3連休を終えて、今日から決算審査が始まりました。アンスリウムを見つけて、買うか買わないかを迷って、とりあえず保留。すこしだけピンク色なので、お部屋においてあげると華やかになるかなあと。
決算審査は「予算決算特別委員会」で行われます。委員長は遠藤ちひろ議員、副委員長は池田けい子議員です。議長は特別委員会には入りませんが、監査委員は予算審議には加わり、決算審査には加わらないのがルールです。ですので、監査委員も出席はしていて、でも質疑はしません。
昨年度の決算は「思ったよりも良好だった」ということで、市税収入についても「思ったほどの落ち込みではなかった」と。多摩市の財政課はどちらかといえば、見通しをシビアに立てる傾向があるので、「思ったほどではなかった」という振り返ってみての感想はいつも聞かされることかなと思っています。財布の紐をユルユルにせず、キュキュッと絞める…これは当然のことであって、あとから「お金が足りませんでした」にならないほうがいいに決まっています。私はある程度、将来への備えをしておいた方がいいと考えていますが、どちらかと言えば「その年の収入は、基本、その年にしっかり使い切る」という視点に立ち、「将来の備えをしすぎている」としてきする立場のかたもいます。要はそのバランスが大事になっていきますが、基本「将来に備えておく」という発想に立つことは重要であって、「今だけ自分だけ」で財政全体を回していくべきではないと私は思っています。
「人の管理」「土地の管理」
これこそが、市政運営の根幹であって、役所の中では地味めかもしれませんが、多摩市役所だと市民経済部がやっている業務こそが重視されるべきですね。人がいて、土地があって、そのうえで課税し、納税され…。市役所の中だと華やかさに欠ける部署かもしれませんが、この部署の存在無くして、役所はまず成り立ちませんから。
今日、市民経済部長が「税金の徴収率が1.8%ほど上がっただけで、約5~6億円くらい収入増につながる、0.1%上がっただけでも3千万くらいの収入増になる…」という答弁をされていたのですが、こうした答弁ができる部長は信頼できるなあと…。なぜなら、その裏を勝手に読んでいるだけかもしれませんが、「だから、滞納者を出さないようにしていく必要があるし、そのための対策や対応をしていく」と発言している気がしたからです。それって当たり前のことですが、簡単なことではないですね。
ほとんど大半は納税者の義務を果たしてくれている人ばかりとは言え、「必ずしも当たり前のように税金を払ってくれる市民ばかりではない(どうしても払うことができない市民もいらっしゃるということも含めて)。」というのは現実。「税金を納めていただく」というよりも「税金を取る」仕事をしているわけなので、それはとってもハード。表には見えてこない職員さんたちの働きが存在するのです。まさに裏方で。間違いなく賦課をしていく、そして漏れないように徴収をしていく…ある意味、しつこく義務を果たしてもらうために依頼をし続ける…とかとか。市民の立場から言えば「税金を払うことに納得できるようにしてもらいたい」というプレッシャーに最前線で向き合っているとも言えるので。特に、「滞納されている税金も納めてもらえるように依頼する」というのは、ある意味、滞納者の状況様々とも思いますが、辛い仕事とも言えます。
今日は市民経済部長の答弁がとても印象に残ったのですが、それとともに、やはり業務に向き合っている日頃の姿勢が行政の答弁にも正直に表れる感じがしました。答弁に立つ職員さんたちの顔ぶれはいつの時代も入れ替わりますし、変わっていくわけですが、特に今回の決算委員会では「仕事のことをきちんと理解している、理解していない」がダイレクトに反映されるというか、そのまま「ことば」にして表れ、今の市役所組織全体の状態が透けて見える感じがしたのも印象的でした。今日から始まった決算審査、来週25日月曜日まで。持ち時間30分、何を質疑するかなあ…と考え中です。
そう、2か月ぶりに青少年問題協議会諏訪地区委員会がありました。毎年開催しているどんど焼きも近隣からの苦情もあり、来年はやり方を少し変更してみて・・ということになっています。時代とともに…なのかもしれませんが、地域で大事にしたい行事などをどう守り存続していくのかも考えていきたいですね。行事等を実施するための人手、担い手も先細りになっていく現実も踏まえて。