6月28日は「パフェの日」なんです。ほとんど知られていないと思いますし、私もひょんなことから知りまして。でも、今日はパフェは食べていません。暑いとついつい冷たいものを口にしたくなるのですが、身体的にはあまり良ろしくないわけで、反省中です。
さて、明後日の夕方、中央大学のキャリアデザインの講義に出向くことになっていて…これは、いつものことなのですが、直前にならないとスライドなどが完成できずで、半日以上格闘しています。「ジェンダー、子育て、ワークライフバランス」をテーマとしています。いつもいくつかの本を読んで、自分自身の考え方も磨いていくというのか、発展させていかなければならないなあと心がけてはいますが、つくづく感じるのは「凝り固まってる」ということかもしれません。
「女の子だから、男の子だからをなくす本」…のことを知って、読んでみました。自分自身の無意識、無自覚にも気が付かされる一冊。何度も繰り返して読むべき本であるなと思います。アンコンシャスバイアス恐るべし。例えば、「男の子用玩具」「女の子用玩具」みたいにカタログが分けられていても何の不思議、疑問も感じずに見ていた自分がいたりしますし。別に分けなくてもいいところで「男女」で区別されているものってあったりしますね。洋服の場合はどうなのかなあ…と思いますが、「なぜ、男性はスカートをはいてはいけないのか?」と尋ねられても、答えるのは難しい。なかなか考えさせられることばかりです。
私は「あなたは女なんだから」と言われ、育ってきたわけではありませんが、それでも、社会に身を置くなかで知らず知らず纏ってきたものがありそう。「意識や認識が昭和過ぎる」ところもあるかもしれません。そういえば、ジェンダーの視点に立ち、「女子力」なんて言葉を使うことが認識不足というわけで、こちらも大いに反省しなければなりません。「アナウンサー」でいいのに、「女子アナ」と‘女子’をつけてみたり(「男子アナ」とはほとんど言わない)、「医者」でいいのに「女医」と‘女’をつけてみる(「男医」ともほとんど言わないし、使わない)…とか、結構、いろんな場面で「性」が強調されていることって多いとの指摘にもハッとさせられるものです。
こちらもおススメ図書。それから、毎年6月23日から6月29日までが「男女共同参画週間」になっていて、また、6月は「プライド月間」とも言われます。この時期に合わせて公表される男女共同参画白書ですが、今年の白書は、私としては、ここ数年の中では秀逸だと思ってます。何と言っても「人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~」というテーマが素晴らしい。毎年、結構、各種データなど参考にしているのですが、「日本の家族と人々の人生の姿は多様化し、昭和の時代から一変」とはっきり記述されてます。そこまで踏み込んでいるのだから、選択制夫婦別姓がまずは早く認められてほしいと願ってやみません。参院選でもジェンダー平等に関わる政策にも注目したいですね。