決算と予算のときだけの議会@南多摩斎場組合

20161102

久しぶりにエディブルスクールヤードのある愛和小学校へ行ってきました。有志のママたちがエディブルの取組みを紹介する展示をしていると耳にしたからです。ちょうど昇降口を入ったところに飾付けしてありました。子どもたちの豊かな表情、笑顔がこぼれている写真が多数あり。いい取組みだなって思います。ある意味・・・新しい切り口と言うか、新しい視点からの取組みで、日本の公立小学校からすると、既存の教育指導要領などの中にどう取り入れられるか、実践していくために授業時数をどうやりくりするか等課題は少なくありません。それでも「やりはじめた」取組みで、市教委も温かく見守っていると私は考えていて、少しずつ少しずつでも多摩市と言うよりは愛和小学校なりの取組みに進化させてほしいと願っています。

さて、今日は南多摩斎場組合の議会でした。年に2回だけ開催されるのです。なので正直・・・カタチだけと言ってもまあ、いいのではないかと思っていて、会議そのものも形骸化しがち。ほぼほぼ日々の運営は南多摩斎場組合で運営者を一手に引き受けている町田市職員からの派遣の皆さんにお任せしている状況で、もちろん、多摩市、稲城市、日野市、八王子市と町田市で重要事項は協議を重ねているわけですが・・・・議会そのものは、多摩市のことに私たち多摩市議会や議員が関わっている密接度合いとは比べ物にならないくらいあっさりというかなんというか・・・「無味」(無意味ではないので悪しからず)。ですので、ここはちょっと改善が必要と考えていて、とりあえず年2回開催されるうちの貴重な1回でしたので質疑を準備して、「情報を共有してほしい」と要望しておきました。

昨年度の決算状況から読み取れることとしては、かなり建物含めた施設の老朽化が進んでいるということ。平成に入って増築した建物もすでに20年は経過しているわけですから・・・・と聞くと、想像に難くありません。「緊急雨漏り修繕工事」を数回行っていることを思うとかなりの傷みを想像できますね。多摩市内の公共施設話題がこれだけ問題になっている一方で、南多摩斎場、あるいは多摩清掃工場の建屋や設備の問題にまで意識が行き届いていないことを改めて認識させられました。まだ、清掃工場の方は日常生活にも超密着していたり、多摩市内にある施設でもあり身近なのですが、南多摩斎場は運営の中心が町田市で関わりが薄すぎて忘れられているに等しい感があります。ここ・・・もう少し意識的に多摩市議会全体で捉えていけるような工夫をしたいなと考えます。

何しろ・・・南多摩斎場でひとときを過ごされている利用者の皆さんに不快な思いをさせることはなりません。例えば雨天の際に、突然天井から雨水が・・・という雨漏りなどあってはそれこそ一大事!・・・とりあえず昨年度の雨漏り状況を勘案し、今年に入ってから屋根全体を改修しているようですが、とにもかくにも建物の維持管理適切にしておかないといけません。管理者は町田なので、町田市長が一番の責任者となりますが、「建物は長寿命化を図っていく」とのことで、建替え論議にはなっていかなさそう。火葬炉など留めることもできないですし、今後、ますます対応していかなければならない件数は増えていきますね・・・高齢者が増えるということはそれだけ斎場での業務そのもの増えていくことは現実。いろんなことを考えて、対応を図っていく必要がありますが、それにしても南多摩斎場組合の現状を多摩市議会全体としても知らなさすぎるかも・・・って思ったので、少し情報提供の在り方も考えてみたいと思っています。

斎場におけるサービスというか、利用者への対応というか・・・その場でなかなかアンケートを取るなんてこともできないわけですが、もしも利用された際に気になったことなどがありましたらご意見いただけるとありがたいです。「苦情が来ないことが一番」って職員さんがおっしゃっていて、その通りだなと思いますが、運営の改善につながるような意見があればやっぱり獲得していきたいです。