議会報告会。2024年春。

先月末に引き続く、議会報告会でした。私は担当ではなかったのですが、参加している方々からの意見なども聴けるといいなと思ったので足を運びました。前回よりも盛況にて、30名弱の方が参加されていたということで、関戸公民館の大会議室は出席していた議員、議会事務局職員さんなども含めるとたぶん、60名くらいはいて、満員御礼になっていました。

内容は前回どおりで、庁舎建替えと今年度予算内容の報告。前回は先にすべての報告を終えてから質疑だったのですが、今回は庁舎建替えに関する進捗状況を報告してから質疑、予算審議状況を報告してから質疑という流れに変更。前回開催の振り返りを活かした形です。そのおかげ?なのかわかりませんが、前回よりも質疑や意見が活発に出された印象でした。

庁舎建替えについては、「つい、予算との見合いで、コスト削減に意識がいきがち。しかしそれによって、中途半端にならないように。」とする意見が出され、ここは頷けるところ。華美にする必要はありませんが、必要最低限の‵必要′とはなにか?…意外と議論としては簡単ではないなと思いますが、『中途半端な工事にならないように』」という視点はものすごく大事ですね。

しかし、現在示されている建替え費用は123億円ですが、今の計画のまま進めるとしても建築コストだけで1.5倍はかかるでしょうし、備品などの購入含めて、単に建屋だけ新しくするわけでないことを考えると、もっともっと・・・もっと、もっと・・・かかる費用は膨らむに違いありません。世代間負担といって、将来にどれほどの借金を先送っていくのか…ってますます気になります。

あわせて、DX。

これについては、高齢世代なども含めて、対応が困難な方々への配慮を求める声がありましたが、今でさえ、「ついていけない」という声も聴いていますし、私は「アナログの良さ」を見失わないことも大事だと考えているので、頷けるものでした。もちろん、議会でも「デジタルデバイドの解消」などについては指摘されています。

そういえば、「議会改革度ランキング」のことについて、多摩市は2023年の調査でランキング外になっていることが指摘されていて…。「調査に参加することをやめたのですか?」という質問がありました。「え?そうだったの?」という驚きとともに、調べてみたところで確かに「未回答議会」になっていることが分かったのですが、その理由については、またいずれ報告されるのかなとは思います。どんな事情があったのでしょう。

今日は朝から大雨でした。一日、ミーティングとか打ち合わせとか…ずっと夜まで入っていたので、一つ一つ分野とかテーマも違うので、情報整理をしておかないと。6月議会では「教育」のことを取り上げようと思っているのですが、とかく「先生」という存在が子どもにとっても保護者にとってもすごく大事。よい先生に巡り合えるかどうかが、子どもの日々と将来にも本当に影響を与えるものだとしみじみと。そういう先生、増えてほしい。