3連休なんだなあ。

市内の各地域、地区でもどんど焼きが開催されるのかな・・・?と思っていますが、マンション管理組合でも行事の一つになっているので、諏訪第二公園で準備中。業者の方にお願いをして、やぐらを組んでいただいています。地域の方々が、竹などを取ってきて、やぐらを組んでいる地域もあって、それはそれはその作業たるや…とっても大変…素人ができるものではなく、口伝により、その技というか経験がつながっているのだなと思いながら、眺めているしかできないのが私あ。まったく、人手にはならないですね。力のある男性中心に、こうした行事の準備が整えられていくんだなとも思ったりします。

再び、「檻の中のライオン」の講演会へ。噺家さんのような語り口調にて、憲法を面白く?楽しく学べる3時間。あっという間でした。今回で楾さんのお話しを伺うのも3回目ですが、何度も聞くことはまるで反復学習…とてもためになるのです。楾さんはもともとは弁護士事務所を経営していたそうですが、今は全国をめぐる講演会が忙しすぎて、弁護士を本業と言えない?できない状態にあると。ちなみに、今回の多摩市での講演会で通算903回目とのこと。

「みんなが自分らしく生きることのできる社会」

そのために憲法があることを、私たちはもっと学んでいく必要があること間違いなし。いまや、「憲法記念日」すら意識せず…な人が増えていると感じていますが、私たちの暮らしそのものが憲法によって守られていることを改めて確認し、認識しておくことはますます大事になっている気がします。憲法に定められていること一つひとつについても、なぜ、そのことが条文化されているのか、きちんと文章化されていることには意味がある。憲法として定めを持っていることの意義を解きほぐしていくことから、自分たちの社会の成り立ちが見えてきますね。それを考えること、とっても大切。「自由であること」もまた、当たり前のことではない…ということ含め、知り、考えを深めておくことが求められると思っています。社会にとっても必要なことではないかなと。

それにしても、「憲法」のこと、私たちは小学校以来、ほとんど学んだと言えないくらいにしか学んでいないように思います。学校教育のなかで「憲法を学ぶ」ことがシステムとして組み込まれていないとおっしゃる楾さんのご指摘通り。もちろん社会科の授業で学んだことはあっても、それはテスト勉強のための暗記レベルの場合の方が多いかも。その内容がどこまでどう理解されているのかが問われます。例えば、多摩市で制定している条例などについても「なぜ、それを制定したのか」という時代背景を理解していくことが大事で、多摩市議会が策定した「多摩市議会議会基本条例」など、それが必要となった理由があって存在しているわけなので。ただ、やっぱり時間と共に風化していくことは否めない。だから、繰り返し学んでおくことが求められるのでしょうね。風化している現状を嘆くことはできても、その現状を否定することはできないのかなとも感じています。

いずれにせよ、「憲法」については、学校の先生というよりは、私たち大人自身が「存在を知っているだけ」であって、「深くは知っていない」し、知る機会を持ってこなかったのが事実ではないかと思うのです。私は大学で「憲法」の授業を取っていましたが、その時には「幸福追求権」と「外国人参政権」のことを中心に授業をしていた記憶しかなく、研究者である教授の興味にギュッと焦点が絞り込まれていたことが懐かしく思い出されます。

ところで、多摩市立図書館の資料検索ではどうやら「檻の中のライオン」はヒットせず。「檻を壊すライオン」は貸し出し中になっていて1冊だけ所蔵があるみたい。講演会では全国の小中学校に「檻の中のライオン」を置いてもらいたいと活動されている方もいらっしゃり、すごい情熱だなあと。差し当たって、私は多摩市の図書館にリクエストしてみようかな…なんて。でも、本当は今回の講演会に参加された方がリクエストしてくださるとうれしいかも。けど、会場にいらした方、書籍を購入されている方も多かったのは印象的でした。

能登半島では余震が続いていて、本当に心配です。自然に抗えないことを再び思い知った私たちのこれからがますます問われますね。