一般質問4日目、今日も5名の議員から質問がありました。橋本さんが取り上げていた東京都の英語スピーキングテストのことについてですが、請負事業者が変更となりベネッセコーポレーションからブリティッシュ・カウンシルへの変更があって、その金額たるや向こう6年間で約210億円!当初から、いろいろ問題点が指摘されていて(こちらの記事、問題点わかりやすくまとまっています)、でもそれについては都教委はどこ吹く風…のような扱いしかしていない印象を持っていますが、心底、すごい金額と思います。東京都全体ともなると、そうならざるを得ないのかもしれませんが。
私もそのことを知った時に思ったのは、橋本さんが指摘していたように「外国語の指導をする先生(Assistant Language Teacher=ALT)をもっと増やすなど、他に工夫ができるし、その方がよっぽど効果があるのではないか」ということ。
この問題は直接的には東京都教育委員会と言えるので、多摩市議会で質問することを「馴染まない」とおっしゃる方もいます。でも学校現場は、多摩市教育委員会であって、まあ、現状把握など含めて捉えておくことは必要ですね。決して無関係とは言えません。
いずれにせよ、質問のやり取りを通して、痛感するのは「都教委」と「市教委」との関係性。その力関係は昔も今も変わらずということでしょうか…。
さて、街のなかでは紫陽花の花がにぎにぎしく咲く季節になってきました。梅雨入り間近を感じるわけですが、季節が良くなってきて、草木が青々と成長し、「もう少しゆっくり大きくならないかな」と思うほどです。お手入れが間に合っていかないというか、公園も街路もみどりが繁茂していて、その成長力を感じつつ、私たちの日常生活にも支障をきたすようにならないよう…と複雑な気持ちが入り混じります。いい季節になれば、虫も喜んで当たり前なのかもしれませんが、でも、虫にはどうしても寛容になれません。我が家は「虫一匹」に大騒ぎになります。
最近、暴風雨などでも倒木とか枝が折れたりして、散乱している光景が珍しいことではなく、「あ、またか」と思えてしまうのですが、悪天候の翌日など道路交通課や公園緑地課などなど市内のパトロールが忙しそうです。「まちの魅力」でもあり、シビックプライドにもつながっているともいえる「みどり豊かな環境」をどう維持管理していくのか、ますますの課題になっていると言えます。
毎回の一般質問、あるいは予算決算でもこの問題は取り上げられる事項なのですが、今日も渡辺さんの質問に対する答弁で「道路の街路樹に関する維持管理費は今年は約2億7600万円、公園緑地などについては約5億5千万円」と改めて確認することができました。
最小の経費で最大の効果。
地方自治に求められていることであって、「無駄遣いをするな」ということなのですが、要は「約8億円」…「最低限の維持管理費用」ということですね。しかし、現状に照らせば「足りていない」となるのではないかと思っています。もちろん、「どんな管理をするのか」については質を追求すれば追求するほどに金額が上乗せされるとはいえ、とりあえず当初予算で言えば、「これ以上は増やせない最低ライン」。
とはいえ、「適切な管理ができている」と言い切れるかどうか。市民の皆さんは、多摩市の「みどり」の現状をどう評価されているのかなって思います。渡辺さんが「もう、これ以上の維持管理費用を増やすことができない」となれば、「みどりの量を減らす」も考える必要があるのではないか…と指摘されていたのはある意味、その通り。
だから…なあ…。
今でさえ、超適切に管理されているとは言い難い公園の実態を見れば見るほどに…「連光寺六丁目農業公園を新設」に向けては前のめりにならない方が良いのではないか、慎重に進めていくことが「吉」かなと感じているのですが。「公園緑地課」のテリトリーを増やすことで、どんどん首が閉まっていく…ということはないのかな、とか。まあ、予算を別に乗っけてくれる、十分に増やしてくれる見込みがあるなら、話しは別と言えますが、今、自分が捉えているのは予算も人手も、正直全く足りていないのでは?…ということ。危険信号が点灯しているようにしか思えず。現場と常に向き合っている職員の皆さんも、そのことに薄々気が付いているのではないの?という話し。「赤信号みんなで渡れば怖くない」にならないようにしたいものです。これからは、「持ち物はできる限り増やさないで」…できれば「持ち物を減らしていく」が求められているはずなのにと。
なので、「みどりの量を減らす」という視点の必要性には頷けるのでした。
マンション敷地内にあるクラインガルテン。お世話をするというのはとっても大変なことで、毎日ちゃんと目をかけてあげる必要があります。それは、ベランダの植木であっても同様。草花もかわいがってあげると、その気持ちが伝わるみたいですね。なので、私はベランダにあった鉢植えはとりあえずすべて処分をして、室内で育てる観葉植物だけに整理してしまいました。ていねいに大事にしていくことが必要なので、「自分でできる範囲」って、やっぱり、ちゃんと意識しておきたいものです。