2024年度 予算特別委員会④

予算委員会も今日と明日で終わります。各会派ごと、会派人数で保有している持ち時間の消化状況を見ながら、審議が進むわけですが、新人議員さんはまだ様子見というか、遠慮されている方も多いのか、滅多に発言しないどころかほとんどしない方も多くて…持ち時間を余らせて終わりを迎えてしまうとしたら、何ともったいない話でしょう。新人議員さんが発言しない分、その他会派のかたが代わって質疑をしている場合もあるのですが、今までは「新人だから様子見でまだ勉強中なので」というのはあんまりなかったケース。今日は一般会計の消防費、教育費などの質疑を終えて、別のお財布とも言える特別会計へ進んで、それも終了しました。特別会計で質疑するかなとも思いましたが、私はとりあえず、明日のことも考えて、発言時間をプール。5分くらいはまだ時間が残っています。

今、とにかく市民の生活はとても厳しくなっていて、高齢者の方が「100円でも200円でも節約をしたい」という気持ちで暮らしておられること、切々と感じることも多いのです。「孫のために、働いている」という方がいらっしゃって、それにすごくハッとさせられたものです。みんな必死。

共産党の小林さんが国民健康保険税のことについて、「安易に国保税の負担増をすべきではないという考え方が必要ではないか」という指摘をされていたとおり。所得の低い加入者(被保険者)はますます苦しくなる…とおっしゃっていましたが、実は私たち議員も国民健康保険に加入していて、その保険料負担は重たい…と感じている人の方が多いのではないかと思います。国民健康保険特別会計の財政運営は、一般会計から約15億円ほど赤字補填されていて、言ってみれば、その補填とは「加入者以外に負担を求める」ということになります。国民健康保険に加入していない市民はもちろん、他の健康保険に加入をしているので、「二重に負担していることになる」という指摘はずーっと、ずーっとなされていること。現役世代の負担増も限界に来ていると言われているなかで、「赤字補填をしていることへの疑義」は当然だとも思います。国をあげても「国民健康保険赤字削減・解消」を掲げています。

しかし、「現状、現実を見てちょうだい!」

国民皆保険制度は日本が誇るべき仕組みであって、やっぱり、この制度や仕組みをきちんと維持していくための国の役割と責任が果たされていない。だから首絞められているのが市町村…という感じ。なので、小林さんが「ちゃんと、東京都や国にモノを申しなさい」と最後に主張されたのもご尤もな話で、ここは、共産党の主張には頷けるものです。

小林さんは「一般会計からの赤字補填15億円が、市の財政に決定的なダメージを与えるようなことになるのか」とおっしゃっていましたが、「決定的なダメージにはならないかもしれないけれど、やっぱり、一般会計で15億円を使える使えないというのは大きいだろうな」…と私は思います。

もちろん、自分自身の負担が増えることも含めて、「安易に国保税の負担はしてほしくない」とも思います。ただ、「そんな世の中と社会しかつくれていない」という責任を自分で痛感するしかないのかもしれませんね。一人ひとり、自分たちが重ねてきた歴史の結果が今につながっている…。みんな社会の一員である限り、間接的には加害者になり、そして被害者にもなっていく。なんか、行き場のないやるせなさとの闘いかもしれません。

と考えると、気落ちしてしまうので、今日はこの辺で。

諏訪小学校のランチルームでハーモニークラブの活動でした。遅刻して参戦。子どもたちが喜ぶ姿は最高でした!こうした取組みを通じて、私たちがめざすことは何か…改めて議論していくことが必要で、大切なのではないかと感じています。ご飯を食べて、食器を下げてくれたら「うまい棒」を進呈・・・・子どもたちに大人気のコーンスープ味…おいしかった!添加されているうまみ成分のパワーたるや!!!と思いながら、食べちゃいました。