年末ふりかえり。

しばらくブログを休止中…というよりか、連日連夜と慣れない活動をしてしまい、息切れしておりまして。

役所の仕事納め28日。「今年で離党する」ことを決めて、党の方に伝えたところ「28日付にして下さい」と言われたので、慌てて離党届を書き直す。そして、議会事務局にも所属政党変更届を提出しました。地域政治への向き合い方、気持ちを新たにし、取り組んでいきたいと思っています。政党に所属していたからこそ、得られたものもたくさんある。特に、同じ世代で活躍している他自治体議員の皆さんとつながりを持てたこと、あるいは先輩議員の皆さんにも多くのことを学びました。離党することが寂しいと思うのは、「仲間とのつながり」にも一線画すことも意味するから。でも、これまでのご縁に感謝もし、これからもご縁を大切にして、また新たな関係性を築くことが出来たらいいなと思っています。

29日になって、やっと地域への挨拶回りを始めたものの、久しぶりにお会いする方との会話が弾んだりして…思うように回れず。「議長になって忙しいでしょう」と言われるたびに、「議長」という役職へのイメージ、固定観念が街場でどのようになっているのか?を感じさせられます。「忙しい」と言えば忙しい。でも「忙しくない」と言えば忙しくない。私の捉え方は後者かなと思います。ただ、言えること…それは「選り好みしない」であらゆる予定をこなす…ということでしょうか。議長でなければ、もっと自由に個人の趣味でスケジュールを決めることができますが、それはできない…ですね。一方で、新しい経験が重なっていることもまた事実。そして、今まで以上に視野が広がったことも事実。

消防団の歳末特別警戒での激励…こうした貴重な体験は議長でなければできなかったこと、しなかったことだと思います。副議長、市長、消防署長さん、消防団長さんと一緒に回らせていただきました。「コート着用はせず」と言われていたので、どんなにか寒いかと心配していましたが、それほどの冷え込みでなく、貼るホッカイロ5つ、貼らないホッカイロ2つ、もちろんユニクロのヒートテック(極暖ではない)とそれに加えて「裏起毛タイツ」なるものを投入した結果、「全然大丈夫」という感じで。あと、ユニクロでずっと前に購入した「腹巻」です。

こちらのタイツはなかなかの優れもので、遊説の時にも使えますね。選挙の時の「必須アイテム」に追加します。ちなみに、「腹巻」は貼るホッカイロの暖かさを逃がさないのでこちらもおススメです。

消防団の皆さんの歳末特別警戒って「知る人ぞ知る」だと思います。でも、「チーン」「チーン」と年末になると聞こえてくる音がありますよね。当たり前のように耳に入っている「音」…決して当たり前ではない…って確認しました。10分団と多摩消防署と多摩センター出張所を回り、「激励」になったかどうかわかりませんが、一言の挨拶をさせていただきました。こうした活動に関わってくれる皆さんの存在…「寒い」とか何とかって「甘えたことは言ってられん!」と思いましたね。

激励を終えた後、消防署で「おそば」をいただきました。署の皆さんがつくってくださる「飯」ですね。素晴らしく美味しかったのですが、「寒さ対策」にといつもより夜ご飯を気合いを入れて食べていたために、一日の食事が「4食」になってしまったことへの罪悪感でいっぱいになりまして。男子とは違い、私の「おそば」のサイズは一回り小さい丼ぶりでしたのが救い?…署員の皆さんのお心づかいに感謝します。

ええ、体重管理と体調管理が目下最大の課題。そしてまた、嘘かホントかわかりませんが、アルコールは「老け顔」を促進するという話しも聞いてから、「ええっ!」と恐ろしくなっておりますが。

今年は2回目の成人式を迎えた「40歳」。一年を振り返った私の感じは「転」ですね。いろんな意味で。自分が思ってもいない方向に転がっていく感じです。「転寝」というときの「転」の意味です。

そして大晦日の締めくくりは京王プラザホテルのラウンジでのケーキ。モンブランが売り切れていた代わりの「いちごタルト」でした!今年もたくさんの方に支えていただきました。感謝の気持ちでいっぱい!この気持ちをいつも胸に、活動にちゃんと還元していかないとな。2017年、思い残すことは…?40歳になるから、新しいことをやろうと思ったのに、自分のやりたかった「○○」はできなかったこと。でもそのかわりに「議長」という新しい役割が降りかかってきた(なんて表現をすると怒られるかもしれませんが)…ということで、とりあえず「○」にしておきます。

唐木田クリーンアップ!

多摩清掃工場(多摩ニュータウン環境組合)が中心となって実施している唐木田クリーンアップ大作戦。実行委員会方式で開催して3回目とのことで…去年は雨が降って中止になったので、「今年は覗いてみなくっちゃ!!」とスケジュール帳にメモしていたらしい…「そうだ、行かねば!」と思い立って、足を運んでまいりました。

唐木田菖蒲館の運営協議会の皆さんをはじめ、地元自治会のみなさんや周辺の事業者の皆さんも一緒になって「お掃除大作戦」!昨日、多摩センター駅周辺を一緒におそうじしたグリーンバード中央大学チームのみんなも参戦。グループに分かれての地域清掃で、私は唐木田児童館に通っている?子どもたちとボランティアの大学生さん、それから自宅に入っていたチラシを見て参加したという女子高生と橋本由美子議員と一緒に約1時間ほど時間をかけてごみ拾いを。ごみ拾いというよりか「ごみ探し」のようでしたが。

実は、それほど多くのごみが落ちておらず、一緒に回った子どもたちは「ごみ」を発見するたびに歓声を上げ、競争するように拾っていたのが印象的でした。まるでゲームしているようでした。感想…「意外とごみが少なかった」。とは言え、拾ったごみの中に目につくのはたばこの吸い殻!・・・。どこもかしこもですが、やはりマナーや意識の持ちようと言いますか、問われますね、私たち自身が。

ごみが落ちていないきれいな地域。住んでいる人の顔が浮かびますね。全体としては「街がきれい」と思いました。集めたごみは最後、分別して計量します。ちなみに今日は全体では100人を超える参加者、拾ったごみの総量は約45キロでして・・・私の体重くらい?ですね(笑)

一年に一度、「拾い残す」ことのないようにと心がけながら、いい汗をかくとまでは行きませんでしたが、程よいウォーキングにもなったかも。気持ちのよい青空のもとで「ごみ拾い」を通じた交流ができることもいいですね!

ということで、その後、いつもどおり、議会へ行き、いつもどおり事務作業をして。そして、行きにはなく、帰りがけに目に入ったのは地下一階の壁。なかなかかわいらしく、どんより暗かったフロアが明るくなりました。でも、ここに議会情報を掲示するためのお手製掲示板があったのですが…どこに行ったかな?

明日は市役所も仕事納めとなります。休肝日つくらないといけない。

多摩センターおそうじ☆

今日もいつもどおり。年末年始に向けて、「あー…いろいろあるな。」と思いつつ。そして、定例のおそうじに参加。多摩センターはイルミネーションがきれいでした。

颯爽と早足で歩いているわけではないのに…いつもとは違って、「いざ、おそうじ!」と思うと、たばこの吸い殻がとても目につくのは不思議です。喫煙場所があり、駅周辺は禁煙区域なのにな…とちょっと残念な気持ちになります。マナーを守る守らないは個々人の意識の問題。禁煙区域で喫煙者を見かけても、注意を促すのはなかなか難しい世の中なので、やっぱり一人ひとりの良心に訴えるしかないですね。

街中に「○○禁止」「○○してはいけません」・・・というような禁止看板がなくなるのが私の夢。

さて、中央大学の学生さんを中心にしつつ、他大学からの参加者もあり、今日もにぎやかでした。いろんな人にウェルカム!と声かけていることもあり、市民の方も参加して下さり、市議会からも藤條議員、青年会議所メンバーとしても参加している松田議員も参戦!駅の北側と南側に分かれてごみ拾い。夏からスタートして、「毎月1回」と定着しつつあります。「拾ったごみの分別」にもう少し配慮してほしいという指導があったようなので、今日はいつもよりも燃える燃えないを気にしてみましたが…最後、拾ったごみ袋チェックをし忘れたなあとやや心残りです。

そんなことで、来年もよろしくお願いします!「おしゃべりごみ拾い」という感じでとても楽しく、わかものと交流しながらやってます!

12月定例会を終えて。

先週末、今年最後の定例会が終わりました。定例会が終わると、緊張感から放たれるようになる私…。私へのクリスマスプレゼントは「休暇!」とばかりに、ご近所周りをフラフラしておりました。我が家にはサンタクロースもいつしかこなくなったクリスマス。モイベーカリーさんに注文していたシュトレンだけはちゃんと取りに行きました。ついでに、もちもちっとして食べ応えのあるパンも購入してきました。来年もおいしいパンをたくさんこねて焼いてもらいたいなーと思います。

さて、12月定例会。市長が提出した議案はいつもどおり全会一致で可決。ただし、パルテノン多摩の大規模改修と図書館再整備に関わる基本計画策定のための補正予算についてのみ、挙手多数という結果。反対したのは同じ会派の大野議員、折戸議員、増田議員、遠藤ちひろ議員と藤條議員です。遠藤めい子議員と他の会派の議員は賛成しました。会派内で意見交換や協議をし、相容れない場合には最後まで拘束しない…というのがうちの会派の暗黙のルール。「それ、会派じゃない。」と言われてしまうかもしれませんね。既に今までにも「お宅に『会派』を名乗らないでほしい。」ということ言われておりますが…。もともと「同じ政党」にでも属していれば…「党議拘束」的なものをかけられるのかもしれませんが、改革みらいの場合には「互いを尊重し合いつつ」が最も重要なこととなっていて、その上で「議決について判断はわかれないように」と意識してそれぞれが歩み寄っているので、「判断折り合えない」という場面も出てしまうのです。

会派の話し合いでは「特別委員会で一定積み重ねてきた議論を尊重すべき」という意見もありつつ、「とは言え、特別委員会の中で主張してきたことは受け入れられていないのだから」という意見あり。最後は「それぞれ」の判断になったものの、会派の一員としては「それで良し」と思ったこと…それから、議長としては市民の中にもまだまだ賛否両論あることを考えると、「全会一致」でなくて自然だとも思いました。多摩市議会は市長提出議案に対し、「全会一致」ではない風景の方がむしろ「奇異に映る」…類まれな議会になっていることは、傍聴席からも指摘されている不思議かもしれません。

いずれにせよ、補正予算が可決されたので、市長は安心して年末年始を迎えることができるでしょう。そしてまた、市長が明日の記者会見終了後に「何やら話がある」としているそうで、4月の市長選挙に向けて出馬表明かなあと想像しています。

 

今日の朝。日が昇りかけの空。…そういえば冬至を過ぎたのですね。そんな季節感覚を失っておりました。

今年最後の永山駅での遊説。顔見知りの方にいつもどおりに挨拶をさせていただいたり、それだけで「元気」もらえます。ありがたいなあって思います。

最近流行りの?マンホールカード・・・キティちゃんカードの人気度はどうなんでしょうか?多摩市役所での配布場所は第2庁舎になっています(もう1カ所は永山公民館)。ピンクの旗がひらひらしています。やっぱりキティちゃんを見ると「多摩市」と個人的には感じていますが、愛宕かえで館のイルミネーション…見えづらいですが、実はキティちゃんがいます♡ちょうどよく信号待ちができたので、車の中から撮影してみましたが…。すごくかわいい。キティちゃん風と言った方がいいかもしれませんが、すごくかわいくキラキラしていました。

ところで、昨日の永山公民館ではサンタクロースがマンホールカードを配布していたと聞いております。。聞くところに寄ればトナカイもいたとか。こちら、証拠写真です。こういう気の利いた取組みこそPRしてほしい。

仕事納めは12月28日です。何があるかもわからないし、年始に向けた挨拶の予定とかいろいろあるので・・・。私もぼちぼち議長室に足を運んでいます。いつもだとこの時期は地域の挨拶回りなどやっているんですけれど。定例会が終われば、議会フロアは静まり返るわけですが、今日はまだ、会派で集まったり、控室での仕事をしに来たり…という議員の皆さんもいらっしゃいましたね。「毎日議長室に行って何をしているのか?」って言われるのですが、何かしらすることがあるのもまた不思議です…。さて、明日は何をするかなあ。

おおきなおうち@ハーモニーカフェ

四市競艇事業組合が50周年!…の記念レース。そのお祝いもかねて、三市収益事業組合議会の議長である増田議員とボートレース多摩川まで足を運んでまいりました。四市競艇事業組合の議長は江口日野市議会議員、そしてまた、六市競艇事業組合議会に所属している調布市議会からも伊藤議員、川畑議員とご一緒させていただきました。私はこちらの競艇場に足を運ぶのは初めて。ボートレース江戸川とは違って、レース場の向こうに見える山並みが美しい。空気が透き通る冬の空…本当にきれいに稜線を見ることが出来ました。レース場、水面の穏やかさもいいですね。ボートレースの組合議会でご縁のある議長経験者の皆さん、そしてまた、組合議会を支える事務局の皆さまと情報交換をさせていただく機会は、私の視野を広げるいい時間にもなっています。

さて、今日は今年最後のハーモニーカフェでした。会場はこばと第一保育園のホール。スタッフも入れて約100名が集まりまして、いつもながら盛大でした。クリスマスは特別メニューになっています。保育士さんや調理室の皆さんもこの日のために力を貸してくださっています。地域から、たくさんの子どもたち、大人も集まり、おいしいお食事、サンタクロースからのお土産に笑顔が溢れておりました。

コーンパン、みるくパンは地域の「どんぐりパン」さんから。今日の注文に合わせて、準備してくれたことと思います。子どもたちに大人気のチキン。クリスマス用になっていて、かわいい。そしてまた、シチューは心も温まる味♪

盛り付けなどなど、ホールの準備も結構大変ですが、何とか無事に間に合わせ・・・会場は一気に満員となりました。ボランティアさんが、ずーっとクリスマスソングをピアノ演奏。その他、ライブと称した演奏などもあり。今年のハーモニーカフェは、諏訪4丁目の集会所で昼間のランチ会の取組みもスタートさせました。「食」を通じたつながり、「だんらん」を思い出せるような場づくりをしたい!…というささやかな思いが少しずつ形になっています。私たちは諏訪を拠点にした取組みをていねいに重ねたいなあと思っています。

 

しみじみと…今日は、ホールで弾んでいる会話を聞きながら…「おおきなおうち」だなと思った次第。やっぱり、ここはママと子どもたちで集うレストランとは全然違う。「ここ」だから、来てくれる…「ここ」だから、安心できる…子どもと一緒に外食するというのも、レストランだと他のお客さんへの迷惑を考えなければいけないですから。

保育園の中はあちこちでクリスマス。かわいらしいお人形を見ながら、癒されました。事業を拡大するのではなく、あくまでもこの地域に根差した活動として継続していくのが目標。それにしてもボランティア力ってすごいなあと関わって下さるみなさんに頭が下がります。

明日で定例会は最終日。無事に終了することを祈りつつ…。

議会のPRをしてみた。

昨日は代表者会議、今日は議会運営委員会でした。いよいよ明後日で今定例会も最終日となり、閉会します。そして、今年最後の本会議であり、一年の締め括りです。私…やれやれ…な感じです。気を抜かずに、緊張感持たねば…って思っています。先週あたりから、それに加えて多方面からのお誘いもあり、連日の寝不足が続いております。「忘年会」を「望年会」とする方もおられますが、最近の私の心境的には「忘年会」を望みます。

ということで、私たち市議会も「若者」との接点を模索中。行政も今年度「若者会議」を開催し、先日は市長に対し、報告書提出のセレモニーが行われています。私たち議会も「若者会議」の報告書にも目を通し、今後の市政運営に活かしていきたいと考えるわけですが、やっぱり、間接的でなく、直接の意見交換ができるほうがもっといいはず。ですので、若い世代との意見交換を進めたいとの方向性を確認し、来年4月に実施する予定の意見交換に向け、議会運営委員会に「若者プロジェクト検討会」なるものを発足させました…。大げさなものではありませんが…。ちなみに、議会では当選した回数が先輩と後輩を決めるので、若者プロジェクト検討会のメンバーはみなさん議会では新人世代の若手1期生…飯島議員、本間議員と大隈議員です。

そして、今日は平成30年度成人式実行委員会のみなさまの会議に足を運び、冒頭で議会をPRするとのことで、せっかくの機会なので、私もご一緒してまいりました。もう、私も「母親目線」ですね。「みんなかわいい!」。夢とか希望とか…これからが始まりなんだなあ…彼彼女たちの姿に感じてしまいました。来月の成人式が俄然楽しみになりました。どんな企画になるんだろうなあ…。ポスターデザインや案内状のデザインががかっこいい。

あ、私は2回目の成人式を迎えておりまして、壮年期から中年期への道のりまっしぐらです。最近は疲労回復が私の課題の一つになっておりまして、「あの若い時の元気が続かない…」という自覚症状がありまして。ただし、「病は気から」ということで、気力体力、そして知力の維持とあはよくば向上!…と年末師走の後半戦を乗り切りたいと思います!

しかし、、、予想通りの展開ですが、「多摩市議会ってどこにあるかわかりますか?」…ってご存じない市民の方も多いのですが、実行委員会の皆様も首をかしげていて…。議会がどんなにか知られていないか、議会の場所がどこにあるかすら知られていない存在であることが明らかに…。…I am sad…。

12月定例会 パルテノン多摩と図書館と。

何が届いたのかな~…と思ったら、注文してみた本。議会事務局の仕事の中味の解説書は議会改革をリードしている大津市議会の清水さんの著書。さらっと内容を確認してみようと思います。もう一つは、「自費購入」を希望される職員さんが多数いるといううわさを聞いたので。「議会答弁書作成のコツ」…どんなことが書いてあるのかしら?と大変興味深い一冊。著者によれば、「心を込めて書くべき」「思いや魂を込めていかないと、いい答弁にならない」とのこと。「なるほど…」って思います。せっかくの答弁書を思いを込めて読む…ってことも必要なことかもしれませんね。誰が呼んでも同じというか「棒読み」だと、思いは全然伝わりません。

 

さて、本日はパルテノン多摩の大規模改修と周辺施設の整備を通じて、多摩センターの活性化を検討する特別委員会の開催。この定例会の最終日にそれぞれ基本計画を策定するために必要な予算を提出したいという執行部側に対する考え方に対する協議が行われました。そもそも、予算提出については、市長の権限であるため、「予算の提出をするかどうか」というのは議論の進捗を見つつ、そこは何と言うか「あ・うん」の呼吸みたいなもので、提出するかどうかは執行部で決めればいいこと。本来、議会がとやかく言う必要はありませんね。ただ、これまでの流れを受けて、議会には最大限配慮し、気遣いをしているようで、私も副市長から「予算を出してもいいか?」と尋ねられ、「出すか出さないかをいちいち議長が承認する必要はないと思うけれど、別に出してもいいのでは?」と話をしたわけです。だいぶ、協議も煮に詰まってきたことは、誰の目にも明らかで、このまま議論が深まりそうにもないことを考えると、次のステップに進みつつ、必要な協議と議論を重ねるというのも一つの方策かなと思うため。もちろん、立場や見解によって、あるいは「何を大事にするのか、したいのか」によって、議員の態度が全会一致になるとは思っていませんが、それはそれで議会なのだから当然のこととも思います。ちなみに、9月定例会の前にも補正予算を出したいとの意向があったようですが、その際は「議論の進捗を考えれば、今はまだ出すタイミングとは思えない。」と私が議長として感じている空気感は伝えてきましたけれど。でも、私の感じている空気感が独り善がりでしかないと突っぱねるなら、それはそれで執行部の権限を行使すればよいだけの話。

ただ、私が思うのは「私がOKすれば『全会一致』になるわけではない」ということです。もちろん、提出した議案は否決されないほうがいいわけで、そのために各方面各場面で議論が重ねられるわけですね。その中で、「だいたいこのあたりかな」という塩梅があればいいのでは?って私は思っていて、「全会一致」になるかどうかというのはまた別の次元の話だって考えています。ところが、どうも、最近の傾向として、特に副市長は(市長は…なのかもしれませんが)、「全会一致」にものすごいこだわりがあるようです。

でも、そもそも「全会一致」というのが本当にいいのかどうか…全方位外交で「全ての会派から支持されている」と市長も事あるたびに自慢話のように話しておられますが、私は「だから、どっちつかずになるのでは?」と感じることもあるのですね。最も、どんな場面でも妥協点や合意点を見つけるための努力をいかに重ねていくかも問われると考えますし、そこに議会の醍醐味があるは思っていますが、でも、私は議論の過程で浮き彫りになった「違い」は「違い」として認め合っていくことがもっと必要なことって感じます。「違い」を認めつつ存在し合う関係性こそ何にもまして大切って思うので。無理やり一致点を探そうとするために、あるいは、みんなに支持されたいと変に「無理」を重ねるようなことはしないほうがいい場合もありますね。もちろん「敵ばかり」というのでも困ってしまいますが、ある意味、あちこちに気を遣い過ぎて、結局何も決まらない、決められないなんて場合…それは停滞にしかなりません。

<まとめ>変に「無理」を重ね、あちこちに気を遣うと「何もできないで終わる」ことも多い。

そして、どうせ何もできずじまいなら…って、最初からやらないほうがいい・・・みたいに、何だかモチベーションまで上がらない状態で開店休業、スイッチオンにならない場合があるとすれば、それこそ最悪な事態。

 

というわけで、パルテノン多摩の大規模改修は進み、図書館本館の再整備については「どこに」整備するかという用地の問題は別として、議会としては「「基本計画策定」に向けて必要な予算が提案されれば、それを受けて「議論していきましょう(可決できる)」という段取りとなりました。個人的には図書館本館の基本計画を進めるにあたっては「用地」を決める必要があるのではないか?と思っていて、そのための議論を重ねたほうが良いとも考えています。でも、まあ、「用地を確定しなくても、基本計画の策定に向けて取り組むことが可能」とする図書館担当の回答も聞いたうえでの判断に理解を示した議員さんもおられました。あとは、新たに示された「図書館用地」である多摩中央公園の一角が「適地」とし、納得をされている方もおられました。

 

個人としてどう考えるか?…あとは会派内での議論のやりとりも受けつつ、議会全体の動向をなるべく「客観的」に捉えるように心がけています。「議会(議員)の『自己満足』に終わっていないか?」って…いつか市民の方にいただいた指摘を思い出しながら、議会の「今」を捉えている自分がいたりします。あとは何をどう優先させていくか…自分の視点も確認しつつ。

年末年始に向けて議会も定例会最終日への準備を進めていきます。2017年もあと10日余りか・・・・。早いなあ・・・。

12月定例会 子ども教育常任委員会!テニスコートは改修しなくてもいいの?@多摩東公園

昨日の委員会について報告。審査案件については気になるところで委員がそれぞれ意見を出し合ったものの、全ての議案、全会一致で可決しております。学童クラブについては4月から利用者負担額の見直しが提案され、現行6000円から7000円にしたいとのこと。負担増については、例え1000円であっても、なかなか厳しいものがあります。負担増になるのは学童クラブ費のみならず…税金等などについても負担増になることは確実ですから。とは言え、何とか保護者の皆さんにもご理解をいただきたいなと思っております。

さて、私・・・特筆すべき、どうしても、解せないことがあるため、ぜひ、市民の皆さんとも共有しておきたいことがあります。というのは、「多摩東公園、武道館・陸上競技場等の改修工事」についてです。この工事は2か年に渡って実施される予定で、スポーツ総合公園とも言える多摩東公園を一体的にリニューアルして行こうとする内容だと理解しています。さらに、リニューアルした後は公園全体のスポーツ施設も含めた管理運営について一体的に指定管理者制度を導入する方向と聞いております。

私が疑問を持っているのは、公園内にあるテニスコートエリアの件。多摩東公園のテニスエリアには「管理棟とコート」があるのですが、今回の工事は老朽化した管理棟だけが対象で、老朽化しているコートは改修しないで工事の対象ではないというのです。

なぜ「コートだけ」を除外しているかと言えば、「施設の改修計画」が存在していないからだそう。実は「屋外スポーツ施設」と言われるテニスコート、野球場、サッカー場等とわが街の充実ぶりには目を見張るわけですが、これらの施設について、「将来にわたってどうあるべきなのか?」、維持管理の問題を含め、改修の方向をちゃんと議論しなければならないというのです。要するに現段階では「計画」ができあがっておらず、工事をするわけにはいかないそうです。

 

確かに、それはいかにも正しいお答えかもしれない。議会でも「屋外スポーツ施設の改修計画」がないことは過去にも指摘されていますし、私も指摘した気もします。

 

しかし、そのことを尊重するなら、「管理棟とコート」ともに今回は改修を見合わせるというのが自然な判断ではないでしょうか?なぜか、今回は、「管理棟は改修するけれど、コートは改修しない」というどっちつかずのようなすっきりしない工事内容になっているのが疑問です。

 

どうも理解しがたくて理解しがたくて、合点のいかない判断です。なぜなら、誰が考えても、改修工事をするならば、「管理棟とコート」と一体的に工事をする方が効率的。いずれコートも改修するわけですし。それもものすごい先のことではなさそうです。そしてまた、せっかく公園全体のリニューアルオープンを印象づけ、さらにスポーツ総合公園としての魅力を高めていくためには今、ここで一気にリニューアルGO!とするべきじゃないのかなあ…。もちろん、「改修計画」の不存在については、行政の怠慢には厳しい指摘がされて当然ですね。とは言え、この判断は「アリ」と言えるでしょうか?何ともアンバランスとしか言いようがなく、私にはなぜこのような判断が導き出されるのか疑問です。なぜ、「改修計画が不存在」を理由し、コートの改修だけ見送りになるのか?

 

 

いろいろ考えた挙句?…「利用者には迷惑をかけない」配慮を万全にとるらしく、工事期間中も「管理棟閉鎖」…だけど「コート使用可」にする工夫を考えているそう。

 

しかし、現場に足を運べば、一目見ればわかります。壁打ちエリアのひび割れ具合など、やはり30年超の年月を感じさせるような状態。利用者にしてみれば、「なぜ、コートだけ工事しないの?」になると確信します。「改修工事費用がかかりすぎる」云々がコート見送りの理由であるならば、利用者はきっと、「管理棟」よりも先に「コート改修」を選択するのではないでしょうか?

 

そもそも、多摩東公園についてはクレイコートなため、天候によって使用できるできないが大きく左右されるところが問題点。テニス愛好者からも「非効率なコート」と言われています。特に、雪が降れば、数日は使用できず。それに対しては、利用者から「管理人がいるわりには、ずさん」という指摘もいただくくらいです。せっかく管理棟があり管理人がいるのにもったいないという話しです。管理人さんは市の指示に従い、業務をこなしていると思われますが、利用者からは「管理人さんってどこまで必要なの?」って尋ねられたこともあります。そんな声にも耳を傾けてほしいです。

 

クレイコートは足腰への負担が少ない。なので「クレイコート」を好んで、多摩東公園を利用する方もいらっしゃると伺っています。でも、年間に天候の影響などを受け、使用できない日が100日くらいあるそうですから…。それは宝の持ち腐れというか、ちょっと考えものですよね。もし、クレイコートのまま東公園のテニスコートを存続させるのであれば、それなりに維持管理水準を上げていく必要があるでしょうね。「使用不可」をそのままにしておくわけにはいきません。

 

ま、いくつかの質疑をして分かったことですが、「コートをどんな風にするか、まだ十分に意見を聞けていない」と考えているようですね。それならば、維持管理コスト面からの費用対効果なども十分に検証してほしい。そして、充分綿密に計画を策定するのであれば、管理棟の役割、その在り方、必要性についても議論に加えてはどうかと思いますね。

 

それにしても、どうにもこうにも、私が市民に説明できるだけの理由が見つからなくて苦しみます。多摩市がスポーツ施策をどう考えているのか?という観点からも、多摩東公園全体を指定管理者の知恵と工夫でもっとよりよい活用をしていこうとする方向性からも、なぜ、「コート除外」になるのかがわからない。何か、もっと別の理由でもあるのでしょうか?例えば、テニスコートのところは公民連携で改修工事をする腹積もりがあり、民間資金で改修をしていくめどがたっているとか???

まあ、民間資金でテニスコートのエリアの改修を考えているとしても、「管理棟」と「コート」を切り離す意味が見つかりません。真意が見えない。

 

ちなみに、多摩東公園の改修は都市計画事業として認可を受けて実施する予定になっています。つまり、都市計画税が充当できるということ。そうそう、まさに、西は多摩中央公園内の文化施設であるパルテノン多摩にも都市計画税をでっかく投資していくのと同じ考え方ですね。そうであるならば、東はスポーツ施設である多摩東公園についても同じ考え方で工事段取りを取っていくべきではないの?って思うのは私だけですかね?文化もスポーツも大事、そして二つの総合公園の価値づけを考えても。望ましい取組み方があると思っています。例え、工事金額が見込みとは異なっていたとしても、再検討してもらいたい。「どうしてコートは工事しないの?」って素朴な疑問ですよね。「えっ?」って思うでしょうね。計画がないから工事しないというなら、中途半端に「管理棟だけ工事する」というのはホント、おかしな話です。

 

みなさんはどうお考えになりますか?よかったらご意見お寄せください!E-mail: hisaka_box@yahoo.co.jp

12月定例会 生活環境常任委員会

定例会も生活環境常任委員会が終わって、あとは子ども教育常任委員会のみ。議長は常任委員会にも所属をしないほうがいいという意見もありますし、あとは、他の議会では議長は在任期間中は会派を抜けるというところもあり、いろいろ立ち位置を考えるわけです。委員会には所属できるので、「明日はちょっとくらい意見が言えるかな」とか思うと少しうれしい。

今日は委員会開会前に和田地域に完成した「和田・東寺方コミュイティセンター」…「かるがも館」の見学をしてまいりました。地域の人たちが集まり、「その後運営」のことも考えた施設づくりとなっています。地域の皆さんの内覧会は来月なので、正面から撮影した1枚と、2階の会議室の写真だけ掲載しておきました。既存施設の見学を踏まえ、さらに一歩…「イマ」のニーズに応えた施設になっているなと思います。各部屋とも中が見えるところ…「活動を可視化したい!(そうすることでPRにもつながる)」というのは新しい公共施設で取り入れられていることですね。

建設費は約6億円とのこと。「意外と安くできた。」というのが担当課長の感想のようです。確かにかつてのコミュニティセンターは10億を超える建設費をかけていますので、それに比べれば・・・ですね。

パルテノン多摩の大規模改修で約80億の数字を見ている私も最近は数字に関する感覚がやや鈍化しているようで、「そんなものでできるのか…」と思ってしまいました。ちなみに既存のコミュニティセンターを修繕するところに「おいくらなの?」も気になりますね。新築するのと同じくらいかかるとも言われていますが。

さて、今日の委員会では市道路線の認定などを審査し、議案については全て全会一致で可決しました。その後、協議会に入り、担当所管から各種の報告。盛りだくさんの報告の中でも「街路樹よくなるプラン」「交通マスタープラン」「多摩市一般廃棄物処理基本計画」(ごみ処理計画と言った方がわかりやすいが)…などこちらも計画書の見直しなど、もっと時間をかけて議会でも議論した方がよさそうなものがズラリ。もちろん策定過程では市民参加手法も取り入れていくわけですし、専門的な立場からの意見等も入っているとはいえ、「税配分の根拠」にもなっていく行政の行動計画書なので、議会でも内容を押さえておくことは必要ですね。

また、2年ごとに進捗状況が報告されているそうですが、「今後のみどり確保と借地公園の整理について」では、今後、国庫補助なども見込むものの、市の財源としては都市計画税を充当するということで取得予定の「借地公園も含む’みどり’」については総額約7億6千万円が概算として示されていました。

よりよいまちにするため、「公共空間」をみなで守っていくための必要経費。・・・・しかし、これまた、パルテノン多摩の大規模改修と比較すると、上記の取得予定地の総額なども「それほどでもないのか・・・・」という感覚にもなってしまう。つまり、そのくらいパルテノン多摩の大規模改修に都市計画税を充当することの意味は「重たい」のですね。もっと言えば、「都市計画税の使途が拡大されたことで、急に財布の紐が緩めてしまっていいのか?」という視点を持ちながら、市民の大事な大事なお金を使うことに対する姿勢を大規模改修を進めるうえでも見せなければならないって思います。

「今、ここに、これだけの税金を出費をしてしまってもいいのだろうか?」って常に思うことで、緊張感のある仕事が出来ていく。自分自身でも、大きな金額の買い物をするとき、いろんなこと考えると思います。それと同じだと私は考えています。家を購入するとき、ローンを組むとき、「何度も何度も考える」のだと思います。有り余ったお金を手にしている人であれば違うかもしれない。でも、庶民の生活の場合には、「これで大丈夫か?」と生活設計、将来設計とともに考えていくのが普通です。その気持ちを忘れないで仕事を進めていく、議会で示された予算書も一つひとつ点検していく…今、多摩市行政を見ていると「将来に対して’漠’とした不安」を感じてしまいます。

でも、都市計画税の本来的な使い道としては「借地公園も含む’みどり’」の取得のほうが随分ふさわしいですね…。

市役所のロビー。クリスマスらしくお花。華道連盟の方がこうしてお花を飾って下さるのはうれしいですね。ぜひ、お花が引き立つように、もう少し背景にも気を使ってほしいと思ったりします(笑)

12月も半月が過ぎようとしており、2017年の集大成に向けて・・・?今年の漢字は「北」ということですが、みなさんにとっての一文字は?…私にとっては…とか考えにふけった夕刻でした。

12月定例会 健康福祉常任委員会

障がい者美術作品展は今度の日曜日までです。パルテノン多摩の市民ギャラリーに今年も力作が並んでいます。アンケートに回答すると、出品している皆さんが製作したプレゼントがもらえます。

さて、健康福祉常任委員会が開催されました。議案は陳情1件でした。「来年4月に予定されている国民健康保険制度改革で保険税が大幅に値上げされることのないように対応してほしい」ことを求める内容でした。結果的には全会一致ではありませんでしたが、採択となりました。まだ、今のところ国民健康保険の運営協議会では保険税額についても検討中。その動向を見ながら、委員会でも必要な対応を進めていくようです。健康福祉常任委員会はいつしか伝統的に???…やる気がみなぎっている人たちが集まる委員会になっており、委員長の力量に寄るところも大きいと思っていますが、今期は、政策提言できる議会をめざし、「手話言語条例の制定」も視野に入れ、積極的に活動していく方向になっています。

委員会活動が活性化し、活発になることは望ましいこと。そして、委員会によって「差」が出てくるというか、委員長の力量が問われるところというか、「委員会運営力」が試されそうですね。

一方、議会全体として考える時、こうした委員会の独自活動をさらに後押しできる「仕組み」が作りきれているとは言えないところもあるかも。議会全体があり、その一角を担うのが委員会の活動。委員会の活動を全体化するというか、共有していく工夫も必要ですね。ついつい委員会に任せきりになってしまい、委員会に所属していない議員の意識や認識がついていけなくなる…ということもありまして…。導入しているタブレットを活用することも考えられるかな?と思っています。

それにしても今日の委員会では協議会で「計画もの」が3つほど報告されており、担当している健康福祉部が日常業務の他に「計画づくり」にも追われていて大変そうだなあと思った次第。こうした計画書の策定も必ず市民の参加を取り入れているので、工程を考えてみればその作業量等など想像に難くありません。配布されている素案に目を通すのもなかなか大変な作業ですが、それをスキップせずにやるべきですね…。

ちなみに、昨日の総務常任委員会で話題になった「第二次ストックマネジメント計画(修正原案)」については、「ぜひ、ご覧いただきたい」とする担当所管からの申し出があった旨、全議員宛のメールが届きました。これ、タブレットを導入した意味!ですね。「素案」と言っても計画書になれば結構なボリュームのもの。紙資料の場合、コストを考えれば、「素案段階の計画書」のものを全議員に配布するのはよほどの事がない限り難しい。しかし、タブレットはそんな悩みはなんのそのですね!そんなわけで、タブレットを活用すれば、もっともっと議会や議員活動が活性化していく…ってことちょっぴり実感しました。「何のためのタブレット?」と言われなうようにしないとですね。税金で使わせていただいているので。

今日はさらなる冷え込みを感じました・・・・委員会室も暖房の効き目がいまいちのようです・・・・。