継承するのが難しいということなのかどうか?

去年、知り合いにわけていただいたポトス。どんどん元気になっている感じがしているのですが、あたたかくなってから鉢に移そうかなあと考え中。室内に土を持ち込むと「虫」が出てくる恐れもあるので、そこがな・・・なのですが。

さて、議会運営委員会がありまして、オブザーバーで参加。「あなた、一人会派でしょ。」と冷たく意見を遮断されることもなく、きちんと発言する機会を与えられているのはありがたいことで、それが多摩市議会の良いところだなと思っていますが、今は、一人会派が5名もいて、ついでにそのうち4名が議長経験者で、1名は元都議…という顔ぶれというのも今期最大の特徴かもしれません。

ということで、コロナコロナコロナ‥‥で休止していた市議会の報告会や意見交換会も再開していく方向で、総務常任委員会では今月、多摩センター商店会の皆さんと意見交換会が予定されていたり、3月議会が終わったら市議会全体での報告会を開催することとなっています。

今日の議会運営委員会では春の議会報告会のことが議題に上ったのですが、コロナ以前の記憶を思い出すところから始めなければならず、なかなか辛いとこだなと。なぜなら、その間に議会事務局職員の顔ぶれも変わったりで、取り組みが継承されているようで、ほとんど継承されていない印象を感じたから。委員会が開催される前段では、委員長副委員長と事務局との事前打ち合わせが行われていると思うのですが、その際に議会事務局がよりよく打ち合わせができるようにどう段取りするのか、そのために必要な資料をどう作成するのかなど、実は縁の下の力持ちとして果たす役割は無視できず、とても大きなものなのです。「以前はどうだったのか」ということについても、過去の資料を見直すとか、そんなことをかなりやって下準備をしていた‥‥これは過去のことなの?!…と拙い私の経験から眺めてきた事務局の仕事ぶりなのですが。その時、やっぱり、要というか、要所要所をきちんと押さえて、部下にアドバイスする局長や次長の役割があって、、それこそが重要。特に、かつて議長だった時には「管理職の働きぶり」に左右されることを感じていて、当時、すごく支えてもらったよなあ…としみじみ。

 

市議会が市民の身近な存在となり、信頼される活動をしていく必要がある。そのために議会基本条例を策定して、報告会や意見交換会も実施してきたのですが、それを下支えするのは「よりよい議会をつくっていくことが、市民にとっても大事。」そして「信頼される市議会をつくれば、まちがもっと良くなっていく。」という信念というか、強い想い。市議会議員は一人一人ですし、選挙となれば、例え同じ政党に所属していようが「味方同士」にはなれないところもあって、そりゃ、いろいろなことがあります‥‥でも、選挙が終わり、多摩市議会に議席を得れば、そこは、いずれの議員も「市議会の一員」となるわけで、みんなで「よい議会をつくる」という方向で活動をしていくこともまた重要なんですよね。「チーム多摩市議会」という言い方をしていたこともありましたが、きっとそうなんだと思います。

 

で、国会やらとは全く異なり、秘書がいるわけでもスタッフがいるわけでもなく、事務所があるわけでもないのが私たち市議会議員であって、その市議会を支えていくところに議会事務局がある。議会事務局の仕事もまた「よりよい市議会をつくる」という目標のもと、他市議会での取り組みをリサーチしたり、あるいは、市議会での政策づくりをバックアップするための取り組みなど、アンテナを高くして‥‥もちろん、事務局にも人材がそろっているわけでなく、限られた人数少数精鋭でやっていく必要がありますが。でも、議員だけでは探しきれていないような情報を掴んで、提供していく役割とか、本当はとっても大事なんですよね。以前の記憶しかないわけで、それがスタンダードではなかったのかもしれませんが…それにしても、コロナの間、議会報告会や意見交換会が実施されてこなかったからなのか、議会事務局と一緒に多摩市議会が育んできたマインドがやや後退しているのかなあなんて、そんなことを感じ、寂しくなったのが今日の会議。「想いをつなぐ」というのがとても難しいというのか、一応、議会基本条例があって、報告会や意見交換会はやっていくことになっているから「やるだけ」…という何となくそんな印象を受けたのでした。

「継承することはとても難しい」

確かに、時代と共に風化してしまうことはありますが、それでも、「より良い議会をつくっていくことが、つねに意識してつくりつづけていくことが私たちの役割」という点についてはいつの時代も変わらないのでは?と思うのですね。主体的にその想いを持てるのかどうか、その想いで日々の仕事を重ねているのかどうか…結果が違ってくると思います。当たり前のことですが。やっぱりパフォーマンスは変わってきそうですね。

「市民のための議会」「市民からもっと評価される議会をつくりたい」。私はずっとこの想いで今までやってきたかなあ。ここだけは変わらない。

そういえば、この間の出初式。「お席の確保は難しい」ということで、議員も立ち見で参加していましたが、行き交う人々がいる多摩中央公園での開催はやっぱりいいなあと思いました。