今日は月一回のランチハーモニーでした。本日も80食分のお弁当を準備する予定で、まずは40個を完成させてから、次の40個をつくります。
当初始めた時には「お弁当方式」ではなく、集会所で会食していただく形式でスタートした活動ですが、コロナ禍により今は「お弁当」の販売に切り替えて継続しています。でも、会食を楽しみにしておられる方も多く、ここ数ヶ月は感染症対策をしながら集会所内で食べていただけるように会場準備もしていたのですが、今日はまん延防止対応でお弁当配布のみとなりました。月一回のランチハーモニーでお友達と一緒にご飯を食べることができる…「この日」を楽しみに楽しみにしてくださっている方も多く、会食会場を閉じることは心苦しいのですが、仕方ないですね。ちなみに今日は「一口ひれ肉のデミグラスソース煮」でした。高齢者の皆さんは「お肉が食べたい!」と希望される方が多く、私にとっては驚きなのです。ですので、メニューはいつもお肉を使ったものになっています。と言っても、1食300円なので、食材的にはお高めな「牛」ではなく、「豚」か「鶏」を使用する感じなのですが、とにかく「肉」人気です。私はあまり「肉」が得意ではないのですが、やっぱり「肉」にはパワーがあるのでしょうか。
ところで、今日気が付いたのですけれど…手間を省くための「無洗米」をいただいている我が家‥‥そのために、私の中には「お米を洗う」という作業が意識されていないようです。いつもの感覚で炊飯器のスイッチを入れようとしたところで、もう一人のスタッフさんがお米を洗っている姿を見てハッとしてしまいました。「そうだ、ちゃんとお米、洗わないといけなかったんだ…」と。危うくスイッチオンしてしまうところでした。私にとっては「さっとお水で流すだけ」…がすっかり定着してしまったことに気が付きますが、それだけズボラになっているとも言えますね。「便利さにどんどん慣れていく」を自覚してしまいました。あまり良くないなと。本当は農家の皆さんに感謝を込めながら、ていねいにお米を研ぐという作業をすることが大切だと思っているのですが、いろいろ迷ってもやっぱり「無洗米」を選んでしまう…。
最近、「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」のことをフォローしていて、立派なホームページがあるんだなあ…と感心しているのですけれど、「消費者行政」に力を入れていくことの必要性が高まっていることを感じています。ベルブ永山には多摩市の消費者行政の拠点ともいえる「消費生活センター」がありますが、市民の認知度は低く、消費者行政への取組みにはあまり力が入っていない印象です。ただ、これから、環境問題を考えるにあたっても、「消費者」である一個人の在りようがますます問われてくるように感じていて「消費者行政」の活性化が求められるのではないかしら。
話しを戻して、ランチハーモニーなのですが、活動が定着してきて、今はほぼ予約制。準備できる食数もあるのでリピーターのみなさん中心にお弁当を提供する感じになりつつあり、単に「食事の提供」に留まらず、地域の見守り機能としても役割を果たしているような気がしています。お弁当を手渡すときに二言三言の会話がとっても貴重だなと思います。そして、「毎週やってもらいたい」というお声をいただけることもうれしいことですね。
本当はもっと多くの人にお弁当を準備できたらいいけれど…と思いながらも、やっぱり限度もある…ここには葛藤があります。当日、飛び込みで「お弁当を買いたい」という人のためにも一定数は準備しているのですが。
今日は私は最後の片づけまではできなかったのですが、改めて私にとって「ランチハーモニー」の活動がいいなあと感じているもう一つに、関わっているメンバーが義務感ではなく、お互いにできる範囲をそれぞれ持ち寄り、出し合いながらゆるやかに活動が継続できている点があります。こうした「ゆるやかさ」というのは、市民活動にとって必要不可欠で、居心地よく一人ひとりのポジションがあるある活動づくり…ここ大事だなあと感じています。誰一人見捨てない…とか排除しないというのを実践するのは「言うは易く行うは難し」…でもそこに限りなく近づけていく努力をし続けるですね。
ランチハーモニー…事前の予約があれば、多少の個数が増えたとしても対応は可能です。よかったらお問い合わせください。開催は毎月第4水曜日です。email: gozigen@lagoon.ocn.ne.jp