委員会でした。議員や首長の期末手当を増額している場合ではない。

我が家の干し柿づくりは今シーズン失敗に終わり、ガッカリしていましたが、お裾分けを。同じ柿からつくったとは思えないくらい美味しかったです。うちのは完走しすぎたのか、もっとしぼんでいて、驚くほどにカチコチに。

総務常任委員会がありました。昨日の今日…ということで、何だかとても疲れたなあ…と思っていましたら、他の委員の方も「なんか、疲れたよね。」と。一週間ずっと、議席に座り続けるというのは身体に堪えますが、年齢を重ねるとともに…という気がします。それはさておき、議題がかなり多かったので「時間配分に配慮を」という前置きがなされてのスタートに。

議案に対する態度も、予め会派で話し合って態度を決めるようなこともなく、委員会などの協議を経てから、決めればいいなあ…という感じで臨めます。自治基本条例の改正案だけは反対することを決めていましたが。

さて、今回、議員や首長の期末手当に関し、「常勤一般職の皆さんの支給月と連動させていく」という内容の条例改正案がありました。議案説明の時などもさほど気に留めておらずでしたが、よく内容を聞いてみると、それによって、現在の期末手当年間総支給月数4.1月が4.65月になり、議員で言えば、年間32万8,020円、市長は51万5,916円にもなることがわかりました。

「常勤一般職と支給月を連動」にすることで、人事院勧告によって支給月の見直しが行われるたびに、期末手当が増えることもあれば、減ることもあって、社会情勢を反映できるとの説明。他市も半分くらいは、そうしているとのこと。制度設計としては悪くはないのかなと思います。今回の見直しについても、こうした私たちのような特別職の報酬の在り方については「お手盛り」と言われないように「特別職報酬等審議会」での議論を経ています。

 

しかし、「今なの?!」

 

市長は「特別職報酬等審議会からの答申があるから」とそのまま議案にしたのかもしれませんが、そしてまた、来年度予算案にもその内容が反映されていたようですが、「その判断は、どうなのかな?」と。議案を提出するのは市長ですから、市長の考えもまた問われますね。例え、答申があったにせよ、躊躇することはなかったのかしら。答申が出されていた手前、議案提出するしかなかったのか?!

 

「今、条例案を可決して期末手当を増額することは市民の理解が得られない」。

 

日本共産党、あすたま維新、生活者ネット・社民、私が反対。公明党、自民党は賛成で、議案としては否決されました。もちろん、私たちも個人レベルで言えば、本音では報酬が上がることを喜ばない人はいない。でも、やっぱり今の社会情勢やら、市民の皆さんの生活のことを思うと、増額している場合ではありません。今後、ますます厳しくなる財政運営を考えても、議員報酬を引き下げることも場合によっては必要であり、あり得るな…と考えることさえあります。市民にも厳しい財政状況を理解してもらったり、そのための見直しなどに協力してもらうためにも。一方で、いい人材を確保するという視点では、報酬を引下げしすぎるのも問題なのですが。とかく、今は、国民健康保険税なども見直しをして、負担増を市民にお願いしていかなければならない立場であることを踏まえても、議員や首長の報酬を上げる時期とは思えません。ですので、議案が否決されたのは不思議なことではないです。

 

その他、他の議案などについては全会一致で可決して、あとは協議会でいくつもの報告事項を聞くことができました。日本医科大学多摩永山病院の移転については、昨年末に文書でのやり取りがあったらしく、その資料の説明もありました。昨年末にやり取りしたのなら、今日になるもっと前にも、予算案説明、議案説明など全議員向けの説明会があった段階で、状況説明ができたのでは?と思います。むしろ、説明されてしかるべき…って私は思います。よくわかりませんが、市長は何のタイミングを見計らっているのかしら?…という気持ちにもなりますね。議長副議長レベルには説明していたのかもしれませんが。ま、そのあたり、どういう判断のもとで、3か月も経ったところでの情報提供なのか。

 

「議会のみなさんと情報を共有して、よりよい市政を」という言葉とは何となく隔たりを感じます。

 

日医大の移転の件、一言で言えば、「前には進んでいない」ということですね。そして、今、駅前にある土地については、大事な市民の試算であり、日医大がきちんと方向性を決めるまでの間は「コインパーキングなどにして活用する」になっているみたい。やっと、委員会が終わったのでひと段落。ちょっとした気晴らしを考えないといけないなー。