「うれしい」「ありがとう」に支えられる。

 

第4水曜日のランチハーモニーです。今日も70食(追加もしたはずだから、それ以上かな)…夏にふさわしく、そしてお肉メニューが大人気なので「スタミナ肉野菜炒め」のお弁当づくりを手伝ってきました!

「うれしい」「ありがとう」に支えられるなあって思います。炎天下の中、杖をついていらしていただく方、そしてまた、集会所のある諏訪地区からお引越しされてもなお、バスに乗車していらしてくださる方…ありがとうございます。ただし、「いつもおいしいお弁当をありがとう」と言われると…「あ…ハイ!」とちょっと戸惑うこともあったりします。私はお弁当箱にご飯等を盛り付けすることはできる主力メンバーの一人なので。食べてもおいしいのですけれど、見た目も大事だなあと思っていて、お弁当箱を見ただけでも手作り感と美味しさが溢れるようにしたいなーとか心がけています。

とても暑いので、お弁当が傷まないように配慮しているのですが、お弁当作り立て…そのままでお渡しです。飛び込みのお客さんもいらっしゃるのですが、みなさん、「次回もお願いします」と予約をしてくださり、この活動も定着しつつあります。地域の見守り活動としても一助を担えているとしたらうれしいですね。おじいちゃんやおばあちゃんたち…律義に挨拶してくださる姿に日本社会の良さというか、懐かしささえ感じるのは気のせいでしょうか。今はもう忘れ去られてしまったような良さという感じかもしれません。

そして今日はお弁当の調理を終えてからはすぐにヒアリングに。次の議会に向けてやらなければいけないと思っていることが多く、あちこち行ってます。

ところで、帰宅しましたら、「パルテノン多摩NEWS」が投函されていました。ニュースの表紙には「2022.3.27プレオープン」の文字が躍り、「パルテノン多摩のリニューアルオープン時期をお知らせする看板を工事囲いに設置しました!」の表記。表紙に誘われるようにニュースのなかみを見てみましたけれど、個人的には「え?!」…と拍子抜け。

ニュースに使用されているのは分厚く、標準のチラシよりも上質紙。はっきりいって、この上質紙は「高価」。お金をかけていると思います。だったら、その高級感に見合った内容にしてもらいたいとだんだん憤りが。

「大規模改修にどれだけのコストをかけていると思っているのかしら?指定管理者として共同事業体にして、既存の多摩市文化振興財団による運営とは異なってバージョンアップする!」というのが謳い文句だったはずなのに…。残念さがこみあげてきてなりません。ちょうど去年の12月に一般質問をしていますが、その時にも「競争性なく選ばれたパルテノン多摩の運営団体」のことを話題にしています。再開館にあたっての事業者選定も「特命随契」で選定され、競争性はゼロ…。そのツケがここに来て既に表出しているのではないかと考えざるを得ません。その時に話題にしたのが「多摩市立複合文化施設等指定管理者候補者選定委員会審査結果報告書」なのですが、審査委員の先生たちがどれほどに頭を抱える内容であったのか…報告書を読めば察するに易し。厳しい指摘や意見のオンパレードとしか言いようがなく、はっきりいって、多摩市文化振興財団とパートナー企業に任せれば、「新たに変わったパルテノン多摩」になるのか…って話だったのですね。危険信号が点灯していると私は理解をしていました。

◆今回の候補者選定における特命選定の条件としていた「多摩市文化振興財団と民間企業との共同事業体による運営」という角度から見ると、従来の多摩市文化振興財団による単独での運営との違いとして、経営、施設運営、事業、組織体制のいずれの面においても、十分な表現がされていませんでした。共同事業体としての独創性や強みが活かされた運営の実現に向けて改善されることを期待します。

◆市民協働や施設管理に関する取組については、具体的提案や将来を見据えた内容が評価できました。一方で、稼働率向上を含む収益向上や経費削減等の方策に係る具体的な提案については十分とはいえませんでした。また、新しい取組の提案があったものの、革新的な提案とまではいえないことから、「管理基準以上の取り組み」とするまでの評価には至りませんでした。今後の協定締結に向けて収益向上や経費削減等の具体策のさらなる検討を重ねていくことで、期待を超える指定管理者となっていただくことを望みます。

将来に向けた指標について、目標数値の根拠や、達成に向けた具体的施策の提示が明確でない又は不十分でした。人口減少、少子高齢化など、今後の厳しい社会状況を見据えつつ、具体的な施策の積み上げの整理と、根拠の明確化を図ることで、より現実味が感じられる目標設定につなげられると、より良い提案となると考えます。

これが審査委員会の総括意見。そして、20項目ほどの改善事項の指摘が羅列されているわけであって、普通目にしないような審査報告書でした。今更、他の団体にも呼びかける時間的な余裕もないわけで、「多摩市文化振興財団と仲間たち」を選ぶしかなかったのですが、本当にそれで良いものかと私自身も躊躇せざるを得ないような総括意見としか言いようがありません。競争性が発揮されないことの好例にしてはいけないわけであって、もっと襟を正し、緊張感を持って業務にあたってもらわなければならないと心底そう思いましたね。

「令和の大改修」(私にとってはセンスの欠片も感じないこの表現は、一日でも早く、パルテノン多摩のトップページから消してほしい。恥ずかしいと思っていますが)とPRするくらいなら、もっとそこに責任感を感じ、きちんとした市民への情報提供が必要だと感じます。何を主張したいのか、たった一回の広報、コスト意識をどう持ち合わせているのでしょう。しかも、パルテノン多摩が稼ぎ出したお金で工面されて広報費になっているわけではないはず。なぜなら、今は、市からの委託料ですからね。何のコンセプトも感じられず、「ただ、発行しただけ」にしか見えないような広報になっていることに危機感を感じざるを得ません。市民を惹きつけ、リニューアルオープンを心待ちにできるように工夫した後方になっているとは言い難く、建設建築工事に直接かかっているコストだけではなく、関係諸経費も入れ込めば、80億円なんて悠々と超えてしまうような市民の税金を使っていることをまるで忘れでしまったかのような感じがします。

一方、市役所の各事業などの広報を含めてはものすごいケチケチ作戦になっていて、発行する回数も限りがあるからこそ、その1回の機会を大事にしないといけないと心がけているはずなのに…と思わざるを得ません。次のパルテノン多摩ニュースの発行は「9月25日の土曜日」だそうですが、広報戦略があるはずなのに、それはどこに行ってしまったのか?その内容もきちんと見せてもらわねばならないと思っています。不真面目に仕事をしているわけではないでしょうから、どのような考えで仕事を進めているのか、ちゃんと確認できる計画書を示してほしいと思います。それは、議員への説明とか報告とかそんなものではなく、市民への説明です。

パルテノン多摩の再開館に向けた進捗状況も議会でもきちんとフォローしていく必要がありそうですね。一般質問にとりあげて、きちんとチェックしていかなければと強く思います。

 

「資源は有限。市民の要望は無限。」

この間のオンラインセミナーで聞いた言葉。自分の中でものすごく反芻させております。新型コロナウイルスも予想通りの広がりになっていますね。手洗いうがいで基本的な感染予防策を怠らないことが大事です。オリンピックは中止しないというので、とにかく早くオリンピック終わってくれ!無事に時間が過ぎ去ることばかりを祈っております。