百草の住宅街にある「カドキッチン多摩」にようやくたどり着けた!…どこで見たのかなあ、聞いたのかなあ…と思い出せないのですが、「カドキッチンっていうのがあって、知ってる?」という尋ねられた気もするし…どこかの記事で見たのかな?…いずれにせよ、いつだったか過去に話題に触れた記憶あり。
なんと、地域でユニークに活動している知人が開設した場所であることがわかって、「今度の金曜日は『米粉蒸しパン』やってます!」と聞いたので、それは行くしかないな!と…早速足を運んできました。やっぱり、いろんなことにトライしているんだなあとワクワクしながら…。「カドキッチン多摩」は会員制のシェアキッチン。
多摩市内でもニュータウンではない地域の運転は得意ではなく、道も把握しきれていない割には、結構スムーズに行けました。住宅街の一角で、ちょうど曲がり角にあって、アパートの角にあって、「カドキッチン」という名前がぴったり。センスあるなあ。
第三金曜日だったので、出店は「米粉カフェ てぃだ」さん。神保町でもお店をやっているそうです。月に2回だけ、定例で第一、第三金曜日のお昼から販売しています。かわいい米粉蒸しパンがならんでいました。材料にもこだわっていて、もちろん添加物などにも気を遣っていると伺いました。高知県産の米粉使用だそう。「高知県産のお米は食べたことがないなあ!」…とそれだけでも感激してしまう。本日の新商品…「甘納豆抹茶」というので、早速購入。「甘納豆も無漂白」を使用しているそうです。
お店に来た常連のお客さんと会話しているところにご一緒させていただいて理解できたのは…「やっぱり、甘納豆、良かったでしょう」「はい!」…ということで、お客さんの提案、ご要望によりトライして、新商品になったということ。もともとは抹茶味の蒸しパンがあり、そこにリクエストで甘納豆をトッピングしたようです。
「もし、他にも何かご希望があったら、教えていただけると嬉しいです」…「秋になったら、栗を使おうと思ってます」と会話が弾んでおりました。こうしたコミュニケーションが何だか懐かしい感じもあって、すごくいい。常連のお客さんは「この辺り、お店がないから、楽しみにしているんです」とおっしゃっていて、「インスタに上がっていたから、家族に早く買ってきてと言われたんです」とのことでした。そして、大人買いをされて、「また、次回も楽しみにしています」と。
「わああ、いいなあ!」
地域にコミュニケーションが増えて、新しいつながりが生まれるって、こういうことだなあをしみじみ実感。お菓子屋さんとかやりたいなあ…と思っていても、自分でいきなりお店を出すとなれば、やっぱりハードルが高いと思うので、こうした場所が活用でき、腕を振るえるってところもいいですよね。シェアキッチンの取組みはもちろんのこと、米粉蒸しパンづくりをしている侑子ちゃんや他にも得意を披露してくださり、地域に「おいしい」を広げ、つなげてくださる方々も応援したくなります。「行き交う」…って言葉を思い出しながら、お店の様子を眺めておりました。
そして、「米粉蒸しパン」は冷凍もできると聞いたのに、他にもお客さんが来るかもしれないしなあ…と遠慮がちに購入したことを後悔してしまった。もう少し欲張りに買い込んできたらよかった。ふわふわしているだけでなく、しっかりしたもちもち感が腹持ちにもつながっている気も。小ぶりなのですが、しっかり味わえて、1個食べ終わった時の満足感が違う。やさしい味わいにつられ、ついつい、パクパク食べてしまいそう。次に行くとき、「秋になったら、さつまいもを入れて!」って、リクエストしてみよう。もう一つ…「多摩市産」の何かを材料として活用してくれないかなあ…とつぶやいてみようかな。
また、日本はもっとお米を大事にして、お米を食べないといけない!…だから、小麦粉ではなくて「米粉!」との思いを一段と強くしてしまいました。「米粉」にハマりそう。やっぱり、「食」は楽しい。
ぜひ、カドキッチン多摩へ。いつもオープンはしていないので、インスタフォローが必要かな。「食」で交流し、つながり、笑顔を作っていきたい…と話す侑子ちゃんの志も応援したい。そして、この場所の開設を応援してくださるアパートのオーナーさんにも感謝。