○年ぶりに調律してみる。

明日から定例会開会。ふと思い立って、そろそろピアノの調律を・・・とお願いしました。どこにお願いしようか、メーカーさんにお願いしようかなど迷って、とりあえずインターネットで探し当てた方。しかし、思いにもかけず・・・何と、ピアノの鍵盤を全部取り外し、弦の汚れ付着を指摘して下さったり、内部もものすごくきれいに掃除をして下さいました。調律の現場には何度か立ち会ったこともありますが、鍵盤を全て取り外すような作業は初めて見たことでしたし、もちろん弦に長年の誇りなどちょっとずつ溜まっているなんて説明も初めて、加えて、音の調整についても・・・・「とがった音」を何とか改善できないのか?、そしてまた「ピアノのくせ」までも見抜いてくださり、作業をしてくださいました。「ピアノの弾く人ではなく、調律の問題も多いんですよ。」とのこと。

しばらくピアノの調律をしていなかったので、私の耳にも「音の狂い」を感じていたのですが、調律を終えて、何度となく再スタートと決心をして何回目かわかりませんが、「よい音の出るピアノ」にするためにまた自主練開始したいと思います。

ということで、多摩市が購入したピアノたちはどのようなメンテナンスを施されているか気になるところですね。調律は実施しているものの、メンテナンスの「質」はどう確保されているのかしら?とふと思いました。うちのピアノはもう購入してから30年以上経過していますが、100年はちゃんと弾くことができるとも言われました。これは手離せなくなったなあ・・・。

明日から定例会開会で、午前中は質問準備のために意見交換をしていたのですが、目の前にある課題を何とかするだけで一生懸命にならざるを得ず、先の先のことまで見越して「今」を考えているように思えないのが残念。

茅ヶ崎市民文化会館が閉館されました。工事概要はこちら。興味深いのは、紆余曲折を経て・・・基本設計実施設計から5年を経過して、やっと工事にたどりついたという事実(茅ヶ崎市民文化会館再整備事業)。工事を延期させていた間の対応とか、参考になるかどうか・・・天井の安全策だけは講じていたようですし、10年、20年の節目で何らか工事を施しているとすれば、パルテノン多摩とはちょっと事情が異なりそうですが。今回の質問は、パルテノン多摩のことにもちょっと触れますが、それ以上に尋ねておきたいのは「市長の考え」。ま、どうせ「市長の考え」を部長たちが代弁するのだと思いますが。

まずは代表質問から。改革みらいは遠藤ちひろ議員の力作、ボリュームたっぷりで質問する予定です。

パルテノン多摩改修基本計画策定委員会終わる。

週明け月曜日。なぜか・・・また喉がやられていることと、他の政党の方が永山駅で宣伝活動をやるとの情報もあったので・・・本日も開店休業状態でした。地味に宣伝をしている私とは違って、にぎにぎしく?看板などを出されている方とご一緒しているわけではないのですが、場所をシェアしていますと、「あまりよろしくない」というお声を頂いたりして。

週末土曜日に全10回開催された策定委員会の最終回。ほぼセレモニー的に議事が進行し、最終報告書が市長に手渡されました。この報告書、すみずみ丁寧に目を通してみましたが、これはこれで完成度というかお世辞でも、嫌味でもなく「立派な報告書」になっているのではないかと思った次第。報告書に課題として書かれている「地域の活性化」については、「・・・・地域全域のグランドデザインも検討を進めることが重要である。」ってありまして、「ふむ。。。」あるいは「ほほぅ。」という思いを持ってしまうのではないかと思いました。

なぜなら、多摩センターの「グランドデザイン」は既に存在すると主張しているというか、行政は言い張っておりますので、改めて・・・建築あるいは都市計画なども熟知されているというか、造詣深い方々も参加する策定委員会が練り上げた報告書に指摘されていることを一体どのように受け止めるのかしら?と思いますね。

ココ、一般質問で確認すべき事項・・メモメモ・・・。まあ、行政の主張どおり「グランドデザイン」が存在するのかもしれませんが、いずれにせよ、今の内容では不十分であるとの指摘であることには間違いないため。

 

地域づくり団体全国協議会が主催した「地域づくりコーディネーター研修会」なるものに参加してまいりました。生まれ故郷を良くしたいと活動している同世代の姿は頼もしい。高度成長時代などとは違って・・・「生き方の選択肢」も多様化している証拠なんだろうなと。「わざわざ戻れる場所」があることはうらやましい。

「わかもの、よそもの、ばかもの」・・・でも、若者だけでも変えることはできず、よそ者だけでもなかなか難しく、ばか者が意味するのはいろいろあると思うけれど、きっとそれだけでも難しいわけで、それぞれ、やっぱり地域の大人たちともつながりながら、事業展開していることだけは確か。とりあえず、研修会で事例発表をした3名の若者は「わかもの」だけれど「よそもの」ではなかったので。

■長野県上田市 地元カンパニー
■岡山県美作市 山村エンタープライズ
■高知県四万十市 いなかパイプ

大事だなと思ったのは、やっぱり情報発信。「域内」だけに目を向けていては活動は発展しない。「域外」も視野に入れていることは共通項ですね。こうした活動は10年、20年、30年と経過する中でどんな風に展開されていくのかが個人的には興味深い。

 

明後日から3月。明後日から定例会。2月は終わるのが早い。一般質問の答弁調整をするためにゲンナリ来るのはなぜかしら?とにもかくにも市長の政策実現に向けて、残り1年・・・・行政職員は忠実に動くものなのですね。

「今日の答弁は最低・・・」と苦言が飛び出す。

パルテノン多摩改修特別委員会。1時間30分くらい過ぎたところで委員長から答弁をしている行政側に「お叱り」の声が飛びました。まあ、議会全体の声を代弁してくれたような感じがあり、委員としてはスッキリ。今日は多摩センター地域の活性化をどうするのか?という話にも関わって意見交換などがされたわけで、私個人的には次の一般質問の内容とも関わって来るなと思いながら、他の委員の方の意見を聴いて考えをめぐらしておりましたが、結局・・・・感じたのは「そんなに困っていないのかな」ということで、疲弊してどうしようかと必死になっている他地域とも異なって、「お尻に火がついていない」というか、「別にやってもやらなくてもいい」くらいのものなのかな?とか感じたりもしました。全国に目を転じてみると、ホントに必死です。財政的にも厳しく、どうやって「カネをかき集めるか」ということも含めて、みんなが必死になっている気がします。それに比べると、多摩市の場合には「のんびり」しているというか、焦り感がないというか、危機感を感じないというのが正直なところ。

なので、内々内心では「困っていない」のかもしれない・・・って感じるのです。言葉で言っているほど、深刻さを抱えていないと言ってもいいのかもしれません。

ホントに困っていたら、その困り感が地域でも共有していたら、もっと動くのではないかと思います。市長は私が広告塔になって、街づくりを進めていくって先日のシンポジウムでは鼻息荒かったけれど、リップサービスにしか感じず、心底がっかりという市民の方からの感想をいただいておりますが、「情熱だけ」であっても困るけれど、やっぱり「言葉」が浮いていて、全然、地上に降りていないというか、議員がそこそこ共有しているような危機感さえ・・・お持ちでないのかもしれませんね。

今日は委員長が「パルテノン多摩は今後30年たったらどうするのか?それについて、行政はちゃんと見解を統一できているのか?ぶっ壊すという人もいれば、そうではなく、50年、60年と存続させるという人もいるけれど、一体どうなんだ?」って問い詰めていたように、結局、いまやっている大規模改修について「その場しのぎ」で改修工事するようにしか受け止められないところに、私たち議員が疑義を抱いていることを市長と共有できていないことにもそろそろ気がついてもらいたい。

 

「評論はいらないよ!」

 

ってこれまた委員長が口角泡飛ばすごく、答弁者に憤りをぶつけていたように・・・私たちが知りたいのは「だから、どうするの?どうしたいの?」ということなんですね。

 

とは言え、私が知りたいのは・・・「だから、議会は何を提案するの?どうして行こうと思うの?」をもっと議会サイドでも議論すべきであって、「行政がもっと仕掛けるべきだ!」などと言い放って終わるのではなく、もう少し、私たちも頭を使いたいなということ。なので、そのために私たちもちゃんと勉強しないといけないなって、賢くなっていかないといけないよな・・・と感じているわけです。パルテノン多摩の運営のこともそう、公園もそう、多摩センター全体の活性化のこともそう・・・・「にぎわいを創出する」って何のため?・・・・私、今の多摩センターが「全くにぎわっていない」とも思っていないので。議員それぞれが考えている「活性化」とか「にぎわい」とかって内容ももっと言葉合わせをしていかねばならないのでは?とも感じています。少なくとも行政はややスピードには欠けるものの、自分たちなりに「活性化」とか「にぎわい」という言葉を肉付けしようと議論は進めている事は確かであり、その努力は認める必要があるかなとも思っています。

 

ということで、パルテノン多摩でもようやく避難訓練コンサートが実施されるようですが、「無料」なんですね・・・・。他市では500円でも1000円でもお金を徴収して実施しているのにな・・・。

議員が長期欠席する場合の報酬問題。

ひな人形をだすかどうか迷いつつ、とりあえず手軽に出せるものを飾ってみましたが・・・・やっぱりひなあられが大きすぎるな。今日はかいはでミーティングをしたり、打合せをしたり・・・市役所他を行ったり来たりで過ごしました。今日の話題は「長期欠席議員の報酬」についてです。今、代表者会議で話題になっています。

「長期欠席議員」

正直、市民には長期欠席している議員が存在するのかどうか・・・市議会ウオッチャーでつぶさに議会状況をチェックしていない限り、知られていないことだと考えています。多摩市議会の場合には過去からも体調不良あるいは入院などで議会活動ができず「長期欠席」せざるを得なかった方もいらっしゃいますが、そのこともほとんど知られていません。いつのまにか辞職されている場合もあります。世の中的にも地方議員に向けられる視線が厳しくなり、この問題に対して、「臭いものにフタ」状態になっているのでは?という指摘もされていますね。私の所属する会派では「議会の自浄能力」の問題と捉えてきましたが、条例制定権のある市長がそのまま議会対応を見守っている状態に責任とリーダーシップに欠けるというのもまたなるほどと思います。

いずれにせよ、この件、早急に規定の整備をすべきだろうと考えていて、多摩市議会でも概ねその方向で各回は意見がまとまっています。

ところが、問題は「長期欠席」をどう考えるか?「長期の基準は?」・・・どの程度を長期とするのか、その場合の根拠をどうするのか?で頭を悩ませてしまうわけです・・・。というのも、多摩市議会では「定例会初日だけは出席してあとは全欠席で、また次の定例会初日に出席」あるいは「初日と最終日のみ出席」というケースなどがあり、実質、活動しているとはどうしても言い難く、「長期欠席」と同じ状態だと認められるのに「継続欠席」に当たらないと判断せざるを得ないケースが存在しました。連続性というならば、一日でもでてくれば「連続」でなくなりますね。ここの取扱い?判断がなかなか難しい・・・・。

 

議員の場合、選挙で選出されていることが背景にあり、「辞職勧告」をつきつけるというのもよほどのことがない限り・・・困難。当該議員を選出した市民の意向も尊重することが求められるからですね。「臭いものにフタ」という感覚でなくとも、その議員の存在を必要としている市民がいるということですし、「あなた辞めなさい」とはなかなか言いにくい。ですので、「ちょっと欠席しすぎだよな。活動できているとは言い難いよな」と思っていたとしても、触れにくかった問題であったことは事実。そうこうしているうちに、また選挙が行われたりして、結局、規定を設けるタイミングを逸してきたのかなとも思います。「逃げ」と言われればそうなのかもしれませんが。

しかし、ついでに言えば、もともと、議員は男性ゴリゴリ社会であり、女性が議員として活動することにまで想像が及んでおらず、ましてや、出産できる年齢の女性が議員になること等、一昔以上前は発想になかったわけで・・・・「出産休暇」みたいなものも不存在でした。該当する議員がいれば、各自治体ごと個別に条例制定していたようですが、多摩市議会の場合にも「出産休暇」はなかったですね。今は、全国市議会議長会からの一斉のオフレ・・・各地方議会の規定見直しが行われ、いずれの地方議会にも制度として設けられました。「そんなの必要ないよ」なんていう人もいなくなったということでしょう。まだまだ全国くまなく視点を広げれば「女性議員0議会」も珍しくないのですが。

いずれにせよ、規定があればわかりやすい、単純明快というわけ。出産のために欠席する場合に「気がひける」ことはない・・・それと同様、長期病欠で活動できていないなら「報酬は削減」となっていれば、その通りに事を進めればよいので。

なのに、誰一人、今の多摩市議会で、長期病欠議員の報酬問題を否定する議員はいないのに、何だか、過去の事例に照らした時の「連続性」問題・・・ある意味、すごくテクニカルな「継続欠席」回避手法を用いられた場合の対処法・・・どうすればよいものかと考え始めると「基準」をどうつくればいいか、何だかハードルが高くなっております。困ったものです。何とか打開策を見つけたいものです。好事例などありましたらご教示ください!

「ハードとソフトの再生」が必要・・・ニュータウンの魅力。

多摩ニュータウン再生シンポジウム。今年で4回目になるのですね・・・今回も前年どおりというか、パルテノン多摩の小ホールで2月に市民も参加する場にも位置づけられている報告会、講演会、パネルディスカッション(座談会)でした。萩原議長の挨拶に引き続きの、都議会議員の挨拶(こいそ明さん)が行われるという設えが、この事業を進めていく時の後ろ盾をじわっと感じさせますね。

それはさておき、今回のシンポジウムは「住みたいまちランキング」でおなじみのスーモの編集長さんの講演がとても参考になり面白いものであり、「街の魅力」はハードとソフト・・・ハードとは「交通・商業・街並み」であって、ソフトは「人・コト・ストーリー」とおっしゃっていまして・・・ついついこれを多摩センターエリアに当てはめてしまうのは、頭の中味がパルテノン多摩の大規模改修と三越撤退直前の現況に相当程度意識がとられている証拠ですね。

多摩センターはハードとしてはこの上ないほど立派。さらにはバリアフリーを考えて駅前にエスカレーターを設置するとか、都市再生整備の枠組みでリニューアル工事を進めていく段取りになっているものの、ソフトの問題は全くの置いてきぼり・・・ここが議会の指摘なのですが、「多摩センターのグランドデザインを描くべき」と投げかけると「すでにあります」っていうのが行政からの返答であって、ずいぶんと認識にズレが生じ、溝がなかなか埋まらないのですね・・・。基本構想があって、総合計画があって、都市計画マスタープランもあるし、「多摩センターのグランドデザインは既にあるんです」、「多摩センターのまちづくりのコンセプトとか言われても、答えとして何を求められているのかわからないんです。」と言われてしまうのがオチ・・・で、今回の一般質問でも市長に対して「多摩センターをどんな’まち’にしたいのか?」って質問をしているのですが、「すでにあります。どんな’まち’にするのかは、計画書にのっている通りです」がごとく答えが戻されてくるのでしょうか?

スーモの編集長さんは「住みたいまちランキングから読み解く『選ばれる街』の条件」として、「街の魅力を発信を!」っておっしゃっていたけれど、ニュータウン再生の枠組みでも一応、サイト(丘のまち)があるんですけれど・・・「全然知られておらず、発信力を感じてもらえていない」とは言われなかったものの、暗にNGを出されたようなものと受け止めています。もともと多摩市大好きな市民ライターの方が取材をして、文章を書いてくださっていたのに・・・何だかいろいろあって、一時閉鎖期間を経て、サイト管理をしてきた会社も変更して、URLも「http://www.tama-newtown2.tokyo/」・・・・「tama-newtown2」・・・って何だかよくわからない「2」が付されている状態。この「2」が意味するところは一体?ちなみに、売り込み文句としては「まちの魅力発信サイト」であって、多摩ニュータウン再生会議で「ニュータウン情報の発信強化」という方針に基づいて取組んだものであります。

 

いずれにせよ、「ハードの再生だけでなく、ソフトの再生も必要」というわけで、講演会を聞いた市長も「積極的に取り組む」と意欲満々な様子をアピールしていましたし、副市長も「ハードもソフトも」と改めて認識したようなことを述べておられたので、淡々と今後の行方を見守りたいと考えております。ハードだけでなく、ソフトも一緒にとはどういう仕組みにしていくか?ですね。「ニュータウン再生会議あります!」だけではきっと不十分でしょうし。

 

個人的にはパネルディスカッション(座談会)で発言された市民の方が「多摩ニュータウン再生方針は雲の上で作られて、上から降ってきたような方針で、市民にとって身近なものではない。もっと市民も一緒になって考えていけるようなものにしてほしい。」と訴えておられましたが、それは多くの議員も同じように思っている市民感覚そのもの。知らないところで進んでいる感が否めない。ニュータウンはつくるときもリニューアルするときも「住んでいる人はいない」のかなあ?っておっしゃる方もいるくらい。議会もただ動きを眺めているだけではダメですね。どう動くことができるんだろう?と思うと、なかなか解が見えないのですが。

シンポジウムの終了後、一般質問の調整で随分ぐったりしてしまったのは昼食抜きだったためか?・・・部長も課長も気長にお付き合いくださってありがとう・・・とも思いましたけど。

議会にある機能とは?…パルテノン多摩。

ようやく復活・・・というか、インフルエンザというのは単に熱が下がっただけで終わりではないのですね・・・とつくづく感じ、ずいぶんとゆるりとお休みしてしまいました。とりあえずタミフルの飲み終わりで、一般質問通告書の提出締切があったので、そこには間に合わせて現行だけは仕上げましたが。相変わらず、多摩センターエリアのこととパルテノン多摩関連のことを質問するのですが、前回よりも前々回よりも、発展性ある回答を期待するものです。(201703通告書:PDFです。)

今日はパルテノン多摩改修問題特別委員会がありました。前回の会議で特別委員会の名前(「パルテノン多摩改修問題」)と議論されている内容にかい離があるので発展的解散をして、別の特別委員会に衣替えさせたほうがいいのではないか?という意見もあったのですが、最終的には、今日の意見交換などを踏まえて、このまま続行させるような方向になったことはよかったですね。特別委員会をいったん解散してしまうと、再設置する方が難しいと見込んでいるので、ちょこっと周囲に理解を求めていたので・・・ね。

結論としては、議会にも調査する機能があるはずなので、それを活かすような方向もめざせればよいな・・・となっておりますが、しかし、調査するにしても一定の予算が必要だと考えていて、「さて、それをどうしていこうか?」というのが課題です。とにもかくにもパルテノン多摩大規模改修に関わる来年度予算は0計上となっているため、次の会議では「なぜ予算を計上していないのか。0にしてあるのか。」について行政からヒアリングすることにもなりました。「議会の動向を見てから考える」というのは一見、議会の意見を聴こうとする姿勢とも受け止められるわけですが、単なるポーズかもしれないから気をつけよ・・・と囁かれてもいますので、そうかも・・と思いつつ、議会に臨んでいると、「性悪説」というのは心地よくないものだと感じる今日この頃です。

久しぶりに委員会に出席し、その後、相次いで市民の方から連絡をいただいていたので、立て続けに人と会って、ご意見を伺ったり、要望を承ったりしまして・・・こんなにもパルテノン多摩に意見がある市民は存在していて、多摩市のことを考えてくださる人がいてくれて・・・ありがたいなと思った次第です。

ベルブ永山で「第29回文庫展」が行われています。22日まで。平和へのメッセージ展として、「子どもの本・九条の会」の絵本作家のみなさん63人の原画が飾られていました。もう29回を重ねるのかと思うと、継続して活動されてきたみなさんに頭が下がります。こうした活動も市民だけでなく、図書館の職員さんなども含め、ともに育ててきたものだと私は考えています。

それにしても、ベルブ永山はやっぱり市民に使われているなあって(パルテノン多摩との比較でしみじみ)思いました。帰り道にふらっと寄りたくなる場所なのかもな・・・って思ったのは、買い物帰りのお荷物を持った人も見かけたから。パルテノン多摩だとなかなか見かけない風景ですね。パルテノン多摩の大規模改修問題に関しては、議会がせっかく設置した特別委員会を有意義なものにしたいですね。議会の機能とは何か、改めて見つめ直せる機会になるかもしれません。そうすれば「議会なんていらない!」とする市民からの批判もかわせるようになるかな?!

「期待」の裏返しと捉えてみる。

週末土曜日、多摩市議会ウオッチングの会の皆さんから、多摩市議会パルテノン多摩改修問題特別委員会メンバー宛に出席依頼のあった集会に参加。もともと日程調整があっての集会ではなかったのでメンバー全員が参加できたわけではなかったのですが、日常的にも市政への関心がかなり高い、トップレベルにあるみなさんからお招きをいただいたということで私たち議員も緊張感高かったですね。

内容としては私たちがご意見を伺うというかたちで進行し、限られた時間であったため、発言が求められる機会も多くなかったのは・・・やはり「議会」を知り得ているみなさんの主宰だったからとも思いました。つまり、私たちも「特別委員会」として呼ばれているとの認識でもあったので、個人的な意見をどこまで述べることができるか?あるいは述べてもいいのだろうか?・・・・特段、議員サイドで打ち合わせをしていたわけではないとはいえ、「委員会の現在の進捗状況」を極めて公平公正に伝達していくことが望ましいだろう・・・というようなスタンスが出席した議員のなかで不思議ながらも一致していた感じ。そしてまた、そのことを事前に察知していたというか、心得て下さっていたのが主催者の方々で、「特別委員会でしっかりと頑張っていくべき」、あるいは「議会が踏ん張らないと!」と大いにハッパをかけられ終了でした。

実は、私はかなりボーっとしつつ出席をし、ある程度は内容も覚えてはいるのですが、その後・・・タミフルにお世話になる状況となりまして、自宅籠りになっております。

そして、熱が下がりながら、天井見ながら、土曜日のことを思いだしていたのですが、「議会への期待」も伝えられた一方で、「市長がもう一度思いとどまったり、考え直してくれるのではないか?」とする期待感も大きそうだと感じたのですね。市長に対し、公開質問状を提出し、ようやくその回答をいただいたとのことでしたが、アクションを起こすということは「期待がある証拠」と思えてきたので。

今回、市長がパルテノン多摩の大規模改修に関する予算を見送ったことについて、どんな評価があるのか?見送ったところにある「市長の意思」や「本意」はどこにあるのでしょうね?

ここ、遠藤ちひろ市議に代表質問でサラッと聞いてもらわねばと思っております。「議会が特別委員会を設置した」というだけが理由にはならないと私は考えていますが、そこは改めて会派でも議論をするポイントかなあ。

話題変わって、多摩ニュータウンに関する取材記事。団地建替えが進んでいくことは否定しない。けれど、床を増やすだけの再開発の時代から次の時代を見据えた手法に転換をしていくことも考えていく必要があるけれど、それはどう進めていくべきなんだろう?と個人的には最近考えていること。公共施設問題にも相通ずる発想ですね。「床は増やさない」というのは・・・。時代に合ったというならば、きっと人口減少時代の「縮充」をめざす・・ということで、山崎亮さんの一冊を手に取ってみるかな。

いずれにせよ、阿部市長には未だ市民は「市長に対する期待感も大きい」ということ含めて受け止めてもらいつつ、あ・・・市長の任期も考えてみれば残すところ1年になったという施政方針演説原稿(3月1日に開会する定例会の冒頭で市長が述べる)を届けていただいたので、読み込んでみたいと思います。

改修しない選択もあり?!…パル多摩。

今日は一日頭を使った日でした。本日締め括りは「公職選挙法」の学習会@パルテノン多摩第一会議室です。その風景を写真でおさめてみましたが、ホント・・・室内デコレーションがあまりにも前時代的なのを感じますね。天井と壁からのランプを見るたびにため息でます。たぶん、設置するときには「何とかデザイン」の高価な美品かもね・・・?と思うとなおさら。

ということで、本日始まりはパルテノン多摩改修問題特別委員会でした。年明けから正式発足して今日が3回目です。本日の「お題」というかテーマは各会派の意見などを主張し合う?というか互いに聞きあいましょう・・・ということでしたので、会派で議論してきた結果について述べ合う感じ?で終了しました。

ただ、来年度予算が「0査定」であり、改修に関する一切の予算が見送られた点に対しては、「当初、行政が考えていた実施計画や実施設計の費用計上はせず、一旦、立ち止まる」にしても、「だから『0』?」・・・・にはならないのでは?

と特別委員会で改めて考えていくことになりました。なぜなら、私たち議会としても、もう少し検討を深め、あるいは多角的な検討を進め、議会の結論(決定)を導き出すために必要と思われる基礎資料、情報収集にも予算が必要だと思われるからです。ホールの専門家と言われるような方々からヒアリングをするなど一定、力を借りるためにも予算は必要。ですので、「0査定」になっている状況は挽回したいと考えています。

仮にもさらに市民から意見を聴いていくとして、ワークショップなどを展開していくためにも場づくりの予算も必要ですね。それすら認めないということは「パルテノン多摩はもう大規模改修やめる」と同意とも言える気さえしています。

そして、もう一つ気になるのは改修費用の件。あまりにも高額すぎるので「事業費を圧縮せよ」という意見もあります。確かにそうですね。市民理解を得るためにも改修費用を抑えていくことは欠かせない視点です。しかし、抑え過ぎた余りに、陳腐な改修になるようなら、改修しないでこのままパルテノン多摩を閉館するほうが将来的には「良し」となる場合もあるのでは?と思ったりするのです。安かろう悪かろうにが見えているような改修であるなら、ここは英断し、「パルテノン多摩は廃止」もあるかもしれません。

あっ、私は「パルテノン多摩は残したい」と考えてきましたし、決して「廃止論者」ではありません。でも、結局、改修しても「現状維持」にしかならないのであれば、それで「街全体」が発展するとはどうしても思えない。今を温存するだけの改修にしかならないのであれば、もう「やめる」という苦渋の苦渋の決断も場合によっては覚悟する必要もあるかなとも考えてしまうのです。

「パルテノン多摩は残してほしいけれど、でも、運営費がかかりすぎているのは問題だ」・・・というお声をよく耳にします。なのでついつい「じゃあ、どうやったら運営費がかからなくなると思いますか?ぜひ提案があれば欲しい。」というと、その先・・会話が止まってしまうこともしばしば。要するに私たちに突きつけられている問題って、目先の改修工事費用の問題だけれはないのですよね。だから、その点も改めて考えておく必要があるかな?と私や会派のメンバーは考えています。一応、今日発表したときに使用した資料を参考に載せておきます。まだ、完成度が高いとは言えない内容ですが、何らか資料必要だと作成したものなので。(参考資料;パルテノン多摩大規模改修問題について(改革みらい)

 

そんなわけで、改修費を削ったために、ヘンに出し渋ったため・・・結果として行われた工事が陳腐にならないようにはしたい。陳腐ということは結局「使われないパルテノン多摩」を温存保存ということですから。そういう意味で、陳腐工事が鼻から見えるようであれば、「改修はしないで、そのままパルテノン多摩は残念ながらの営業停止」も選択肢に入れる必要があるのかもしれない・・・私のこれまでの主張に照らせば、ずいぶんと路線変更になりますけどね・・・・。

 

そんな複雑な思いも入り交じりつつ、東京都26市の議員が集まる恒例の市議会議員研修会にも参加してきました。「地域防災の課題と災害時の議会、議員の役割」がテーマで、講師は鍵屋一さんでした。多摩市議会では「議会BCP」の策定を進めているので、とても参考になるお話が伺えました。「チャンスはピンチの仮面をつけてやってくる」とおっしゃったことが妙にツボにはまりましたね・・・防災とは畑違いのジャンルが全く違うけれど、まさにパルテン多摩大規模改修を抱える多摩市のこと!と思えてしまったからですね。

 

小雪も舞う寒い夕刻でした。良い週末をお過ごしください!私、恒例の・・・風邪ひきの兆しが・・・ですので、急いで「京都念慈菴」。

「あったかい人間関係」をつくる。

発達支援室の事業として実施している「発達障害理解啓発講座」が教育センターであり、明星大学の星山麻木先生がいらっしゃるということで参加してまいりました。相変らず、「超満員!」でした。

先生の講演は「私にも特性があるんだ!」と自覚させてくださるところが良いですね。そしてまた、子どもと自分は同じ人間ではないのだから、ちゃんと相手を受け止めなくちゃ・・・・ということをやんわりと指摘してくださるところもありがたいですね。つい最近も「子どもを「他人」と思いなさい」と書かれたものに「なるほど」と思ったわけですが、なかなか難しい。「よその子ども」だと見逃せても、「うちの子ども」だと見逃せない、ついつい細かくなってしまって・・・・。そんなわけで、個人的にも星山先生のお話しはとてもためになるのでおすすめです。

それにしても、こうした講演会が盛況な理由とは、子どもへの関わり方に悩んでいる人も多い証拠かなと思います。もちろん、発達障害かな?ちょっとデコボコあるかな?というお子さんと向き合っている保護者のみなさんは熱心で顔見知りの方も多いのですが、必ずしも保護者の立場だけではなく、子どもに関わる仕事をしている人たちも多く参加されているのも特徴ですね。こうした話は一度聞いたことがあるかなと思っても何度の何度も聞くことによって、自分自身の振返りや、確認をする機会として活用したいと考える方も多そうです。実際に、繰り返して学びを重ねていくことで深まっていくことは確か。自分自身の接し方を「こうしてみよう」「変えてみよう」などなど考える場にもなります。

要するに「あったかい人間関係」をつくるために、どんな工夫ができるか?どんなやり方ができるか?をもう少し時間をかけて意見交換してみよう、考えてみよう・・・ということかなと思っていますが、こうした話しをゆったりと通常学級の先生にも聞いてもらいたいなと思います。学校教育全体の雰囲気から察するに・・・いわゆる通常学級の先生は「あまり特別支援教育を意識していない」感じもありますね。意識していないというよりは、意識する余裕がないという方が正確かもしれませんが。

「あったかい人間関係をつくりましょう」って、大人社会が「あったかい」かどうか子どもたちは敏感に感じていると思っていて、今の世の中全体、社会や地域の風潮を見ていると、子どもたちも自然と「あったかい」に加わっていくような状況や状態があるのかな?・・・ここが何より最大の課題と考えます。学校でも、結構・・・先生たちが余裕がなくキリキリしているような感もあるので、そこを改善するためにどうしたらいい?

 

先生のスキルのなさを指摘するのが一番簡単。その学校の先生たちの問題、もっと言えば、経営者は校長先生だから・・・と言うのもラクチン。でも本当はそんな先生たちをバックアップしていく、先生たちが求めているバックアップができる市教委になることが解決の道のりをつなげていくような気がします。

学校現場を見ていると「特別支援教育を進めなさい。やりなさい。」と言われていて、実はそのフォローアップが十分にできていない状況があるのかなあ・・・「あったかい人間関係」をつくることのできる学校にするためには、学校の努力のみならず、そのバックアップをする市教委の在りようが問われる気がする今日この頃です。ま、その上部には都教委があり、文科省があるということも事実で元栓のところからもっと抜本的な改善してほしいと・・・これが私の本音かもしれないが、そこは私の手の届かないところなため、市教委で解決できそうなこと、市の範囲でできそうなことここは最大限工夫したいなと思いますね。

地方創生、ふるさとプロデューサーか・・・。

国の予算って、あらゆるところに使われているのだなと。中小企業庁がやっている「ふるさとプロデューサー等育成支援事業」なるものがどんなものかをちょっとのぞいてまいりました。中小企業庁が民間企業に委託して実施しているものだとか。地域コーディネーターだとか、プロデューサーだとか・・・ま、いろいろな呼び方はあると思っているわけですが、「地方創生」と躍起になる国が実施している人材育成とも言えるでしょう。「地域ブランド」を発掘する?つくっていく、地域のブランディングをつくるための旗振り役になっていくという感じ?なんで、中小企業庁?と思うわけですが、「地域資源法」(中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律)に基づいて実施されるものだから。随分長い名称ですが、こうした法律などを多摩市の意識しながら取組んでいるのでしょうね。「地域資源」ということがものすごく言われるようになっているわけですから・・・。

今日は、ふるさとプロデューサー育成ということで、研修を受けた4名が中心となりながら企画した報告会のようなもの。研修生は全国から集まり、それぞれの地域にある課題解決のためにどうすればいいか学び、考え、議論して、巣立っていく感じ。その後も自分自身のフィールドの中で活動を展開する?させていくような感じ?個人的には、どのくらい研修生への応募があり、そこから選ばれているのか?など気になったり、もっとその前の段階で、そもそもこうした研修が行われている情報をどこから知ったのかしら?・・・と思うものですが、質問する機会を逸したのは残念。

こうした場に、市の職員さんを研修として派遣してみてはどうか?とそんな気がしました。研修生のプレゼンで「頼るチカラ」が大事ということ、あるいは「最初は広げて、色んなことをやろうとして、だけどそのうちに絞って密度を濃くしていくことが必要」ということなど、「なるほどなるほど」と思えることもあり、議員もこうした研修に参加し、「ヒト・モノ・カネ・情報」の組合せと事業計画の作成のスキルを磨くことも大切かもね・・・とか。

地方再生と言いたいところを「地方創生」と無理くり言い換えて、国を上げて何をやろうとしているのか?と思うわけですが、今進めていることは、「子どもたちにどんな『豊かさ』を残していく」ことにつながるのかな?と考えることもあります。明治大学の加藤先生のご指摘通り、まだまだ私たちは「痛みを分かち合う覚悟」ができていないのかもしれません。それにしてもこれから大変な時代を迎えていくことになるわけで、多摩市もそこを見据えた判断をしなければなりませんね。