秋の催しが盛りだくさん。

この週末はいつになく‥‥と言いますか、コロナ前に戻ったかのようなスケジュールぎっしりの2日間でした。地域のあちこちでイベントが開催され、案内が届いたところには参加してきました。声をかけていただいたところに足を運ぶだけで精一杯で、それ以外にも「ここにも、行きたいけど…」がいくつかありましたが、そちらは断念で。4年ぶりに開催されたものもあれば、やっとコロナ以前と同じスタイルで開催ができるとか、「ニューノーマル時代」になったのかどうかはわかりませんが、ある意味、「伝統行事」のように開催されるイベントは元通りになった気もしました。

そして、自分も歳を重ねたせいか、「子どもたちにはやっぱり希望があるなあ」と実感する場面がいくつかあり、そこがぎっしり詰まっていたのは…やっぱり唐木田児童館で開催していた「からき団フェスタ」です。毎年、唐木田コミュニティセンターの「菖蒲館まつり」と同日に開催されているのですが、今年も地域も多くの来場者でにぎわっていました。午前中はあいにくの雨、しかも土砂降りだったようですが、それでも事前に配付されたチケットをしっかり握りしめて子どもたちは足を運んでいたようですね。

入り口付近は雨のおかげでぬかるみが酷かったよう。ようやく晴れ間が出た時間帯に私も伺ったのですが、その時もまだ児童館のお庭の状態はよろしくなかったです。職員さんたちは館内の持ち場でそれぞれ動かれていたようで、館長が午前中はずっと水かきをされていたとか。というよりか、館長は常に玄関前のお庭に出られていて、もちろん、来場する子どもや保護者の皆さんにも声掛けをするわけですが、個人的には会場を後にした子どもに「お、どうだった?」という感じで子どもたちに感想を聞いてみたり、そこで会話をしている姿が印象的でした。この立ち位置、絶妙だなあと思って。

子どもたちが企画をし、子どもたちがスタッフとなり、ゲーム屋さんお店屋さんをやっているのですが、それはそれはとても微笑ましい姿。ほぼ毎年、足を運んでいる私としても「変わらない子どもたちの姿」があることにホッとする場面でもあります。大学生のボランティアも参加していて、子どもたちと年齢が近いだけあってよい交流ができているなあと感じました。

児童館の利用者のママで管理栄養士さんも参加し、離乳食の簡単レシピの紹介コーナーがありました。特に唐木田児童館の場合、乳幼児、就学前の子どもと保護者の利用も多いのですが、「からき団フェスタ」は小学生以上が主役になるお祭りなので、敷居の高さが否めなかったのだとか。そこで、低年齢の子どもたちを対象にした企画を盛り込むことで、日常的に利用している乳幼児親子にも来てもらえるように工夫したそうです。乳幼児の子育てをしている保護者にとって、こうした場面で「我が子の将来の姿」を想像できる瞬間があるのは大切なこと。「子どもを育てていく」ときの大事な要素が意識され、こうしたイベントにも盛り込んでいくところ…ここ児童館の役割として大事ですね。こうしたイベントも、ただ楽しいだけでやっているわけでないことを改めて認識させられるものです。

ベビーフードを活用した「とろーりチーズ芋もち」、冷凍味噌玉を活用するスープをおいしくいただきました。私も味噌玉は時々作っていましたが、粉末出しも混ぜ込んでおくとより美味しくなることを今さらながら発見。児童館の利用者ママをスカウトし、こうして地域に参加する入り口をつくっていく…これもまた児童館だからできたことかもしれませんね。また、児童館の利用者ママが中心に立ち上げたサークルによる「読み聞かせコーナー」もありました。

子どもの数は減っていく、当然ながら、児童館を利用する対象者は減ってしまいます。そうなると「児童館どうあるべきか?」とうい議論を避けて通ることもできなくなり、もちろん、これから働く職員さんの数も減っていくことを思えば「今までどおり」は難しい。ただ、少子化時代になればなるほどに、こうした拠点が求められ必要になっていくのではないか…という気さえしてしまったのです。特に「児童福祉」という観点からのアプローチを大切にするときには尚更。言うまでもなく、「児童館を支える人材」があってできることでもあり、その人材こそがカギを握っているわけですが。来月、児童館50周年のイベントも開催される予定が、児童館の歴史を紐解いて、もう一度、おさらいしておこうかなあという気分です。

からきだ菖蒲館のお祭りも今年は13回目。私が議員になってからオープンしたコミュニティセンターで、開館までの経過、その苦労を垣間見てきた一人としては「開館できてよかったな」という思いもあって取組みを見守りフォローしている感もあります。直営ではない図書館があり、直営の児童館があって、コミュニティセンターを運営する市民のみなさんがいらっしゃって…「民間、行政、市民」がそれぞれのエリアを担当している複合施設という点でも注目してきたというのか。

コミュニティセンターは市民の皆さんがボランティアで「運営協議会」を担っておられますが、「これからの担い手をどうするのか」という課題には向き合っておられるようですね。こうしたイベントを通じて、一人でも興味を持ってもらえる方を発掘したいということで、紹介コーナーがありましたが、とてもよい一角になっていて、ご覧になっている方もいらっしゃいました。いろんな活動をされているんだなあと改めて。からきだ菖蒲館は広報にも力を入れておられ、広報誌に掲載のコラムは地域でも人気があると伺っています。

しかし、コミュニティセンターの運営と支える人材の発掘や育成については、今後、市としても課題になっていくだろうと捉えていて、他のコミュニティセンターでも同様の悩みを抱えておられ、議会としても考えていくべきことの一つと思っています。コミュニティセンターの運営に限らず、その他の市民活動についても同様と言えば同様ですが。

唐木田エリアで開催されたイベントとしては、清掃工場の「たまかんフェスタ」にも足を運んできました。

東京都と早稲田大学とで実験している「燃料電池ごみ収集車」を始めてみました。なかなか走っている姿を目にすることがなかったのですが、「水素タンク」を搭載しているだけあって、一般的な収集車よりは大きい。特徴としてはやっぱり、「静か!」ということかもしれません。とても静々走ってくれるようです。たまかんフェスタでは清掃工場特別見学会をやっていて、これ参加したいですね。町田市の担当部長さんは「煙突のぼりコース」に挑戦されていたようですが、私もいずれ是非。

昨日は午前中にひどすぎる雨でしたが、午後からは予報通りに雨も止んでくれたのは本当に良かった。

先日のランタンフェスの時と同じく、「ごみ釣りゲーム」のコーナー。エコプラザの職員さんたちもこうして休日出勤しているというか、大変だなあと。職員さんたちの「働き方改革」って…とか考えさせられますね。次回の環境講演会「マシンガンズの滝沢と考えるごみ減量」「は会場も広いので集客の呼びかけも頑張ってました。私も行くつもり。

そんなわけで、その他のイベントでもちょこちょこ感じたこともあって、備忘録的に綴っておきたいこともありますが、それはまたの機会にしましょう…。さて、私としては次の定例会に向けた準備に取り掛かります。