深まる秋に議論が深まるか?!

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考えごとばかりしている今日この頃です・・・というか、そんな自分に・・・・「バカの考え休むに似たり」と言いきかせたりもしています。ビジネススクエア多摩さんが主催した「女性のための創業セミナー」に参加してきました。いつかの私も創業できたらいいなあ・・・という淡い気持ちを抱きつつ。パネラーのみなさんとは顔見知りながらも、お久しぶりの方もいらっしゃって、それぞれ元気にマイペースで活動されているお姿に勇気をもらいました。

「美味しお料理を食べてもらいたいと思って、お店では一生懸命手づくりを心がけてお料理をしている。でも、お店が終わって家に帰る時には『お惣菜』を買って帰っている自分に葛藤がある」「家に帰ると包丁を持ちたくなくなる」

すごく、そんな気持ちに共感してしまい、泣きそうになりました。私で言い換えれば・・・。

「外で子育ての大事さを語っている割に、子どもが生まれてから今までに子どもにどれだけ関わってきたかを考えると恥ずかしくなる」「食育を語っているわりに、料理があまりにもできなさすぎる」とか・・・「外で話しをしていて疲れすぎると・・・誰とも話したくなくなる」とかとか。

 

女性・・・に限らないのかもしれませんけれど、起業、創業・・・家事育児との両立って簡単ではありません。でも、あまり生真面目に考えすぎると、心が壊れてしまう感じがするので、気張らないでいくのがきっと一番で、そんな自分を支えてくれているのは・・・・「書くこと」かもしれません。しゃべって発散するのと同じく、私は毎日の自分を振り返ったりして、ブログを書くことがストレス発散なのかもと思っています。だからついつい長文になりますが。

 

しかし、今回のセミナーの盛況ぶり!「一歩を踏み出してみたい!」って心の奥に眠る気持ちをお持ちの女性(男性の参加もありましたが)は多いのかもしれませんね。無理なく働ける・・・と考えるとき、自分らしく自分を大切にした働き方・・・とか考えていくと、「自分で起こす」しかなるなりますから。でも、「ビジネススクエア多摩」が男性メンイになっているところとのミスマッチ。実際に起業するとなると、女性にはやっぱりハードルが高い!なので、私としては何とかそのハードルを下げるというか、女性の起業を支援していくというか、起業するまでの道のりにじっくり寄り添えるような場づくりが重要で、もう少し「ビジネススクエア多摩」も華やかにしたい。今年の4月からコミュニティマネージャーとして嘱託職員さんが配置されていて、この方は女性なので、少しずつ雰囲気を変えてくれることを期待しております!

昨日のセミナーを終えての感想など、どこかでまた意見交換しておいて、今後の方向性を示唆していくための提案内容とか考えてみたいです。

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先週金曜日には議会報告会があり、これまた心配された参加者数でしたが、何とか形になるくらいまでの市民の方にお越しいただくことが出来ました。これについては今度19日土曜日にも開催される予定もあり、合わせて感想など書いてみたいと思います。

 

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話を戻して、最近のパルテノン多摩情報というか、いろいろ現況を見ておきたいということと、芸術の秋っぽいことをしてみたくて、「オーケストラの歴史」を学ぶ4回シリーズのミニ講座に出席しています。 写真で言えば、一番左。一回目は山田耕筰さん、今回は近衞秀麿さんを主人公にしながらのお話し。なかなか今までにない視点を学ぶこともできて面白い。講師の岩野裕一さんはパルテノン多摩のミュージックアドバイザーを務めて下さっているのですが、実業之日本社の社長さんでもあるのです。

そして、このミニ講座は1時間なのですが、その間は娘をキッズファクトリーへ(写真真ん中、右)。小学校6年生くらいだと少し退屈かもしれない・・・とか思うのと、親子連れに囲まれていることもあって、大丈夫かしら?と心配もありましたが、万華鏡を一生懸命製作しておりました。竹とんぼ講座が開催されていて、こちらがなかなかの盛況ぶり。こうしたスペースは大事かなって思ったりしました。

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そして、最後はこちら。三越の上にて。ごほうびパンケーキで生活の潤いを取り戻しました!だんだんと秋が深まり、多摩市内も沿道沿いなど見ごたえある景色になってきました。それと同じく、定例会の始まりも控え、議論がますます深まっていくことが期待される秋。なぜなら、今週はパルテノン多摩大規模改修について、「成果品原案」「基本計画案」の納品期限(18日)でもあるため(業務特記事項)。さて、頑張りましょう!今週も。

逆提案ができるか?

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「明日は図書の日で、新しい図書室を使えるからめっちゃうれしいわ~。議会さんありがとう。」と時間割を見てうきうきしている娘(笑)・・・「政治は不思議だわあ。」と私よりも熱心にアメリカの大統領選の行方を見守っている様子。政治オタクのようにならなければいいなと思っております。私は、それより多摩市政の方が重要で、パルテノン多摩のことどうしたらいいか?図書館のことどうなるか?とか、市役所建替え問題もどうするか?とかあれこれ考えるだけでいっぱいいっぱいなんですが。パルテノン多摩のこと、そしてまた図書館のことも基本構想が着々と進んでいるので、市民の方もその行方を気にされていますね。聞かれること多いです。

さて、今日は図書館本館を新しくしようと進めている取組みについて、子ども教育常任委員会のメンバーと図書館側(基本構想策定に関わっているコンサルタントさん)含めての進捗状況の確認と意見交換でした。既に、公共施設の再配置や在り方を検討する過程にて「図書館本館用地」として候補に挙がっていた鶴牧倉庫(多摩センター駅西側にある旧管路収集センターのところ)ではなく、桜美林大学が所有している旧サンピア多摩の土地の一部(プールがあったところ)に建設する前提にて話が進んでおります。政策情報誌でも「図書館本館の新規建設」については市民に対し、場所も含めてPRされています。でも、市民の方に指摘されて「ハッと」なったのですが、「まだ、土地の取得も何も決まったわけでもないのに、『予定』かもしれないけれど、PRしてしまっていいの?」と。議会はあの場所に図書館を建設して、本当にいいと思っているの?・・・とその予定を市民に知らせることに「GOサインを出したの?」ということだと思っています。

「そういう動きがあることは隠さなくてもいいと思いますが・・・・」って一応答えておりますが、しかし、「決定」をしたわけではなく、「もしも、ご意見があればいただけたら」・・・って思うわけです。先日、図書館基本構想策定委員会を傍聴していましたら、やはり、「場所」の問題について意見が出され、「駅から少し距離があるのではないか」と趣旨の意見もありました。そのことは委員会誰しもが共通して思っていることでもあり高齢化のことを考えれば、「あの場所」に建設するのであれば、公共交通は欠かせないとしています。

正直・・・今の図書館本館(旧西落合中学校)についてもアクセスの悪さは指摘されていてミニバスを検討してほしいとする意見は出されていますが、いまだ実現には至りません。暫定施設ではなく、恒久的に使用する立派な施設となれば、話は変わるのかもしれませんが、シルバーパスを利用できる乗り物にしなければいけないでしょう・・・と思うと、採算とれるような公共交通システムになるかどうかもちゃんと検討すべきですし、時間はかかりそう。

話を戻して、図書館との意見交換ですが、私・・・ちょっと疑問なことは、公共施設の見直し過程では「身近な図書館を廃止しないでほしい」という声が上がり、その声に押される格好で、「廃止予定」になっていたいくつかの施設も「一旦立ち止まって考える」となっているにも関らず、図書館本館の新設の話しだけは着々と進んでいるということです。

もともと、地域にある身近な図書館を縮小し、モノ・人を一カ所に集中させる(新しい本館)という構想があり、示されていた提案が「一旦立ち止まり」になったわけで、議論の前提が変わったわけですよね・・・・ところが、前提が変わったことは触らないままに今に至る・・・・部長の話では「中央図書館的機能を持った本館の建設は長年の懸案事項で、今の本館も暫定施設だし、対応が必要なので。」とのことで、確かにそこも前提条件なのかもしれませんが、しかし、私にとっては「身近な施設の行方」とセットで考えられていた「新たな本館」と考えていたので、そういう意味では、並行して行政内部でどんな議論が行われているのかしら?と思っています。

基本構想を策定しようと動いている当事者・・・職員あるいは基本構想の策定委員、そして今回、コンサルティングで入って下さっている寺田さんの事務所は本当に熱心、なおかつ丁寧な議論を心がけてくださっていると思いますが、しかし、どうなんでしょう?・・・置き去りにされている重大な問題に処方箋を描く準備ができているのかしら?と感じています。少なくとも前提はやや変わっているはずで・・・・。
そのこと指摘をしたら、コンサルの寺田さんが「基本構想のところでその問題については言及したいと思っている」と回答を下さいましたが、なぜ、それをコンサルさんが答えるのかしら?とやや疑問。寺田さんは全国の図書館の状況を客観的に捉えておられ、「多摩市の図書館施策は非常に水準も高く、維持されてきた・・・」って褒めて下さった一方、「しかし、今は発育不全の状況にある」とも指摘して下さり、今回の「中央図書館的機能を持った本館」を新しく建設することで、多摩市の図書館政策全体を衣替えし、同じ予算でももっといいサービスができるようにしなければならない!と考えて下さっているよう。伊万里市や南相馬市の図書館にも関わっておられると以前から聞いておりましたが、建築物としての図書館ではなく、図書館と地域、図書館と市民生活・・・といったことにも深い哲学をお持ちになり、今回も基本構想に力を貸して下さっていることには感謝ですし、いい方に加わっていただいたと思います。

ただ、こうした様々な方々の力を借りて、プロジェクトを動かそうとしている図書館行政と言うよりは、市政運営全体の方向性がとっても不透明過ぎて、「これでいいの?大丈夫?」と個人的には心配です。折しも、パルテノン多摩の大規模改修を含めた多摩センター地域全体の将来ビジョンが固まりきっていない、どんなイメージを描いているかが伝わってこない・・・やみくもにあれこれ・・・縦割り組織がそれぞれの業務分担の中で「ベスト」は尽くしているのに、トータルで考えてみると・・・・「頑張っただけの効果が上がらない」みたいにはならないよなと危惧しています。

市議会では今年の当初予算で附帯決議をつけています。直接的にはパルテノン多摩の大規模改修に対する意見となっていますが、多摩センターをどう魅力的にしていくのか、どんな人の流れを作ろうとしているのか、パルテノン多摩のところにどうなれば人がもっと集まるようになるだろうか?・・・・きちんと考えてほしいと要望しています。そこに行政は・・・というよりは、陣頭指揮を執っている市長はどう応えることができているでしょう?

とは言え、行政に任せないで、議会もちゃんと逆提案していかなければならないですね。いまいち、そこもピリッと「逆提案」できている状況ではなく、行政から説明や報告を受けた段階で疑義を投げつけているような感もあるために、「行政と議会」との溝が深まっているようにも感じる今日この頃。本来はこの「溝」をうめるところに誰が役割を果たすんでしょう?

少なくとも、行政・・・職員さんたちは、みんな・・・それぞれの業務に対し、かなり誠実に奮闘していることだけは確かなので。市民には伝わりきらないかもしれませんが、私は状況をそのように捉えています。いよいよ12月定例会も近づいてきましたし、一般質問の作成期限も迫ってきました。

 

あっ・・議会報告会やります。よかったらご参加くださいませ。私は19日の回を担当していますが明日も行きます。

 

図書館総合展@みなとみらい

 

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今日は横浜はみなとみらいへ。図書館総合展の初日に行ってまいりました!明後日までの開催です。何と言っても・・・私が注目をしていた「大和市文化創造拠点シリウス」のことを市長さんが自ら話をしてくれるということで、はるばる足を運んでまいりました。遠かった!講演内容については、いかにも市長さんらしいスピーチだったという印象でしたが、一緒に登壇していた大田区立蒲田駅前図書館長さんの話やイオンモール株式会社の部長さんの話しがとても面白くて私には参考になりました。

大田区の図書館では蒲田駅前図書館は「医療介護」、新丸子図書館では「子育て支援」、入新井図書館では「ビジネス支援」と特設コーナーを設け、それ専門というか専任の司書さんも配置をしているとのこと。ここ、見に行ってみたいですね。もちろん司書さんは医師ではありませんが、しかし、ちょっとした情報収集や身近な相談窓口としてはハードルを下げることができるっておっしゃっていました。蒲田駅前図書館では地元のお医者さんをお招きした健康セミナーなども開催しているとのこと。わあ!魅力的♪・・・と思いました。しかし、大田区立図書館・・・指定管理者のラインナップが・・・。ちなみに、私が参加したセミナーは株式会社図書館流通センター(TRC)さんの企画。TRCさんは唐木田図書館の運営を受託してい会社で全国に手広く事業展開をされています。大和市文化創造拠点も「やまとみらい」(いくつかの企業が集まっている)が指定管理者となっているようです。

うーん、多摩市の場合には図書館は「直営堅持」という方針がありますし、私もそのほうが望ましいと考えていますが、しかし、やはり民間企業の努力は認めていきたいですよね。いろんなところにアイデアがあるような気がします。良きものは取り入れて、自分たち直営図書館の運営もパワーアップさせていこうと意欲が必要になると考えています。ただ、図書や資料の貸出をしているだけでは不十分!時代は変わっているんだ・・・と勇ましくおっしゃっていた大和市長さんの発言も印象に残りました。

また、イオンモールの部長さんから地域に根ざす店舗づくりの視点から、「地元が好き」が人を集め、つなげていく力になっているという話を伺って、思いっきり頷いてしまった。多摩市内でも若い世代が中心になっているイベントって・・・・「地元愛」に満ち溢れているのですよ・・・。

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そして、午後に出席したセミナーは福岡県福智町から。現在進行形で進んでいるリノベーションによる「図書館づくり」の報告。熱い思いの町長さん、公募された館長さん、そしてコンペで選ばれた私よりも若手の女性建築家さんによるワークショップなど実践の取組み。参考になることばかり過ぎておもしろかったです。運営設計チームによる事業の推進は魅力的!設計事務所のみならず、編集、デザインと一緒になって取り組んでいるからこその発信力はすてき!多摩市の図書館基本構想も・・・こうして熟成させたい!中学生の参加「ふくちから」とか・・・あとは、公募された館長さんが全庁各課ごとにプレゼンをして、意見交換をしたという取組み・・・時に心が折れそうになりながら、「図書館づくり」に向けて全職員と意見交換をしたというそのエネルギーだけでもすごい!

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セミナーが終了してから、あとは展示コーナーやブースをふらふらと。あっという間に時間が過ぎましたが、2時間も滞在してしまった。おしゃれなブックリストは恩納村より。「大河ドラマの世界」とか「家飲みのすすめ」とか・・・。あとは帝京大学さん!これまた、近くなので足を運んでみないとと思っていたメディアライブラリーセンターは「共読コーナー」の出展がありました。

その他、貸出システムやら、ポスターセッション、バスクリン銭湯部は面白すぎました!・・・かなり、情報収集もできて消化不良気味なのですが、せっかくみなとみらいまで足を運んだので「BUKATSUDO」にも立ち寄ってきました。こちら、パルテノン多摩基本計画策定委員会の委員さんが紹介していた場所です。これまた、すごく居心地良さそうな場所で・・・「シェア」ってやっぱりいいですよね。みんなで「シェア」・・・一番わかりやすいのが本のシェアで図書館かもしれないなあと思いつつ、ボチボチ帰り道についたわけですが、よくよく考えてみたら、時代も変わったなあ・・・昔は「公共施設に居心地の良さ」って求めていたっけ?って思うのですね。「なぜ、公共施設にこんなにも’居心地’が求められるようになったのか?」っていう問いも立てられそうですね・・・今さらながら・・・・。

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パルテノン多摩大規模改修のこと、図書館建替えのこと、そして市役所建替えのこと・・・いずれの議論を聞いていても、そこに「居心地」やら「居場所」機能を盛り込みたいという意見が必ずついてまわる・・・「さあ、それはなぜでしょう?」・・・って改めて考えてみるのが面白いかもしれません。

 

 

こころの劇場@パルテノン多摩

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パルテノン多摩以外の話題もとりあげてください・・・という市民からのお声もいただきましたけれど、すみません・・・・あれこれできないタイプというか、「今はこれ!」と決めたら、結構、深みにはまっていくタイプな人間なので・・・・しばらく私としては「パルテノン多摩」なんだろうと思っています。

今日はパルテノン多摩で「こころの劇場」があるというので、どんな取組みであるのか見てみたいとお願いをし、関係者席から鑑賞の機会を得ました。こころの劇場と言うのは、劇団四季の取組みですが、全国展開されていて好評を得ているプログラムだとか。こうしたプログラムをパルテノン多摩にやってくることそのものが新しい取組みでもあり、聞くところに寄れば、約1年前からの準備を進めてきたとのこと。さすがに「こころの劇場」というだけあり、演目については「教育的」な内容になっていて、子どもたちもミュージカルそのものに触れることができてよかったという感想の一方で・・・内容が固かったという感想も聞こえてきました。でも、パルテノン多摩の大ホールで見れたという経験を持てたことはよかったことでしょう。うれしいことだったと思います。学校の授業時数やら学校予算との関係で、いろいろなお楽しみプログラムはどんどん削減されているのが現状ですから。かつては子どもたちが本物のクラシック、オーケストラに触れる機会がありましたけれど、それも今はもう昔々のこと。

今回は多摩市内小学校6年生、稲城市、狛江市と同じく小学校6年生が招待されていましたが、さすが6年生ですので、「寝ていた人もいた」との情報もありますが、きちんと鑑賞できるまでに成長しているところはさすがです!・・・とついつい娘の学年ですのでそう思えてしまいました。ちなみに帝京大学小学校の子どもたちも招待されていたのもまた私にはうれしいことでした。市内の小学校ですからね!来年は6月に開催する予定と決まっていて、町田市の子どもたちにも・・・とお声かけしているそうです。

 

よくよく考えれば、こうした取組みができることもまた、パルテノン多摩があるからかな?!「こころの劇場」のために都内まで子どもたちを連れていくというのも大変です。パルテノン多摩があるからこそ!・・・と言ってもいいかな?・・・もちろん「無けりゃ無いなり」とも考えることができますし、去年まではこうした取組みはなかったので、「パルテノン多摩のおかげ」というありがたみも評価としてどこまで結びついていくかはわかりませんが。個人的には「こうした取組みもやろうと思えばやれるのね!」と思い、再認識と事業企画を担当している方々の努力を受け止めてはいます。

で、今日は、私としては大ホールの後部座席で音の反響具合など、素人として確認してみました。音を聞き分けられるような耳を持っているわけではないので、あくまで印象としてどうだったかという感想を述べるくらいのレベルでしかありませんが。

 

昨日はパルテノン多摩の基本計画策定委員会があったのでもちろん傍聴してきたのですが、2時間予定の会議の前半1時間半が「学習会」のようになってしまい、せっかくの会議も議論が進まずに終わってしまった印象です。せっかくの委員会、専門家の皆さんや市民の皆さんの活発な意見交換を期待して傍聴している立場からするとやや残念。

 

さて、明日は図書館総合展に行ってきます!図書館についても基本構想の策定が着々と進んでいますので。こちらの行方からも目を離してはいけないと思っています。ぜひ、ご注目を!

パルテノン多摩がやろうとしていることは?

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今日は朝から会議づくしでしたが、午後のひとときをパルテノン多摩の小ホールで。読売交響楽団のメンバーによる「室内音楽のしらべ」に足を運んでまいりました。今年から始まったプログラム。60分クラシックということですが、アンコールも入れれば60分以上!・・・休憩なしで贅沢な時間を過ごしてきました。何と言ってもお得プライスでチケットの価格は1000円。年齢層はもちろんやや高めで、日中をこうした場と時間に費やせる市民が中心にならざるを得ないところはちょっと残念と言えるかもしれませんが、とにもかくにも満足度は高い企画ではないかと思います。

演奏家の方からの楽曲や作曲家の紹介もあり、演奏家のみなさんにも親近感が持てるような仕立てになっているところも素敵だと思いました。大ホールとは違って、小ホールですので演奏家の皆さんとの距離も近いですしね♪こうしたプログラムが催されるというのは意義があることと感じた次第です。クラシック音楽をこうした場で楽しんでくださる観客を集めることってますます難しくなるのではないか?って思います。クラシック音楽を聴く層というか、その人口すらもともと減少傾向にありそうですし。

そんなこと考え合わせると、目下話題の、パルテノン多摩大規模改修にあたっても「ホール」をどう持つか?その在り方を考える際のポイントになるでしょうね。

 

さて、ちょうど季節は「多摩市民文化祭」で、市民ギャラリーや特別展示室でもそれぞれ作品が展示されていました。市民ギャラリーでは友好都市富士見町の皆さまの力作も!こうした場でも交流しているのですね。ちょっとうれしいです。

そして、和紙人形の作品の数々・・・実はこちらはパルテノン多摩のキッズファクトリーのプログラムの一つにもなっていて、子どもたちの作品も展示されていました。子どもたちの創る人形たちは、着物の色合いなどにも個性が表れている感じがして、どれ一つと同じものはない(当たり前なんですが)わけで、こちらもまた力作ぞろいでした!知る人ぞ知る・・・キッズファクトリーなんですが、意外と頑張っているというか、細々とでも継続していて、子どもたちは一度行けば、記憶に残り、また行きたくなる場所なのかもなって思います。今は足は遠のいていますが、娘が小さいころは足しげく通ったものです。

 

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パルテノン多摩の大規模改修をどう考えればいいか。今、パルテノン多摩はどんな方向をめざそうとしているのか。もちろん多摩市の文化施策の方向、指し示す方角に向かい活動が重ねられていくはず。いまいち多摩市の文化行政、文化施策がどこに向いているかわからないのはその通りなんですが、しかし、パルテノン多摩を運営している財団は財団で「自らのめざす道」を切り拓く強さがなければ存続は厳しいでしょうね。何をやろうとしているんだろう?・・・市民文化の発信基地として自負があるとしたら、その自負がどうカタチになっているかが問われますね・・・きっと。

今日の室内楽の格安プライスのコンサートをはじめ、今年は文化庁からの補助金を約1900万円ほど獲得した事業展開がやっと始まったところ。文化庁の補助金は周辺他市のホールに比較をしてもいただいている金額の桁が違っていて(桁が少ないのではなく、多い♪)、そこは運営者である財団の企画力が評価されたとも言えますね。ある意味、財団が「従来」のままではいけないと少しずつ知恵を絞っている証と言えるのかもしれません。(多摩市民感謝コンサートもおすすめ!多摩市民向けには昨日からチケット発売!!)

 

何度も主張していますが、パルテノン多摩の大規模改修をし、建物がリニューアルしたところで、その運営のなかみは従来通り・・・で何の変化もない・・・では困ります。やっぱり大事なのは運営。ですので、改修工事を進めるのと並行して、並行というよりはそのもっと前段で、「運営どうするか?」の中味の部分をもっともっと議論するべきだと感じます。私たち議会ももっといろいろなホールの調査をする必要があるなと思っていますが、世田谷パブリックシアターや座高円寺など見に行く計画も進めています。大規模改修が「吉」としなければならない。そのためにもっとたくさんの情報を得ること、議論をすることが欠かせない気がします。時間が足りない・・・・。

今、パルテノン多摩がやろうとしていること、めざそうとしていること・・・そして、今後、パルテノン多摩に期待したいこと、こうあったらいいなと要望したいこと・・・パルテノン多摩を大規模改修して私たちがめざすこと・・・・このあたりも本当はもっともっと市民を巻き込んだ議論を展開したい。その時間的猶予が欲しい・・・大規模改修工事に向けた議論が進めば進むほどに「時間切れ」が見えてくるようで不安になっているところ。週末、6日日曜日もパルテノン多摩大規模改修基本計画策定委員会が開催されます。お時間ある方はぜひ!

決算と予算のときだけの議会@南多摩斎場組合

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久しぶりにエディブルスクールヤードのある愛和小学校へ行ってきました。有志のママたちがエディブルの取組みを紹介する展示をしていると耳にしたからです。ちょうど昇降口を入ったところに飾付けしてありました。子どもたちの豊かな表情、笑顔がこぼれている写真が多数あり。いい取組みだなって思います。ある意味・・・新しい切り口と言うか、新しい視点からの取組みで、日本の公立小学校からすると、既存の教育指導要領などの中にどう取り入れられるか、実践していくために授業時数をどうやりくりするか等課題は少なくありません。それでも「やりはじめた」取組みで、市教委も温かく見守っていると私は考えていて、少しずつ少しずつでも多摩市と言うよりは愛和小学校なりの取組みに進化させてほしいと願っています。

さて、今日は南多摩斎場組合の議会でした。年に2回だけ開催されるのです。なので正直・・・カタチだけと言ってもまあ、いいのではないかと思っていて、会議そのものも形骸化しがち。ほぼほぼ日々の運営は南多摩斎場組合で運営者を一手に引き受けている町田市職員からの派遣の皆さんにお任せしている状況で、もちろん、多摩市、稲城市、日野市、八王子市と町田市で重要事項は協議を重ねているわけですが・・・・議会そのものは、多摩市のことに私たち多摩市議会や議員が関わっている密接度合いとは比べ物にならないくらいあっさりというかなんというか・・・「無味」(無意味ではないので悪しからず)。ですので、ここはちょっと改善が必要と考えていて、とりあえず年2回開催されるうちの貴重な1回でしたので質疑を準備して、「情報を共有してほしい」と要望しておきました。

昨年度の決算状況から読み取れることとしては、かなり建物含めた施設の老朽化が進んでいるということ。平成に入って増築した建物もすでに20年は経過しているわけですから・・・・と聞くと、想像に難くありません。「緊急雨漏り修繕工事」を数回行っていることを思うとかなりの傷みを想像できますね。多摩市内の公共施設話題がこれだけ問題になっている一方で、南多摩斎場、あるいは多摩清掃工場の建屋や設備の問題にまで意識が行き届いていないことを改めて認識させられました。まだ、清掃工場の方は日常生活にも超密着していたり、多摩市内にある施設でもあり身近なのですが、南多摩斎場は運営の中心が町田市で関わりが薄すぎて忘れられているに等しい感があります。ここ・・・もう少し意識的に多摩市議会全体で捉えていけるような工夫をしたいなと考えます。

何しろ・・・南多摩斎場でひとときを過ごされている利用者の皆さんに不快な思いをさせることはなりません。例えば雨天の際に、突然天井から雨水が・・・という雨漏りなどあってはそれこそ一大事!・・・とりあえず昨年度の雨漏り状況を勘案し、今年に入ってから屋根全体を改修しているようですが、とにもかくにも建物の維持管理適切にしておかないといけません。管理者は町田なので、町田市長が一番の責任者となりますが、「建物は長寿命化を図っていく」とのことで、建替え論議にはなっていかなさそう。火葬炉など留めることもできないですし、今後、ますます対応していかなければならない件数は増えていきますね・・・高齢者が増えるということはそれだけ斎場での業務そのもの増えていくことは現実。いろんなことを考えて、対応を図っていく必要がありますが、それにしても南多摩斎場組合の現状を多摩市議会全体としても知らなさすぎるかも・・・って思ったので、少し情報提供の在り方も考えてみたいと思っています。

斎場におけるサービスというか、利用者への対応というか・・・その場でなかなかアンケートを取るなんてこともできないわけですが、もしも利用された際に気になったことなどがありましたらご意見いただけるとありがたいです。「苦情が来ないことが一番」って職員さんがおっしゃっていて、その通りだなと思いますが、運営の改善につながるような意見があればやっぱり獲得していきたいです。

今日から11月ですね。

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11月になりました。11月1日と言えば、多摩市の市制施行記念日で市民の表彰式が毎年行われていますが、キティちゃんの誕生日ですので、そちらもお忘れなく。

今日は明日の南多摩斎場組合議会が開催されることもあり、そのための資料を読んだり、調べ事をして、その合間に市の職員さんからヒアリングをさせていただいたり。一つひとつ確認しておかなければならないこともありそうなのに、どこか抜けているところがありそうで、久しぶりに控室の書類の整理もしてみたけれど、全然机が片付きません。かわりに、まだ目を通していなかった資料を発見したり・・・逆にやっておくことがまた見つかりました。

次の定例会に向けて一般質問を作成中。もちろん、パルテノン多摩のことをまた取り上げる予定で、担当部署からさらに嫌煙されるに違いありません。でも、あまりにもタイトなスケジュールで大規模改修事業に突っ込んでいこうとしていて、心配。いつまでも議論ばかりを重ねていることがいいわけでなく、きちんとタイムスケジュールがあり、それを横目で見ながら、取り組んでいくことが必要なわけですが、そもそも「タイムスケジュール」そのものに無理があるのではないか?ってますます感じているので。事業推進のために人員補強したりとか、それなりの体制を整えたとはいえ、それでOKが出せるようなものではないなと。

この間、元議員の方に「議員は好き勝手なことを言ってるだけだよ。」「どうせ議員なんて、言いっぱなしなんだから。」と言われたんですよね。ご本人も議員経験者の方がおっしゃったことの意味を勘ぐってしまいますね。「それ、どういうことですか?」って思います。議会は当初予算の時にパルテノン多摩の基本計画の策定に対して附帯決議をつけています。それを眺めれば眺めるほどですが、今、市が進めていることとの距離感があるのかもなって。

多摩市議会ウオッチングの会から、全議員あてに「パルテノン多摩大規模改修に関するアンケートへの協力依頼」がありました。下記のような内容で・・・。

「平素より弊会の活動に関心を寄せて頂き感謝申し上げます。  さて、パルテノン多摩大規模改修に向けての行政サイドの計画が着々と進行中である中、弊会では広く一般市民に向けてその計画の是非についてインターネットによるアンケート調査を行うべく準備中であります。アンケートを行うに当たっては一般市民の方々に行政サイドの考え方、経緯や今後のスケジュール、多摩市を取り巻く状況を統計データ等から偏りなくお伝えする予定です。加えて、市民代表の議決機関であり本件に関する決定権を有する市議会において各議員の皆さまがどのようなお考えをもって本件に取り組もうとしているのか、広く市民の皆さまにお伝えし市民の皆さま自身が、これらの情報を参考にしてアンケートに回答いただくように考えています。

ついては各議員の皆さまにおかれまして、会派代表ではなく個々の議員の皆さまから本件に関する意見を寄せていただきたく、下記の回答方式のいずれかに記載して送付していただきますようにお願い申し上げます。寄せられた意見は本アンケート実施サイトに掲載します。」

いろいろ考えて、下記のように回答しました。

「大規模改修は必要であるが、多摩センター地域全体の活性化に向けた都市再整備を牽引するような取組みにすべきだ。しかし、多摩中央公園、グリーンライブセンターの改修工事や多摩センター地域に予定される図書館本館の新設計画他とも合わせたビジョンがなく課題だ。パルテノン多摩については、単なる老朽化の修繕、原状回復の視点だけに留まらず、建物や設備等ハード面からはもっと市民に使いやすく、利用したくなる空間づくりが求められる。また、施設の運営は大幅な改革が求められ、事業費の縮減が施設の魅力低下につながらないような知恵や工夫を結集できる体制をつくらねばならない。場当たり的で現状温存の可能性しか見えない対応では、市民に説明はできず、賛同することは難しい。文化行政の発信基地としてだけではなく、‘まちの顔’としてのパルテノン多摩に期待される役割は大きいはずだ。大規模改修を契機に、多摩市のまちの価値も向上発展させたい。」

400文字以内なので、これでぴったり。これはいつ頃、公開されていくのでしょうね。他の議員さんはみんな回答したのかなあ・・・。