自転車が設置してあった!…市役所の西会議室南側の駐車場のところです。ここ、雨ざらしだなあ…というのが気になってます。どうやって借りるんだろう?…いつから借りていいんだろう?
さて、今日から2023年度予算の審議が始まりました。各会派の総括的質疑が行われ、政策の方向性など考え方が問われ、その後、歳入に関する質疑、歳出の総務費へと進みました。全体の質疑を終え、最後にもう一度、総括的質疑ができるので、私はその時にフェアな市政として質疑しようかなと思っています。
いずれの会派の皆さんも、高齢化や少子化のことに触れておられ、財政運営が厳しくなっていく見通しをお持ちにはなっているようです。でも、時代とともに市民のニーズも変わっていくわけで、行政への要望事項も増えていく一方…でも、それにどう対応していくべきなのかについては、「終わらない宿題」のようになっている印象。
今日のやり取りでは「ふるさと納税」のことが話題になっていて、「年々、多摩市から他への流出額は増えていく見込みです」という答弁。今年度はだいたい4.5億円、来年度については5.6億円になるのではないかと見込みをたてているそうです。多摩市に「ふるさと納税」してくださる方々から受け取るのはだいたい1千万円ほど。「4.5億円あれば、学校給食を無償化できる」との指摘がされていましたが、その通りですね。確か、小金井市長さんも同じようなこと、twitterでつぶやいておられました。
「魅力的な返礼品を。」
ということですが、「ハローキティ」はいろんな自治体の返礼品をお手伝いしているようでして、多摩市でも「ハローキティ」の返礼品はありますが、なかなか霞んでしまうようです。「ハローキティ」のオリジナルグッズにしたほうが、プレミアム感あって、コレクターの人気上がるかな…とも思いますが、オリジナルグッズ作成するための費用を考えあわせないと、ダメですね。「ふるさとを懐かしんで、応援してもらう。」…育ったまちのことに想いを馳せる…ずっと多摩市にいるので、自分には持ちにくい感情ですが、私の周りでふるさと納税を楽しんでいる方に伺うと「ふるさと応援」ではなく「返礼品が欲しい。」…なかでも、地方の名産品を試してみたい、味わいたい!…という気持ちの方が強いようです。そうなると、多摩市の場合は厳しいですね。ふるさとの名産品なるものが見当たらないわけで、競争力持ちにくい。ここは、とても悩ましいところなのです。
これから、人口減少になっていく社会。働き手の確保が難しくなっていく時代とも言われています。そこにDX…どうやってデジタル技術を活用するのか、その方向に向けて国全体もシフトしていますし、それに合わせて、自治体業務も変わっていかねばなりませんし、それは必然だと思う一方、「過渡期」であることも意識せねばならず、高齢の方々を中心にデジタル社会から取り残されるのではないかという不安と心配の声を伺っていて、確かにマイナンバーカードはここへ来て、持っている人が増えてきましたが、使いこなしまではいかないですね。マイナンバーカードと健康保険証の一体化…カード1枚に自分の情報がどんどん凝縮されていくんだなあ…それを便利と捉えるのかどうか…。議論が深まらないうちに、見切り発車でどんどん取組みが進んでいる気もしていて危惧します。
今日は3月10日。東京大空襲のことを想い、議場でも黙とうを。明日は3月11日ですね。祈りを胸に。