12月議会 一般質問⑤

今日で議長を除く25名の全議員の一般質問が終わりました。今日は自民党の山崎さんが「パートナーシップ制度」のこと、質問することになっていたので注目していました。多摩市でも来年の2月からスタートする予定になっています。「家族制度を壊す」として慎重姿勢であるべきで、導入するべきではないという市民からの意見もあり、陳情も提出されています。でも、社会全体としては「多様性」を認め合うことの大切さ、お互いに受容しあうことの必要性が言われていることを考えると、私には違和感もなく、こうした制度を「必要としている方々」の存在を無視することはできないと思っています。この制度の導入に関して言えば、市長は点数稼ぎとかそういうことではなく、おそらく本心から制度の必要性を理解していると感じます。「世の中全体を変えていくというようなことではなく、今、周囲から理解を得られないことに困っている人たちに手を差し伸べていきたい。少数者、弱い立場の人たちが堂々と生きていける環境を整えるのが政治の役割」っておっしゃっておられましたね。「人権平和平等」といった価値に対してはかなりこだわりを持っておられると思います。

 

山崎さんは同時に、この定例会で提案されている「子ども若者の権利保障」という視点も盛り込まれた「多摩市子ども・若者の権利を保障するとともに支援と活躍を推進する条例」についても「子どもたちが権利ばかりを主張するようになってはならない」という立場から、釘を刺しておられましたが…市長からは「パートナーシップ条例も子ども・若者の権利保障の条例に関しても、家族や結婚のかたちを脅かすようなものではない」との姿勢を明確にされたことは心強いことですね。

 

子ども・若者の権利保障については、条例の必要性を問われたところで部長が「今後、市の施策の根拠となり、取り組みに拘束力を発させるため」と答弁し、「子どもの権利保障や育ちの支援に対し、安定的に継続的に事業を継続させるため」と述べてくだり、同感…と思う一方、個人的には「子ども・若者」ということで、「おおむね30歳までを対象」とする条例であるところにスッキリ感が欠ける気がしますが、内容は随分と苦労して練り上げられたなあと思っています。

ところで、話は変わりますが、チャンス・フォー・チルドレンさんが活動10周年を迎え、記念誌(今日の写真)をお送りくださり、今日は記念イベントとして10周年の振り返りをするオンラインセミナーがありました。サポーターなどではない私にもちょっとしたご縁があり、ご案内をいただきましたので、ありがたく参加させていただきました。「家庭の経済格差による子どもの教育格差を解消し、貧困の世代間連鎖を断ち切ることを目的」としている活動には深く共感するものです。渋谷区や国立市でもスタディクーポンの事業が始まっていますが、多摩市でも導入してほしいなあと思うのは、いわゆる「学習塾」だけではない、学びの場を選ぶことが可能だから。セミナーでスピーチくださった卒業生(かつてスタディクーポンを利用し、大学へ進学し、今は立派な社会人)の方が「学ぶって、『勉強』だけではないと思う。習い事とかを通じても学ぶことができて、スタディクーポンだと選べるところが魅力」っておっしゃっていました。その通りと思います。「教育格差」が「学力格差」とだけ結び付けられてしまうと学習支援の選択肢が「塾」になってしまうのですが、きっとそうではないですね。「世の中勉強だけではない」というのに、どうしても学習支援だけに偏っている取組みは見直ししていきたいものです。チャンス・フォー・チルドレンの取組みはとっても魅力的。一定の研修を受講して子どもたちのフォローをする大学生たちの「ブラザー・シスター制度」の仕組みも有効だと思います。年齢の近いナナメ上にいる大学生たちが「知らず知らず子どもたちにインプットされていき、大学に行ってみたいなあ」というような子どもたちの選択肢を増やすことにもつながるとの話も伺うことができました。

多摩市でも単に条例は制定しただけ…に留まらず、そしてまた、次なる展開が「まずは、計画策定」になってしまわぬよう具体的な支援の動きをつくっていってほしいと期待するものです。

 

ということで、山崎さんの質問を通じて、感じていることを書き綴っていただけで長ったらしくなってしまいました。山崎さんに続く、壮士の会の斎藤さんは教育問題を取り上げておられました。千葉教育長が東愛宕中学校長でいらした時代にピアティーチャーとしてご一緒していた経験談など伺うことができました。千葉さんのそのユニークさをぜひ教育長として発揮してほしい‥‥私が願うのはただそれだけ。

その後、なぜか自民党と一緒の会派で活動するようになった遠藤さん。来年4月の市長選挙に立候補するようなことをほのめかしておられます。最近、しらた議員と一緒に朝の駅頭活動をやっているのですが、その時にも「挑戦をしていきたい」ということを演説されておられるので「そうかなー」と思っています。遠藤さんは「議会の活性化」をしていきたいと考えておられるようですね。それは必要なことですが、「活性化」というのはどういう状態のことを言うんでしょうね。実は議論分かれるところかもしれません。

「議会基本条例に基づいて、一般質問の場を盛り上げたい。議論をしたい。そのためにも市長には反問権を行使してほしい。するべきではないか。」と述べておられました。確かにその通りとも…むしろ議員側があまりにも無茶で根拠のないようなことを主張するだけの質問などの場合、市長に対し「反問権を行使してほしい」と思うこともありますね。「なんか、言いたい放題だなあ」と思う発言が時々の時々…飛び出すこともありますし(あ、自分も含めてですね)。

ただ、一般質問というのはどこまで行っても「議員の意見開陳の場」にしかならず、それゆえ、退屈ですし、まあ「好き勝手言ってるだけだな」と私でさえも感じることもあり(もちろん、それは議員同士、お互い様)、何というか…質問している議員本人だけが必死なだけの時間にも見えてしまう(私の自覚するところ)。「議会ではなく、一議員の意見として聞いてもらいたい」と思いながら、私もいつもやり取りをしています。一方、もちろん一議員、一個人の意見に過ぎないとしても、「組織」として役所が取りまとめてきた意見などには欠けていた視点など追加していくことができたり、あるいは方向性などについてもっとより良く修正することはできるだろうな…とは思いますが。

副市長が「一般質問は議論をするだけの場ではないと思っている。確認をしたりすることもある。」ということで、「行政は組織として対応し、議員は個人として質問をしている。本当に議論を深めるということを考える時、議会にもいろいろな意見があることを思えば、一議員とだけではなく、『テーマ』を決めて、複数の議員の皆さんと意見を交わしていく方がより良いのではないか」っておっしゃっていたのには同感ですね。ま、そういう視点を踏まえて、多摩市議会では「委員会が議論を深める場であり、議員どうしのやり取りを活発にする場」という位置づけになっているのですが(一応…)。

 

そもそも「議会どうあるべきか」‥‥議員一人一人の資質向上も問われると思っていますし、そこは自分自身常に意識をしておかなければならない点。まだまだ私も足りていないなあと思っていますし。行政の職員さんは、(もちろん人によりけりとは言え)自分の職務に忠実に必要な情報に特化して収集しているし勉強もしていますし。市民からの要望事項を伝達するだけでなく、多摩市の政策としてきちんと作り上げていく作業に議員として加わりたいと思うと、それなりに自分自身も勉強しないと、ホントついていくの大変なんです。

 

後半は公明党の池田さん、本間さんと質問が続きました。池田さんが触れられていた「高齢者の運転免許自主返納」のことは「ぜひ、推進してほしい」と思えてなりません。高齢者ドライバーの事故のニュースを聞くたびに、我が両親のことを心配してきたわけですが、やっと自主返納してくれたので心配事が減っております。多摩市の場合には、公共交通を便利に使うことができますが、とはいえ、…バス停から自宅までの坂道とか階段とか…「縦移動」の問題はまだまだ解消されているとは言い難く課題ですが。本間さんが質問をされた「産後ケア」についてですが、ここは妊娠期からの保健師さんのフォローから始まり、支援を進めていくところかなと感じています。妊娠、出産をお一人で抱え込まなければならない環境にある女性の支援をするという意味でも大切ですね。私の場合も両親、特に母の支援があっての「現在」なので。過去の記憶はどんどん遠のいていきますが、心身ともに必要な支えが得られる環境がなければ、仕事など続けることは難しい。

今日のハーモニークラブのお弁当はこちら。豚肉の生姜焼き…とてもいい香りがしていました。途中までお手伝いしただけですが、雨の中でも足を運んでくださる方々に支えられている活動でもあります。ハーモニークラブの活動の良いところは「子どもたちのためにやってあげている」というよりも、「やりたいからやってる」という人たちの集まりであるところ。すごい自主的なんですよね。つまり「子どものため」というよりも、「自分のため」に活動をしている面もあって、私も週に一回だけのお弁当づくりとか子どもたちの学習支援を通じて、逆に日常にはないエネルギーをもらっている感じなんです。「ありがとう」って思えます。

明日は、補正予算が審議され、条例提案などが行われる予定です。明日の朝は雨かなあ…。雨だと駅頭活動中止できるので、ちょっとホッとします。