。とてもすばらしい子どもたちの声が心にしみいりました。

私はこの土日、娘の陸上の大会で南大沢の上柚木公園陸上競技場まで行ってきました。とてもいいフィールドのように見えました。やっぱり、駐車場が必要なんだなあって思いました。駐車場は満車マークでなかなか停めるところがなく苦労しました。子どもたちの頑張る姿を見るために応援にいらっしゃっているご家族の皆さんも多く、そしてまた、何と言っても多摩地区全域から陸上部のアスリートたちが集まってくるというのはなかなかすごいこと…初めて大会観戦をした私にとっても貴重な経験で、スポーツ施設の維持のこと、活用されるための場所づくりのことなどなど考える時間にもなりました。諏訪中生が頑張っていたり、多摩市の学校の子どもたちの出番などを追いかけて応援することができました。子どもたちの清々しい姿を見ることができてよかった。

そして、私、愛宕かえで館のフラワーコンサートにも足を運びました。今年はコミュニティセンターの小さな演奏会などの情報をチェックして足を運んでみようと思っています。パルテノン多摩には足を運べなくても、近所であれば気軽に足を運べるし、そこでプロの演奏家の皆さんの奏でる音に触れることができる。

パルテノン多摩などのステージとは違って、ほんとにほんとに身近に感じることができます。バイオリニストが演奏をしながら、テーブルの間を回ってくれたりして・・・生の「音」を耳元で聴くことができるという感じ。ステージから響く音とは違う楽しみが持てるなあって思います。そしてまた、曲の紹介、作曲家のエピソードなどのトークもあり。途中でカフェブレイクがあり、その間も、バイオリンの「魂柱」の話しも聞くことができて充実したひとときでもありました。私の大好きなブラームスのハンガリー舞曲を聴くことができて大満足でした。

このコンサートはパルテノン多摩の音楽家派遣事業として行われているもの。大切なことだなって思います。やっぱり、パルテノン多摩まで足を運ぶと言うと結構一大事ですし、「日常の中の非日常」というのか、いつものコミセンがコンサート会場になるって素敵なことだなあって思うのでした。会場はもちろん一流のステージとは音の響きは異なりますが、そのことはさておきでいつものように精魂込めて演奏をしてくださる音楽家の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱい。

梅雨空がいつまで続くのかなあ…と思いますが、それとともに地震の被害がこれ以上にならないようにと祈るばかりです。突然の揺れとのことで、本当に怖いですね。地域での地震の備えはもちろんのこと、それぞれ自分でできる備えはやっておかねばという思いを一段と強くしています。市民のみなさんにも「備え」をもっとお願いしていかないといけないですね。昨日の午後、多摩市もちょっと大きめに揺れを感じましたよね。

議会は今日の議事がスムーズに運んだので、明日は休会となりました。明日は溜まっているニュースの作成など作業を進めないとね…と思っています。

「未来の年表」を思い描きつつ。

「未来の年表2」が手元に届く。これから私たちが向き合っていかなければならない現実があり、そして、そのために「今」を描くんだろうなあと思いつつ、一般質問を聞いていました。

本間議員、松田議員からは登下校時の見守り、子どもたちの安全を守るという視点からの質問。新潟で発生した下校時に子どもが連れ去られて殺害されたという痛ましい事件を受け、まさに機を捉えての質問。市内でも老人会の皆さんなどが「見守りパトロール」などをしてくださっていますが、その担い手も先細りになっていくこと…(これは見守りパトロールに限らず、いわゆる市民のボランティア活動なども含め)、議員は皆、その現実をどこか頭の片隅に置きながら質問しているんだなと感じます。本間議員が調査に赴いた東京都北区では24時間365日で警備会社に委託をした見守りパトロール車が運行しているそうです。もちろん委託費2000万を超えているわけですし、今の多摩市では、即検討とはいかないですし、まだそこまでの状況ではないという判断もありそう。ただ、今後の担い手の在りようによっては、いつしかそうしたことも検討する時期が来るのかもしれませんね。

さて、先日、朝日新聞に大きく掲載されたシャボン玉石けんの広告はものすごくインパクトありました。うちはお気に入りの生活クラブ生協の石鹸が在庫切れになるとときどきシャボン玉石けんシリーズを買いますが、広告というのは「香害」のこと。なんというタイミングでこれまた、池田議員が一般質問。そう…池田さんがエピソードとして披露されていた「学校給食の白衣のこと」…たいてい給食当番が持ち帰って洗濯をするわけですが、その際に’いい香りすぎる’洗剤の匂いが付きすぎている場合があるのですよね。自分の家の洗濯物の香りというのか匂いについては慣れ親しんでいるのでなかなか感じ取ることも難しいわけですが、よそのお家の洗濯物だと洗剤が異なり、その香りがものすごく気になってしまうときもあります。そういう時には「別洗い」した経験が私にもあります。化学物質過敏症の原因の一つにもなっている「香害」について、啓発していくことの必要性は…ある!!!と強く強く思っています。電車でも女性専用車両がありますが、なかなかいろいろな香りが入り交じってもいて、乗車した途端に「香り酔い」する場合もあると聞いています。ですので、香りというのは個人の趣味の問題でもあり、なかなか踏み込むことは難しい問題でもありますが、しかし、「香害」に悩まされている人の存在は知らせていく必要があり、理解を得ていく必要があると考えています。

一般質問最終日は結構、内容的には盛りだくさんだったなあと思います。遠藤めい子議員の多摩市で制定しているいわゆる男女平等条例については、性的志向、性自認についての定めがあることを強調し、多様性を認めあえる地域社会づくりをもっともっと市長のリーダーシップで進めてほしいと求めていました。また、行政文書の適切適正な保存についても公文書管理条例の制定を求めていましたが、これについては「制定する予定はない」という答弁だったのは残念でした。

そして、飯島議員が「再犯防止対策」について言及されていました。飯島議員は保護司でもあり、こうした分野についてもいろいろと情報をお持ちなんだなあと思いました。再犯防止推進を考えていくためにはやっぱりこれも縦割り行政では取り組めない。市長も「必要性」を感じるのであれば、強力なリーダーシップとそれを支える体制づくりが求められます。「再犯防止推進計画」の策定については東京都の動向を踏まえるとしながらもかなり前向きというか、前のめりの答弁だった印象。いずれ計画づくりに着手していくかのような答弁の内容だったなと思っています。

 

そんなわけで、市長の手腕が期待されるというのか、市長のリーダーシップをそろそろ発揮してもいいのではないか?という感じで、阿部市長は3期目になったのでもっともっと「阿部市長ならでは」にこだわって、実効力を発揮してもらいたいものです。これから、私は「未来の年表2」を読むこととします。

 

今日の本会議のふりかえりとか。

他市へ視察など行くと、必ず「議場」を見せていただくというのがお決まりになっていて、他市から多摩市議会に視察にいらした皆さんも必ずと言っていいほど「議場」をご覧になるわけですが…。他市の場合、その多くは国会を小さくしたような感じで傍聴席が2階席だったりするものの、多摩市議会の場合は議長席だけがちょっと高みにあって、あとは全てフラットなので、一風変わっています。議員になるまで市議会に足を運んだことのない私は、もちろん他の市の議会にも傍聴にも行ったこともなく…言ってみれば「多摩市議会がスタンダード」になるわけで、他の議会へ行くたびに見せていただく議場の豪華さに驚いたものです。

ここしか知らない・・・というのは、「これがスタンダード」であるし「これが当たり前」となってしまうので、他を知る努力を怠ると、ホント井の中の蛙になってしまうと感じます。ですので、やっぱり、いろいろな場所に足を運び、情報を得ることはとても大切なことで、他を見ようとする心がけがないと、すごく狭い視野しか持てなくなるような気がします。なので常日頃、自分自身の活動も少し離れたところから、捉えなおしてみることも大切かなって感じています。

ところで、かつて、市議会のウオッチャーと称して活動チェックをされていた市民の方で「議員が議席を離れていた時間、回数」を記録されていたことがありました。そのことで議員が会議中に離席することが減ったと聞いたことがあります。なので、今はよほどのことがない限り、議員が議席を離れることはありません。でも、生理現象は仕方ないですね。私の場合、議会がある時はなるべく水分を取らないようにしています。議長だからというのではなく、以前からそうしています。コーヒーを2杯飲むところを1杯でやめておくとかって感じです。単なる気休めなのかもしれませんが。とにもかくにも、途中でお手洗などに行く場合などは仕方がないことと思っていますが、それについても「我慢しろ」と言われてしまうと困るなって思います。

今日の一般質問も淡々と進みましたが、公明党さんや共産党さんは「住民アンケート」をそれぞれされているようですね。その声をもとに、質問をされていましたので、地域に根ざして活動されているんだなあと感心しました。一軒一軒、訪問活動をしながらアンケート調査をされているとすればなかなか大変そうですね。アンケート調査はそこから上がってきた声の分析がとても大切になると思っているので、ただ単に「こういう要望がある」というだけでなく、そこから見えてくる課題をしっかりと政策に結びつけられるとより良いなあって考えています。議会が春に実施をした意見交換会でも多くの声が寄せられたのですが、一つ一つ個別に対応するというよりは(もちろん、個別対応が必要な内容もあるが)、集まった声の中から共通項などを見出し、多摩市の政策にいかにつなげていけるかだと思っています・・・。

そういえば、今回の定例会は傍聴者がいつもよりも多い印象です。何となくでも本会議場に足を運んでくださる方がいらっしゃり「ちらり」とでも覗いていただけるのはうれしいことですね。そして、議会開会前に池田けい子議員による「ミニ手話講座」をやっていて、これは傍聴者の方からも好評なのですが、つい先だって「手遊びのように思える」とのお声をいただきまして、いろいろな捉え方があるのだなと思ったところです。池田議員は既に「手話通訳者」のレベルの域に到達すべく、今、講習会に通っておられるのです。私はまだまだ初級講座で「まずは自己紹介ができるように」のところで既に躓きそうですが…とりあえず、36回講座の8割以上の出席を目標だけはクリアすべく頑張らねばと思っております。手話を学んでも使う機会がないと忘れてしまいそうなので、毎日、ちょっとだけでも手話を使う時間があると私にとっても有意義だなって考えています。手話のカタチには意味があるので、その解説があると覚えやすい。池田議員の解説は私が手話講座で習ってきたことの復習にもなっていて助かります。

写真は折戸議員の畑で収穫された朝どり野菜です。ミニキュウリがとてもおいしいです。明日で一般質問は終わり。ようやく週末…と思うと、あとひと踏ん張りですね。日本人は「座りすぎ」ているようです。なので「腰捻挫」になりやすいそうですね。気をつけないといけません。議場でずーっと同じ姿勢で座っているというのもなかなか辛いものがあります。