決算審査4日目。

今日から永山フェスティバルですね。昨日はとにかく雨がよく降り、今朝もまだ少し雨が残っていたので心配していましたが、家人によりますと…盛り上がっていたよ!ということでした。私も明日、足を運ぶ予定にしています。

昨日は決算審査4日目でした。教育費の質疑も大した時間もかからずに終わりました。私は総括質疑に時間を残しておきたいので、各事業のところでは質疑せずで、一つだけ気がかりだった「テニスコート人工芝のマイクロプラスチック問題」は、しらた議員が質疑をしてくださったのでよかった。昨年度の予算審議の時、当時のフェアな市政と生活者ネットワークで修正案を提出した事項でしたので、その後の経過について質疑をしておく必要があるなと思っていたので。市のホームページでも公開されていますが、企業との実証実験を実施中。あとしばらく実験は続けていくようです。マイクロプラスチック対策…今のところ、打つ手は無しのような気がしてなりませんが、行政としてどう取り組んでいくか、その姿勢は重要ですね。やはり、率先してやっていくことが求められると考えます。

さて、公明党の総括質疑で、池田けい子議員が「レンガ坂の改修工事」のことを通じて、「市民の声をどう聴いていくのか」について質しておられました。当初の工事計画も市民からの声が反映されていたにもかかわらず、いざ着工・・・の目前で開催された市民説明会でもさらに市民からの要望や意見が出され、内容変更をしたという件。それに伴い、工期も延長し、工事内容も変更し、わざわざ補正予算を組まなければならなくなったという・・・まだ記憶に新しいところ。

その結果、どうなったのか?

と言えば、今は改修工事も終わって、無事に使用しているものの「却って、危険度が上がったのではないか」…「安全な歩行空間を確保する、道路空間にしていくための工事だったはずが、そうではなくなっている」という指摘。市民の意見もわざわざ聴いて、人気投票のようなこともやって路面の色や模様も決めたのですが、その色と街頭ポールの色が同系色であって、目立たないんだとか。視認性が悪くなったという声があると。また、市民から要望され、街路樹に植わっていたユリノキも残すことになったのですが、もともと弱っていたユリノキですから、残すためには補強が必要…その補強のされ方もワイヤーで吊るされている感じもあって何とも言えないというのはその通りですね。個人的には「レンガ坂」という名前にこだわり、当初計画にはなかった「路面のペイント」が意外と評判悪いのも気になっていますが。

「市民の声の聴き方があるのでは?」という指摘はご尤もで、そもそも、議会にも賛成を得て予算を確保し、進めていた計画の変更ですから、よほどのことがない限りは執行を一時停止するとか、中止するということはあり得ず。市長からは「以前もお詫びしましたが」ということで、再度、答弁がなされたものの、だからと言って、使ってしまった税金は戻ってこないですし、もう一度、工事をし直すということにもなりません。「一体、誰が責任を取るの?」の好事例の人うtになってしまったかも。もちろん、当時、議会でも「工事内容変更」を認めざるを得なかったという点では私も片棒を担いだとも言えるのが辛いところ。それを言い始めると他にも数多・・・指摘したくなることだらけかもしれません。市長に与えられている予算編成権、予算調製権をはじめ、その権限はものすごく大きい。議会が最終的には「議決」してお墨付きを与えることになりますが、「お金を握る」のはやっぱり市長であって、市長の判断があって動くのもは動く、逆に言えば動かないものは全く動かない。そこにある「判断基準」が問われることになり、それは、何というか、政策とかそういうのではなく、感性でありセンスとも言えるものかもしれませんね。

決算審査は週明けの月曜日が最終日です。よい週末を。