港区長選挙!清家あいさん。

今日は午前中は一般質問のことで教育長と何となく意見交換をして、その後は…ひと休みしようかと思っていたところで、日頃からいろいろお世話になっている旧知の松野豊さん、流山市議の近藤みほさんと一緒に港区長選挙に立候補された清家あいさんの応援へ。松野さんは流山市のブランディングを議会側から提案したり、支えたりしてきた方でもあって、今は議員は引退され、障害者雇用の道で活躍されています。近藤さんは松野さんとは入れ替わりで、流山市議に当選されたのですが、何と、学生時代には多摩センターにお住まいで、「永山健康ランド」の話しが通じてしまうという…お二人とも久しぶりの再会にもなりました。

そして、清家あいさん。彼女はとにかく行動するエネルギーに溢れていて、今日は選挙4日目だったのですが、元気いっぱい。選挙運動というのは、彼女の周りに集まっている支援者の方含めた雰囲気がとても大事‥‥当たり前のことなのですが、いろんな選挙をお手伝いしていても感じていますが、「チーム感」がとても高く、いい選挙戦を進めている印象を受けました。

港区は財政力もあって、区民の平均所得が1000万円を超えているという・・・。もちろん平均ではありますが。凄すぎ。街の中を選挙カーで走っていても、「区民はどこにいるのかな?」ですね。でも、街区にあるような小さめの広場などでは親子の姿も見かけたり、着飾るようなことはなく、普段着でゆっくりゆっくり歩いておられる高齢者のお姿なども目に入ったりして、「ここにはここの暮らしがあるなあ」と。選挙カーなどで街を巡るというのは「知らない港区」が見えてくるというのか、選挙でなければ行くことのないような路地に入るとか、そんな楽しみもあります。

しかし、ホテル並みな設えのマンションなど、ものすごいタワーには圧倒されますね。聖蹟桜ヶ丘にあるタワーマンションなんかと訳が違って。こうしたマンションに住んでいる住民の皆さんが「区の選挙」に足を運んでくださることが必要なんだろうなあと思いますが、とにかく、タワマンのてっぺんにまで、選挙カーの声は届かないでしょうし。

あいさんの選挙事務所ビルの屋上からの写真です。初めて降り立った麻生十番の駅の近く。記念写真です。お上りさんのように。

せっかく来たので、「そばいなり」を食べてから帰りました。他地域の選挙というのは、地元を知らないと政策の争点がわからないので、どんな風に応援できるかって思うのです。知らないものが土足でマイクを握ったところで、頓珍漢な場合も少なくありません。ただ、あいさんの場合、「風通しの良い区役所をつくっていかないと」という問題意識は、現職の方が5期目をめざしておられることを考えると理解できるところありました。しかし、その争点を区民に正しく共有していくのはとても難しい。なぜなら、「ただ単に、長いからダメ」というわけではないからです。もちろん、5期目というのは「長いなあ」と思えますし、一般的には「そろそろ、変えた方がいいよね」とも言われる長さで、長期多選かな…とも思う一方、港区の場合には財政力も豊かであって、区政運営に目立ったミスもないですし、区民の日常で考えても、区政への「課題感」は高まりにくそう。なので、選挙があっても「ああ、そうなんだ」で終わってしまいがちで、区長選といっても区民の関心が上向きにならなさそう。それは、街の中の空気感からも感じたことでした。

政治に限らないことと思いますが、「投票する」が自分事になっていかないと、市民の動きは鈍化しする。「政治は生活」でいつも自分自身に直結しているのですが、上手く伝えきれていないのが現状ですね。港区に限らず、言えることと思います。そういう意味で、今回の区長選でも、まずは選挙を盛り上げるというか、「選挙がある!」を伝えて、「投票に行ってほしい!」の呼びかけが大事なのかなと感じたのでした。いろいろ勉強になることたくさん。いい刺激をいただく機会となりました。