居場所の数と子ども自己肯定感・将来への希望

今日は生活環境常任委員会がありましたが、市道路線廃止の案件と、多摩中央公園の駐車場=今、パルテノン多摩の大規模改修工事と一緒に改修中で閉鎖の使用料(料金)値上げの値上げがあり、両議案ともさくさく可決し、コロナ禍で「集まる時間を短縮する」とする議会の対応方針に合致する委員会運営となりました。周りの自治体からは「宣言しただけで、特に動いていない」とも言われている(ホントです)多摩市の気候非常事態宣言についても議会でも取り組んでいかねば…と思っているので、若干…そのことについても委員間で意見交換もでき、まずは委員同士の意識合わせからかもしれませんが、基礎的なところから学んでいくことも大切にしつつ、市内の企業などの取組みを学ぶなど議会からの提案や提言をまとめることができる動きをつくる方向がみえてきました。

「宣言しただけ…」

議会も市長と共に連名で行った宣言でもありますし、責任を感じます。環境問題は地球温暖化問題をはじめ、「関心はあっても、一体、何からてをつけていいのかわからない」というのもありますし、一個人で言えば身近なところでの取組みも「私だけがやっても効果が見えないし、いちいち考えて行動するのも煩わしい」という声もありますし、想像している以上に深刻になっていても、なかなか市民一人ひとりの問題として受け止められにくい…ここが何よりもハードル高い。

少しずつでもできるところからの取組みをやっていても、全体からみると吹き飛ぶくらいのヒトカケラくらいなことに過ぎない…という悩みはありながらも、私も自己満足ながら、地球環境のために「モノを買いすぎない」とか「なるべくプラスチックを使っていないものを選ぶ(かなり買うものが限定される)」とか…心がけてはいるものの「これ、ホント、何のためなのか」って思えることも正直あります…。特に、マンションのごみステーションに行くと、ため息出てしまうというか。

人が住んでいる、人が暮らすということは…常に「くらし」の中から廃棄されるものはあって当然ですし、大量生産大量消費社会の渦に自分自身も居ることを改めて実感させられるわけでして…。社会全体の意識を変えるというのはとても難しいけれど、でも、そこに対するアプローチを諦めてはいけないとも思うものです。

明後日、一般質問なので今日は担当所管と最終的な打ち合わせ。今回は「居場所の数と自己肯定感・将来への希望の関係」を示す興味深いグラフがあり、作成者からも許可をいただいて、データの原物もお送りいただいたので、そちらを共有しようかなと思っています。子どもたちの自己肯定感、将来への希望というのは…「居場所がある」とその子が感じている数に比例するというものです。はっきりと相関関係が表れているところに注目しなければって思います。特に自己肯定感については、居場所の数が4つ以上のところで、グッとその比率が上がります。今回取り上げる児童館は子どもの居場所として地域で果たす役割がますます大きくなっていると私は感じているので、多摩市の子育て政策にとって大事な拠点として考えてほしい、位置づけてほしいと思っています。そのうえで、施設の老朽化どうするとか、今後、いずれ人口も減少していく中で児童館そのものの数をどうするとか…そんな方向性も導き出されていくんだろうなと考えております。

市は…というか市長はどう考えているのか?とかすごく気になります。私は今回、すべての児童館を見学し、話しを聞いてきて、「今は、地域から無くすことはできないのではないか。無くしていけない。」という意見ですが、市長の見解はどうなのかなあ…ここ、尋ねるために質問するというわけです。

 

おまけ☆各地域でのおまつりが中止になり…桜ヶ丘児童館では、児童館の夏祭りグッズを貸し出ししていました。