今日から65歳以上74歳以下の市民のみなさんの新型コロナワクチン接種予約がはじまりました。予想通りに、即予約が取れなくなってしまいました。今回はネット予約に膨大なアクセスがあったと思われ、サーバーダウンのような状態になっていたという声もあります。わざわざ親の予約をしなければならず仕事を休暇にしたという話しも耳にしたり…今日のために戦々恐々としていたようです。
ワクチン接種については、「まずは、75歳以上のみなさんに優先的に」という呼びかけにより始まっていますが、多摩市に入荷するワクチン量との見合いがあり、接種可能枠の設定が行われています。まずは、75歳以上のみなさんがタイミングを逃すことなく2回の接種を完了していただけるように対応をしつつ、少しずつ安定的にワクチン供給がされていきますので、今日予約ができなかった方も焦ることなく、次回の予約日をお待ちいただけたらと思っています。現段階では6月17日以降の集団接種各会場の接種可能枠の設定が調整されている状況で、確定していません。おそらく、議会への説明では6月中旬以降には身近な医院でも接種できるような体制が準備されていきそうです。きっと、そのあたりも考慮されていくのではないかとも思っていますが、先のことはまだわかりません。わかり次第、市からも情報が適切なかたちで発信、提供がされていくと思いますし、しばらくお待ちいただかねばなりません。
様々、進捗状況に合わせて動いていかざるを得ませんので、「どういうこと?」とか「何やってるのか?」などとお叱りの声などもあるかと思うのですが、最善を尽くして対応しようと努力が重ねられていることだけはお伝えしたいと思います(もちろん、「すみません」…という気持ちでいっぱいですが)。
あわせて、接種会場に足を運んだ方からも会場の様子などを知らせていただき、会場内によりけりだと思っていますが、会場内に「密」を感じて、怖かったという声もあれば、会場内よりも会場外のフロアの「密」が気になったというお声もいただいています。心理的に不安を与えてしまうような環境は少しでも改善しておきたいものです。
私は目下、一般質問を作成しながら、オンラインセミナーに参加して情報収集などをしています。夕刻から「女性による女性のための相談会」のことを伺うことができ、とても勉強になりました。まだ、私自身は現場に直接足を運び、活動を手伝うまではできていませんが、深刻に広がる女性の貧困…何とかしなければなりません。社会全体の大問題だと思っています。もちろん女性だけには限らないとは思いますが、コロナが終わってその後のことを考えると、今以上に格差が広がり、弱いところにますますしわ寄せが…と思えてならないのです。私たち自治体がどこまでセーフティネットとしてその機能を果たせるかも問われています。ワクチン接種のことに追われていますが、ここがひと段落し、コロナが収束した後の世界はどうなっているでしょうか。社会全体の安心、安全、安定の確保ができているだろうか…悲観的になってはいけないのですが、心配先立つ今日この頃です。