9月議会 本会議4日目/一般質問

きれいなピンク。ちょっと季節外れのような気もしますが、近所の方が大切に育てていたハイビスカスの花が咲いていて、感激。同時に、「ぜひ、育ててみて…」と分けていただいた挿し木をすっかり枯らしてしまったことも思い出したのですが、やっぱり、鉢植えではなくて地植えですね。今年は陽と水とそして土の状態がそれぞれとても良い具合なのか、植物がとても良く育っている気がして、例年よりも花や実が元気。

昨日の一般質問で「ナラ枯れ」問題が指摘をされていたとおり、ニュータウン地域内ではキョロキョロするだけで枯れたままの大木で、しかも、枯れ葉もを下に落とす元気もないような木もチラホラと目にすると思うのですが…合わせて、その近くには「カエンタケ」というのが生えている場合があって、猛毒だそう。ホームページでも呼びかけされています。触るだけでも危ない感じがしますね。見るからに・・・と思っていますが。決して近づかないように・・・です。

さて、今日も一般質問は5名でした。母子手帳の電子化について必要性を求めた本間さん、障害者への理解はどう進んできたか進めようとしているのかをフォローする質問の池田さん、精神福祉のことを質問した安斉さん…と、ジェンダーとか言われそうですが、女性議員の皆さんの質問は丁寧さがあるなあと思うのは私だけでしょうか。取り上げるテーマについて深堀するというか、綿密に調べてから質問づくりをされているように感じます。

母子手帳のアプリ化。「そういう時代なんだなあ…」と時代のせいにしてはいけないのですが、もちろん、真っ向から否定はしませんし、それはそれで求められていることなのかもしれませんが、ごくごく個人的には抵抗感も否めず。これだけ世の中でクラウドが活用されているとはいえ、個人の情報が手元ではない場所で保管されているというのか…別に他の場所で管理されなくともよい情報までを他所の倉庫に入れてもらう必要がないというのか‥‥。「古い人」と呼ばれても仕方がないくらいに、昭和的なのですが、「便利さとの引き換え」をついつい考える習慣が身についているところがあり、何でもかんでもDXについていけていません。個人の考えにすぎませんが。マイナンバーカードもここに来て、普及しつつあり、やっと5割に近い人たちが取得しているようです。私は今のところの必要性がないので、申請していないのですが。

すでにもう自分の知らないところでは情報が管理されていて、突合されている場合も多いと思うのですが。クレジットカードも使用しますしね。買い物に対する趣向その他、隠しきれませんが。

池田さんがとりあげた「障害者への理解」については、健常と言われる私たちが困難を抱えているみなさんとどう向き合えているかを問うものであって、以前の質問をフォローする形になっていたので…「そうそう、やっぱり、質問は言いっぱなしではダメなんだよなあと」改めて認識。自分自身が発言したことに対する以前の答弁をチェックして、進捗状況を管理していくことが大切ですね。

以前に提案されたという(私も、そうだったなあと記憶よみがえりましたが)「パーキング・パーミット制度」は必要だなあと感じています。昨日、白田さんが「誰でもトイレ」についても指摘をされていたように、本来、その場所を使用しなければならない対象者が排除されるというのか、肝心な時に使えずに困ってしまう場合があるのは事実であり現実。「適正に利用してもらう」ことが求められるように思います。一方、厳格にしすぎない方が良い場合もあるのかも…とも思う場面も頭に思い浮かびます。

それにしても、「あれ?」と思わずにいられないような振る舞いで障害者等のための駐車場を利用されている方が存在していて、マナー違反を見ればガッカリもしますよね。取締りまで必要かと言えば、そこまでにはならないのかもしれませんが、問われる私たち市民の態度と意識…ここに働きかけることの難しさは悩みの種。

安斉さんの「精神福祉」のテーマは私にとっては扱うのにとてもハードルが高い。議員として同期の安斉さんは今期での引退を決意され、次にバトンを渡す方も決まっておられます。議員になった時からずっと障害者のみなさんに寄り添う立場で発言されているのですが、行政側からの「渋い」答弁にも忍耐強く向き合い、めげずに問題提起を続けておられます。「きちんと勉強されているなあ」と感じさせられる質問をなさる議員のお一人。

現状、精神障がいのある方からの相談が多く、市の窓口あるいは支援センターでも必死で対応している感じですが、「今後も精神障がいのある方からの相談需要は増加していくことが予測できる」というのが答弁になっていて…。「それは、なぜ、そう思うの?」と答弁で示された認識の裏側と言うのか、真意を探ってみたいですね。そこを掘り下げて、どう問題解決できるのかを考えていかないとですね。根本的なところを治癒していかなければ…そういう問題が多すぎる。国の政策の方向性にも問題が根ざしているので、多摩市だけでは何とも解決ができない。けれど、市民には身近な存在として、すべて責任も何もかもを国から押し付けられ、自治体としては苦しい。傷口に絆創膏を貼るだけに終始してしまうような対策と対応しかできていない課題が多いですね。福祉分野に限らずかもしれませんが、特に福祉分野は。

その他、三階さんの災害対応の質問の中では…「避難所の虫対策」についても触れられていて…ここ対策必須、切実。なぜなら、先週末、総合防災訓練で行われた体育館での避難所設営訓練の見学をしていたのですが、参加者全員が「蚊」の餌食になっていたため。避難所が開設される学校には網戸がない…でも、特に、コロナ対策で「風通し」が求められるとなると、開放できる扉や窓は「開けっぱなし」ですから。ちょっとやそっとの虫よけスプレーでは対処できない。「蚊帳が欲しい!」と私は思ったんですけれど、虫対策はお願いしたいところ。災害時の避難であって、「快適性」をどこまで求めるのか…という指摘もあると思いますが。

 

設営訓練の後で、見えてきた課題を話し合っていたのですが、虫退治に追われていました…。

最後は大隈さんで「新型コロナ対策」について再点検と再構築が必要と言う立場から、ご自身の経験談を披露しながら、発言されていました。日本はみながお行儀よくマスク、そしてまたワクチン接種率も高い…にもかかわらず、感染を抑えきれていませんね。当初、「6割くらいワクチン接種をすれば、感染拡大を抑え込むことができます」と言っていた説明を記憶していますが、あれは一体何だったのでしょう…と今でも不信感。説明が食い違っていますよね。これについては、ウイルスが変異したから…と説明するのかもしれませんが、変異前ウイルスに対応するワクチンが接種され続けていることに私は違和感を覚えています。「正しい情報を知りたい。」…ただ、この件については、それだけ。専門家でもない私がこの件で知った顔で語ることが難しい。自治体としては国や東京都から指示されたように粛々と取組みを進めるしかありません。私も取り組みの行方を見守っているだけですが、政府からの情報を鵜呑みにしてしまってよいものかとますます感じる今日この頃です。

そんなことで、明日も本会議。一般質問の最終日、発言者は4名です。