ランタンフェスティバル。多摩八角堂。

今週月曜日から始まっているランタンフェスティバル。今日は休会となり、午前中は委員会の集まりがあって決算審査に向けた意見交換を終え、その後、ふと思い出したので…足を運んできました。週末になるときっと人だかりになるだろうなあ…ゆっくり見れない感じがしたので。明るい時間から日が落ちていくのに合わせて、ライトの灯が幻想的になっていく様子をずーっと眺めているという。

どこからともなく人が集まってきて、自撮りしているみなさんの写真撮影をお手伝いしたりして‥‥「去年、オリンピックの自転車があったでしょ、あの時に知ってから、すごく楽しみにしていて…」とおっしゃっている方がいらっしゃったのです。調布からわざわざ来たんだそう。「このバイクできたら30分くらいで着いたよ」と原チャリで。

「明日になると、入口と出口で一方通行になるので、今日、いらしてくださったら人も少ないからラッキーでしたね」とお伝えしましたが、「来年も楽しみにしているからね」と。「あ、伝えます。」と思わず返答してしまいましたが、遠くからいらしてくださるなんてうれしいなあという気持ちでいっぱいになりました。訪れる方の車のナンバー、相模、八王子、横浜、世田谷、川崎…。

比較的親子連れも多く、子どもたちが「私は、これがいい!」と好きなランタンを指さししていました。その声を耳にしつつ、私は「蝶々」の模様のランタンが気に入ったので、どうやったら上手に写真が撮れるかと角度を変えて撮影してみましたが、なかなかうまくはいきません。やっぱり、「リアル」は違う。画像ではその美しさと、蝶々のランタンからこぼれ出てる空気感を伝えることはできません。

「あ。」

市長が一人でポツンとランタンを見ている姿を発見。「議会が休会になったので、今日は北貝取の市民活動・交流センターを見てきたんだよね。」とのこと。そのあとに、立ち寄ったとおっしゃっていました。誰にも「市長」だと気がつかれず、そっと様子見をしたかったのかもしれませんが、残念ながらお声掛けしまってすみません…。「やあやあ」とアピールするのではなく、まるで、近所のおじさんが会社帰りに立ち寄った感がとてもいい。

当たり前のことですが、一市民らしくて。何というのか、ちょっと肩の力が抜けている感じ。肩書き取り除いて、市民と一緒にこうした場の空気感を楽しめることって、本当に大切なんですよね。

明日明後日はワークショップなどのお楽しみイベントもあるので、もっと盛り上がるはず。去年も1万人以上は人が訪れたと思います。

「この場所だから、すごくいいと思う。」

ランタンフェスティバルの主催者でもあるニューマチヅクリシャのみなさんと一緒に活動しているミッケリミッケのみかちゃん、まりちゃんとも久しぶりに会うことができました。みかちゃん、まりちゃんは八角堂周辺の飾りつけをプロデュースしています。ガチャガチャでつくる空カプセルのライトをつけるために登場したところに遭遇したのですが、「この場所だから、いい」というみかちゃん、まりちゃんの感性をもう少し掘り下げて聴いてみたいなあ。

周りがもっともっと暗くなると、さらに美しくなるはず。暗くなるほどに、今日も人が集まっていました。私は明日の様子も見たいなあと思っていて、夕方から出かける予定にしています。「夜市」を楽しみたいなと思っています!